模試が近づくと、当日の服装をどうしようかと生徒に相談されることが増えるんです。
私服で行くべきか、制服で行くべきか…
結構悩みの種となってしまいますよね。
今回は模試の日はどんな服装で行けばいいのかについて詳しく解説していきます。
そして、当日の格好の注意点なんかも解説していきますよ。
ぜひ最後までご覧下さいね。
模試の日の服装は制服?私服?
結論、指定されていない限りどっちでもいい
はじめに結論を言ってしまうと、制服でも私服でもOKです!
たまーに「制服で来てください」と指定のある模試もありますが、そういった指定がない限りどっちでも大丈夫。
実際は制服と私服どちらが多い?
塾講師として働いている私が生徒の話をもと認識している体感値としては、こんな感じです。
あくまで私の印象です。
地域や時期によっても大きく変わると思います。
中学生用模試の場合
【中学生用模試の場合】
制服 3割
私服 7割
中学生はそもそも制服で出かけるのが基本的に禁止されていることが多いみたいですね。
高校生用模試の場合
【高校生用模試の場合】
制服 4割
私服 6割
高校生用の模試は既卒生(浪人生)も受けます。
既卒生は全員私服です。
でも「私服を選ぶのがめんどくさいから」という理由で制服を着ている人も多いですね。
ちなみに…
模試のスタッフさんたちは学校関係者ではなく、模試の会社の人。
だから入試の結果に影響を及ぼすなんてことはないし、「制服で来たから印象がよくなる」なんてこともありません!
なので安心して好きな格好で模試を受けてくださいね。
私服・制服で模試を受ける時のそれぞれメリットは?
ここでは模試を制服で受ける場合・私服で受ける場合それぞれのメリットを紹介していきますね。
制服で模試を受けるメリット
では制服で模試を受けるメリットを紹介していきますね。
入試本番に近い格好で模試を受けられる
入試本番は制服で受験をする人が多いです。
高校受験の人はもちろん全員制服ですし、大学受験の人も制服で受験する人の方が圧倒的に多いですね。
なので、模試の段階から本番と同じ格好で受験をするっていうのはというのはとてもいい作戦。
そもそも模試を受ける目的は大きく分けて3つ。
- 自分の実力と志望校との距離を知ること
- 結果を参考に、効率の良い勉強計画を立てるため
- 本番の試験の雰囲気に慣れるため
3つ目の「場慣れ」のことを軽視してはいけませんよ。
ちゃんと模試を何度も経験してから本番の入試に挑みましょう。
ぶっつけ本番で緊張してしまって、自分の実力を出し切れないのは絶対に避けたいですもんね。
なので少しでも受験本番の雰囲気に近づけるために、制服で模試に臨むのはおすすめです。
このほかにも、模試を受けたほうがいい理由はたくさんありますよ。
詳しくはこちらの記事でまとめています。
制服を着ていることで緊張感が出る
私服よりも制服を着ていた方が、緊張感を持って模試に臨むことができます。
私服でリラックスして模試を受けるのももちろんいいのですが…
どちらがより自分の実力を発揮できるか?といったら断然制服です。
模試は数少ない、本番同様の練習の機会。
1回1回の模試を大切にして、本番だと思って模試を受けましょう!
私服で模試を受けるメリット
気温・天気によって洋服を選べる
制服ってワンパターンなので、なかなか気温や天気に対応して変化をつけるのは難しいですよね。
でも私服だったら、
「今日は雨だから濡れて重くならない格好にしよう」
とか、
「風が強いからズボンにしよう」
なんて工夫ができますね。
帰りに気軽に寄り道ができる
制服で寄り道って…
高校生ならまだしも、中学生には罪悪感が強いですよね。
制服での寄り道は禁止されている学校も多いです。
模試を受けたついでに寄り道をしたいのであれば、制服よりも私服の方がいいかもしれません。
でも、寄り道も楽しいですがもっと大切なことがありますね?
それは、「模試の自己採点と解きなおし」!
これは模試を受けたらすぐ、できればその日のうちにやりましょう!
復習をちゃんと行ってはじめて、模試を受けた効果が現れます。
詳しい復習の方法はこちらの記事をご覧ください。
模試に私服で行く場合は注意が必要!
模試に私服で行く場合、ちょっとめんどくさいですが注意が必要なんです。
私服で行こうと考えている人は必ずチェックしてみてくださいね。
英語、漢字、地図の柄はNG!
英語や漢字、地図がプリントされている柄はNG!
なぜならそこに模試の問題の答えが載っているといけないから。
もしこれらがプリントされた洋服を着ていってしまったら…
- 裏返しに着る
- アウターで隠す
- 脱げる場合は脱ぐ
こういったことが要請されます。
実際に英語が書いてあるパーカーを着てきてしまった人を目撃したのですが…
パーカーを鞄にしまうように指示されて、その下のTシャツだけで模試を受けていて寒そうでした…
事前によくチェックしておきたいですね。
「学生らしい服装」とは?
模試の会社のホームページを見ていると、「学生らしい服装でお越しください」と書いてあることが多いです。
この「学生らしい服装」とは具体的にどういうことなのでしょうか?
露出が激しくない服装
露出の激しい服装は他の受験生が気になってしまうからという理由で、何かを着るように指示されることもあります。
どこまでがOKなのか判断が難しいところですが…
女性は肩の隠れている服装がベター。
できるだけボトムスも短すぎないものにしておきましょう。
他の受験生への影響というのもそうですが、自分が寒い思いをしないためにも露出は最小限にした方がいですよ!
勝手にエアコンの温度を変えられない会場も多いです。
寒いなかで何時間も集中して試験を受けることはできません。
派手すぎない服装
これもどこまでOKなのか難しいですよね。
自己判断、と言わざるを得ません。
とりあえず守ってほしいことは、帽子やサングラスなどは試験中必ず外すこと。
そして鞄も、大きくて存在感のありすぎるものは他の受験生にとって邪魔になってしまうので避けましょう。
温度調整できる服装で行くこと
外の気温と模試会場の気温が大きく違っていることもあります。
前開きの服など、温度調節のしやすい格好で行くことをおすすめします。
特に冷房に弱い人は、カーディガンやパーカーなどを模試会場に持っていくといいでしょう。
夏場サンダルなどで行くと、「冷房で足先が冷えてしまった…」なんてこともあるので注意です。
履き慣れた靴で行く
模試の会場まで、駅から遠いときは要注意です。
会場に着くまでに靴擦れしてしまっては、試験に集中できませんもんね…。
もし雨なら、思い切って長靴で行くことも考えましょう。
移動中・試験中の快適さは何事にも代えられません。
できるだけ受験当日を想定した服装で模試を受けよう
- 模試は制服でも私服でもどっちでもいい
- でもおすすめなのは制服で行くこと
- 私服で行く場合は少し注意げ必要
- 特に英字・漢字・地図がされている服は避けよう
今回は模試の日の服装についての注意点を解説していきました。
ぶっちゃけ模試の日は制服でも私服でもどちらでもいいのですが…
おすすめなのは断然制服!
やはり本番と同じ服装で受験するほうがいいと思います。
せっかくおしゃれして出かけても、「英語が書いてあるからダメ」とか言われたら嫌ですもんね。
制服なら100%OKなので安心です。
今回の記事が「制服を着ていこうか、私服を着ていこうか…」と迷っている方のヒントになれば幸いです。
こちらの記事では模試当日の持ち物について解説しています。
ぜひ併せてご覧ください。
そして、模試の結果が返ってきたらきちんと反省することが大切!
せっかく模試を受験したのですから、余すところなく利用しつくしましょう!