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小論文の対策はいつから始める?必要な期間・練習量は?

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小論文の対策っていつから始めればいいんだろう?みんなよりも出遅れてしまっているのかな?

推薦入試やAO入試で必要になってくる小論文。

できるだけたくさん練習したほうが良いということは分かっているけど…

いつから・どのくらい練習していけばいいのか?と疑問を持っている人も多いはずです。

一般入試の対策もしていかないといけないしね。バランスを迷うところ…

というわけで今回は、小論文対策の期間・量についての解説をしていきます。

これから入試を控えている人はぜひ参考にしてみてください。

小論文の対策はいつから始める?

ここでは小論文対策にかける時間や対策を開始する時期についての解説をしていきます。

苦手な人は今すぐに始めるべき!

結論から言うと、小論文対策を始めるのは早ければ早いほど良いです

小論文では文章力だけでなく、主張の中身まで大切になってきますからね。

物事の見方やそれに対する意見、そしてそれらの考えを文章化していく力など、総合力での勝負となります。

なので一般的には、小論文を上達させるためにはかなりの時間が必要です。

本当に文章が苦手な人は1年以上かけて対策をしなくてはいけないケースもあります。

文章を書くのが苦手な人は今すぐに対策を始めていきましょう!

必要な期間・練習量は人によってかなり違う

一方で文章力に自身があって、学校で出された作文などを難なくこなしてきた人は、そんなに早くから練習を始める必要はありません。

入試前の数か月前から練習を始めればOKな場合が多いですよ。

とは言え小論文対策に必要な期間・量って、人によってかなり異なるんですよね。

  • 書きたいこと思いつくけど文章化できないのか
  • まったく書きたいことが思い浮かばないのか
  • なんとなく書けるけど言い回しで減点されることが多いのか

こんな風に「小論文が書けない」原因って多岐にわたるんです。

どの課題を克服していくべきなのかでかけるべき時間・量が大きく変わります。

配点や入試形式によっても力の入れ方は異なる

小論文の対策にかける時間の考え方はこれだけではありません。

  • 小論文を使う入試の形式
  • 配点
  • どれくらいの確率で合格できるのか
  • 一般入試までの期間

なんかによっても変わってくるんですよね。

例えば【都立高校の推薦入試】での小論文試験について考えてみましょう。

都立の推薦入試はだいたい、

  • 倍率は3~4倍
  • 推薦入試合格発表後、一般入試まであと1か月
  • 小論文の配点は25%前後(学校により異なる)

こんな感じになっています。

もし入試の数か月前から小論文だけに全力投球してしまうと、一般入試までの1か月で5科目を仕上げないといけない形になります。

それに公立高校の推薦入試は、合格する確率よりも落ちてしまう確率のほうが高いですからね…。

一方で【秋までに行われる推薦入試やAO入試】の対策には、ある程度時間をかけてしまっても問題ないでしょう。

もしダメだったとしても、冬の一般入試までまだ時間がありますからね。

それに倍率の高くない入試を受けるのであれば、小論文の点数をしっかり上げて合格をもぎ取りたいところです。

こんな風に、入試の種類や時期、配点などによっても小論文対策の力の入れ具合は変わってきます

都立高校の推薦入試を受ける方はこちらの動画もオススメです↓

みんなはいつから小論文対策を始めている?

では実際、周りの受験生はいつごろから小論文対策を始めているのでしょうか?

ここでは塾講師をしていた私の体感値をお話ししていくね。

実際は入試の数か月前という人がほとんど

実際の生徒を見ていると、小論文試験の数か月前から対策を始めたという人が多いですね。

推薦入試・AO入試の2~3か月前から小論文の対策を始めつつも、受験に使う科目の勉強はしっかり行っていく。

(この時点で、科目の勉強:小論文対策は9:1くらい)

そしてだんだんと小論文対策の割合を増やしていき…

試験1週間前には3:7まで増やすイメージです。

ほかにも面接準備などやらないといけないことはありますが、普通の勉強との割合はこんな感じにすることが多いですね。

1年生のうちから小論文対策をしている人も多い

なーんだ!みんな数か月前から始めるならまだまだ後でいいや!

こう思う人もいるかもしれません。

しかし一方で、受験しない年から小論文の練習をコンスタントに行っている人も多いんですよ。

私の勤めていた塾の近くに作文教室があったことも大きいですが、小さいころから作文の練習をしてきたという人も一定数います。

(そういう子は総じて文章力が高くて驚きます…)

またこんなデータも見つけました。

「いつから小論文対策をしていた?」というアンケートへの回答

●全体

・高1 28.8%

・高2 1.5%

・高3の4~6月 1.5%

・高3の7~8月 6.1%

・高3の9~10月 21.2%

・高3の11~12月 18.2%

・高3の1月 10.6%

・高3の2月 3.0%

・まだ対策していない 9.1%

https://daigakujc.jp/c.php?u=00100&l=04&c=00608&PHPSESSID=49998e27f7fe4eb07325ebfd4f71b5b4

これは高校生以上の人が回答したと思われるデータですが、非受験生のうちから多くの人が小論文対策をしているということがわかります

先ほども書きましたが、小論文で求められる力は表現力や物事の観察力・提案力など多岐に渡ります。

一朝一夕で身につくものではないので早くから対策を開始しましょう。

小論文対策をするにあたって考えてほしいこと

ここでは実際に小論文対策をするにあたって覚えておいてほしいことを書いていきます。

実際の入試から逆算しよう

まず大切なのは、どのくらいの時間・割合で小論文の対策をしないといけないか?ということです。

例えば都立高校の推薦入試を受けるために「中学3年生の春から1日3時間小論文に充てる」というのはやりすぎです。

合格率や小論文の配点を考えても、ちょっとコスパが悪いですね。

それよりも5科目の勉強をしたほうが合格率が上がります。

小論文の練習は早く始めるに越したことはありません。

しかしそれだけに囚われてほかの勉強時間が確保できないのでは、局全体の合格率を下げることになってしまいます

そして文章がもともと得意な人は、小論文特有の「である調」に慣れるだけで高得点をとれる可能性もあります。

しかし文章が苦手な人は数年単位で克服していく必要がありますね。

このように小論文対策にかけるべき時間は、いろいろな要因を加味して考えないといけません

小論文の完全独学は難しい

ここで一度申し上げておきたいのは、「小論文の完全独学は難しい」ということ。

最初から最後まですべてを独学するのはかなり大変です。

気を抜けば変な癖がついてしまう可能性もあるため、できるだけプロに見てもらうようにしましょう。

しかし一部の基礎的な知識を身につけるだけであれば、独学でも十分可能ですよ。

詳しくはこちらの記事をご覧ください↓

小論文は書くだけではダメ!

小論文を書いて「ハイ終わり!次!」って行きたい気持ちは分かりますが…

それに対するフィードバックをもらわないと本当にもったいないです!

小論文を書いたら必ず添削をしてもらうようにしましょう

実際に出来上がった小論文には、その人の個性が詰まっています。

これから伸ばすべき部分や直さないといけない癖など、いろんな情報が詰まっているんですよね。

その癖を考慮できない指導・勉強法だとかなり遠回りになってしまいます…

まったく違う人の書き方をインストールしないといけないようなものなんです。

自分の書き方を伸ばしてくれる方法じゃないと効率的に伸ばしていくことはできません。

添削を繰り返すことが上達への近道です

あくまでもメインは一般入試

と、ここまで小論文対策についてフォーカスしてお話してきましたが…

忘れてはいけないのは、一番の目標は一般入試であるということ!

指定校推薦や専門学校入試は例外としても、ほとんどの人は一般入試を目指して日々勉強していかなくてはいけません。

もし小論文対策にフルコミットしてしまい、その入試の結果がダメだった場合…

一般入試まで勉強できる時間は短いですし、みんなよりもかなり出遅れている状態になってしまいます。

間近の試験に受かるために対策していくことももちろん大切。

しかしバランスを誤ってしまってはいけません。

間近の試験だけではなく、一般入試まで含めた入試全体の合格率を上げていくべきです。

小論文対策に必要な期間・量は人によって違う!

まとめ
  • 小論文対策に必要な期間・量は人によって違う!
  • 文章が苦手な人は今すぐ練習を始めるべき
  • 一般入試対策の邪魔にならないように、配点や入試までの期間などから練習量の計画を立てよう
  • 効率よく伸ばしていくために、必ず添削をしてもらおう!

今回は小論文対策はいつから始めるべきなのか、そして必要な練習量などについて解説をしていきました。

文章が苦手な人は今すぐに対策を始めるべき。

これは間違いのない事実なのですが…

小論文だけにフルコミットしてしまわないように気を付けましょう。

一般入試対策にもしっかり時間を取りましょうね

この記事があなたのお役に立てたのなら幸いです。

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