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模試の結果の見方と、成績が悪かった人がするべき事。

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模試の結果って正直、凹むから見たくない…。志望校判定のところだけ見て終わりにしちゃってるかな。

こんな風に、模試を受けても結果帳票をあまり見ないって人も多いです。

でもこれは超もったいないこと!

模試の結果にはお宝情報が詰まっているんです。

模試の結果帳票は、これからの勉強計画を立てる上で重要な指針となるよ。しっかり分析していこう!

この記事では模試の結果帳票の見方や、今後の勉強にどうやって活かしていくべきなのかを紹介していきます。

模試の結果が悪かった…って人は、ぜひこの記事をお役立てください!

模試の結果の見方

ここではまず、基本的な模試の結果帳票の見方を紹介していきますね。

まずはこれらの項目をチェックしましょう。

  1. 得点
  2. 平均点
  3. 偏差値
  4. 志望校判定
  5. 設問別成績
  6. 科目ごとの得点比率
  7. 学習アドバイス

順番に解説をしていきます。

①得点

言わずもがな、得点は必ずチェックしておきたいですね。

同じ模試を継続して受けるのであれば、得点の推移で自分の成長度合いが分かります

「自己採点と実際の得点の差が大きく開いてしまった」って言う人は、この後紹介する⑤設問別成績などを用いて原因を突き止めましょう。

②平均点

平均点も必ずチェックしておきたいですね。

その模試を受けた人全員の平均点が必ず記載されているはずです。

模試によっては自分が通う学校・塾内だけの平均点が載っている場合もあります。

平均点との開きが今の実力を測る数値になります。

③偏差値

偏差値は、自分が平均からどれだけの距離にあるのかを示すものです。

得点が平均点と同じなら偏差値は50となり、数字が大きいほど上位であるということです。

平均点と同じように、今の自分の立ち位置を示す数値となります。

志望校判定はこの偏差値を利用して算出している場合が多いですよ。

④志望校判定

この志望校判定は、模試を受けた人全員が気になるところですよね。

通常A~Eの判定がつけられています。

判定の目安は以下の通り。

  • A判定  = 80%以上
  • B判定  = 60%
  • C判定  = 50%
  • D判定  = 30%
  • E判定  = 20%以下

模試の会社によっても多少変わってきますが、大体がこんな具合になっています。

まずはE判定(その他大勢)から抜け出すことが必要となってきますね。

そしてA判定、B判定だった人も油断してはいけません

ライバルは常に成長しているので、自分の成長が止まってしまったらアッという間に抜かされてしまいます。

⑤設問別成績

模試の結果帳票には、大問ごと・もしくは小問ひとつひとつの正誤が記載されています。

そして大問ごとにライバルとの差正答率などの詳細なデータが出ていますので、ここを一番活用してほしいんです!

具体的な活用方法は後で詳しく説明していきますね。

⑥科目ごとの得点比率

どの科目は出来て、どの科目ができなかったのかをチェックすることも大切です。

今後の勉強の指針になる重要な情報ですね。

これを見れば手っ取り早く、優先して勉強するべき科目が分かります。

⑦学習アドバイス

実はここ、あまり見ていないって生徒が多いんですよね。

これからの勉強の指針を分析してくれているので、必ず目を通しましょう。

この学習アドバイス、「どうせ自動出力でしょ?」って舐めている人が多いんだけど…結構的確なことが書いてあるよ。模試の結果をどう捉えて良いのか分からない人こそしっかり読み込もう。

模試の結果が悪かった人に伝えたいこと

どうせ日々の勉強不足のせいだよ…これ以上傷口をえぐらないで…

こんな風に凹んでしまっている人に伝えたいことがあります。

模試の結果が良かった人も、目を通しておいてくださいね。

模試の結果で一喜一憂してはいけない

模試の結果が帰っきて、成績が上がった・下がったで一喜一憂してはいけません。

1回の模試であなたの成績が完全に測れるということはあり得ないんです。

その模試にはたまたま得意な単元・不得意な単元ばかり出題されたのかもしれない。

自分よりも成績が高い人が大勢受けている模試ならば、偏差値は低く出て当然。

模試に緊張してしまって、本来の力が発揮できなかっただけかもしれない。

だからこそ、模試は何回も受ける必要があります

模試を受けるたびに少しずつ着実に成績が上がっているのなら、とても素晴らしいこと!

努力が実を結んでいるということなので、この調子で頑張りましょう!

実は信用してはいけない項目がある?

そして実は模試の結果帳票の中には、頭から信用してはいけない項目もあるんですよ。

全く的はずれとは言いません。

正しく算出した数字ではあるのですが…

受験生の目線に立ったら、あまり気にしなくてもいいという項目もあるんです。

これを知っているのと知らないのでは、模試の結果の捉え方が変わってしまうからね。次の章で詳しく解説していくね。

模試の結果で信頼してはいけない項目

模試の結果であまり信用してはいけないのは、以下の項目です。

  • 偏差値
  • 志望校判定

これらは人と比べることで算出する、《相対的評価》ですよね。

母集団の大きさや属性によって、自分の数値が変わってきてしまうんです。

実力がそのまま数値化されているわけではないので、注意が必要ですよ。

そして志望校判定に関しては特に、あまり鵜呑みにしない方が良いです。

だってほとんどの場合、実際の入試と試験問題が全く違いますよね。

(「○○大学模試」とか「公立高校そっくり模試」とかなら別ですが…)

問題の構成や解答方式が違う以上、正確な合否判定は出来ないんです。

偏差値から”合格できる傾向”を出すことがせいぜい。

なのでこれらに関してはあくまで「参考程度」にとどめておいてくださいね。

模試の結果で必ずチェックしてほしいこと

じゃあ逆に、模試の結果帳票からはどんなことを読み取ればいいのでしょうか?

必ずチェックしておいてほしい事柄をリストアップしていきます。

強化すべき科目は?

科目ごとの得点を見れば、どの科目を重点的に伸ばせばいいのかは一目両全ですね。

そういった意味では、偏差値も参考にすることができます。

どの科目に時間を割くべきなのかの作戦をしっかり立てておきましょう。

強化するべき単元は?

その科目の中でも、特に苦手な分野がどれなのかチェックしましょう。

その分野を中心に強化していくことで、効率よく勉強ができますね。

もし苦手分野がはっきりと出てしまっているなら、それはむしろラッキー。

その分野を集中的に勉強していけば伸びるのですから。

正解すべきだった問題はどれ?

ある問題で間違えてしまったとしても…

皆が取れているけど自分が間違えてしまったのか?

全国的に正答率が低く、間違えてしまったのも仕方ない問題だったのか?

ということを分析する必要があります。

上で解説した「⑤設問別成績」を見れば一目瞭然です。

もし正答率90%の問題であなたが間違えてしまっていたのなら、「皆ができている問題で間違えてしまった」ということになります。

これでは人と差をつけるどころか、差をつけられてしまっていますね。

次回の模試ではこういった事が起こらないよう、勉強の仕方を工夫していきたいですね。


どんな風に勉強計画を改善していけばいい?

そして模試を受ける最大の目的と言っても良いのが、「勉強計画の改善」です。

ここまでやらないと模試を受けた効果は半減してしまいますよ。

上記の分析項目や学習アドバイスをもとに、勉強計画を改善していきます。

模試の結果帳票を見る際はぜひ「どうやって勉強計画を改善していこうかな?」って視点を必ず取り入れてほしいんです。

詳しい方法は次の章で紹介します。

模試の結果をもとに、今後の勉強計画を修正していこう

結果帳票を見て、勉強計画を修正していきましょう。

具体的な方法は以下の通りです。

科目ごとに割く時間のバランスを調整

まずは、科目ごとの優先順位をつけます。

模試でうまく結果が出せなかった科目に勉強時間を割くようにしますよ。

逆に得意科目や目標点に届いている科目の勉強時間を削っていくことも大切です。

勉強できる時間は有限だから、効率良く成績を伸ばしていかないといけないね。

科目ごとの細かい勉強計画を立てる

科目ごとのバランスを見直したら、もっと細かい学習計画に落とし込んでいきます。

模試の解き直し・復習をした際にも、様々な改善点が見つかったことでしょう。

「復習なんてしないよ!」って人がいたら、必ず模試ごとに復習をするようにしてくださいね。

模試の結果帳票・復習を通して浮き出てきた問題をまとめて、実際の勉強計画に落とし込んでいきましょう。

一番分かりやすいのは、結果帳票から苦手な単元を抽出して、その単元を中心に勉強することでしょうか。

理系科目や社会のように単元がはっきり分かれている科目はこの方法でかなりカバーできます。

でも、それだけでは根本的な解決にならない場合も多いです。

基本計算でミスが出てしまったり、単語量が不足していたり…

模試の結果帳票からは分からないものもあるんです。

これらの問題は自分で見つけていかないといけません。

やはり模試の復習は手が抜けませんね。

テキストの追加・変更を検討

ここまで細かい計画が出来たら、テキストを追加・変更を検討していきます。

自分が強化したいものにあわせてテキストを選ぶことがポイントです。

先にテキストを選ぶことは、「何となく勉強」にもなってしまいがちなので注意ですよ。

「自分ではどのテキストを選んでいいか分からない」という人は、学校の先生や塾の先生に相談しましょう。

その際は模試の成績表を持って、

「ここを伸ばしたいからこういうテキストを探している」

と目的を伝えるとスムーズですよ。

職員室や塾にはたくさんの教材見本があります。

アドバイスもらいながら、自分の目で見て選べるかもしれません。

また、今使っている教材が合わない可能性があるのなら、思い切ってテキストを変えてしまうというのも手です。

教材というものは道具でしかありませんから。

自分に合わないものを使っていたり、目的とズレてしまっていては効率よく勉強することはできませんよ。

「せっかく買ったのに…」

「最後までやらずに放棄するなんて…」

という気持ちも分かりますが、無駄なことをしている時間なんてありません!

とっとと割り切って、最適な方法で効率よく勉強すべきです。

とはいえ、これってかなり難しい判断。今は我慢して勉強をするべきなのか、勉強の方針を変えるべきなのかはできるだけプロに相談しよう。

模試の結果を正しく活用して合格までの道しるべにしよう

まとめ
  • 模試の結果は、相対的な数値よりも《目標までの距離》や《改善点すべき点》に注目するべき
  • 模試の結果が悪くても落ち込んではいけない。そこからどうやって改善していくかの方が重要
  • 結果帳票から、特に強化するべき科目や単元を抽出しよう
  • それをもとにこれからの勉強計画を修正していこう

今回は模試の結果帳票の見方勉強計画の改善方法を紹介していきました。

せっかく丸一日かけて模試を受け、そして復習にも時間をかけたのですから、成績表までしっかりと役立てましょう

模試の結果で一喜一憂する必要はありません。

少しずつ勉強のやり方・内容をアップデートしていってくださいね。

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