大学受験生は当然のことながら、自分が持っている時間のほとんどを勉強に費やすことになりますよね。
一方で専門学校志望の人は、そもそも受験勉強をするべきなのでしょうか?
ということで今回は、専門学校志望の人は受験勉強はどうするべきか?ということを解説していきます。
学科試験はもちろんのこと、面接や小論文試験対策のことなども触れていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
専門学校志望の人は受験勉強をするべき?
では早速、専門学校を受ける人は受験勉強をするべきなのか?についてお話していきます。
専門学校は学力試験なしで入れる場合が多い
まずは専門学校の入試の実態ってどうなの?ってところなんですが…
実は専門学校の入試は、学力試験を課さないところも多いんですよね。
特に早い時期に行う推薦入試・AO入試では面接や小論文のみという場合が多いです。
しかし秋以降にある一般入試では、学力試験を課されるのが一般的。
受験する入試方式によって試験内容が変わることに注意したいですね。
しかし、早い段階からきちんと受験勉強をするべき!
とは言え、勉強は早いうちに始めておくべきです。
もし途中で志望校が変わったり、推薦入試に受からなくて一般入試を受験することになってしまったら…
短期間で伸ばせる学力なんてたかが知れています。
一朝一夕で点数を上げることはできないので、勉強はやっぱり早い時期からしっかり取り組むべきと言えます。
どの方式で受験するのかによって作戦は変わる
ということで、どんな時期にどんな入試方式をで受験するかによって対策のしかたは変わってくるんですよね。
学力試験がない入試方式を何回も受験するのであれば、しばらくのあいだ受験勉強は最低限だけ行い、面接や小論文に力を注ぐのが良いでしょう。
しかし推薦入試系が狭き門の場合、そんなことを言ってはいられませんよね。
はじめから学力試験が課されることを想定して、勉強に取り組まないといけません。
専門学校の入試について調査しよう
ここまで読んで分かったかと思いますが、どのように入試対策をするべきなのかは受ける学校、そして入試方式によるんですよね。
なのでまずは、受験する専門学校の入試についてよーーーーく調べてほしいんです。
という訳でここでは、専門学校の入試について調査する際のチェック項目を紹介していきます。
入試の種類をチェック
まずはその専門学校が行っている入試の種類について調査しましょう。
専門学校が行う入試の形式は大きく分けて、こんな感じになっています↓
- AO入試
- 指定校推薦入試
- 自己推薦入試
- 公募推薦入試
- 一般入試
そして、これらが行われる回数や時期をリストアップしましょう。
専門学校の場合は大学と違って、AO入試が複数回行われていたり、一般入試の開始時期が早かったりします。
そして受ける入試を決定してほしいのですが…
専門学校では定員に達した段階で、その年度の入試を全て打ち切ることがほとんどです。
つまり、
って余裕をかましていると、後の時期の入試は受けられない可能性があるということ。
専門学校の入試は早いものから順番に受けることがポイントです!
各入試方式について詳しくは別の記事で解説しています。
試験科目や選抜方法は?
そして受験する入試の種類が決まったら…
試験科目や選抜方法を確認していきます。
例えばこんな感じのスケジュールが出来たとしましょう。
《8月 AO入試①》
- 面接
- 実技試験
《9月 AO入試②》
- 面接
- 小論文
《11月 指定校推薦》
- 面接
- 書類審査
《12月 一般入試》
- 学科試験(国・英)
- 小論文
この場合、12月の一般入試のために国語と英語の対策をしつつ、早い時期にある面接・実技試験・小論文の対策をしていくべきですね。
これだけ受ければ一般入試の前に合格が決まる場合がほとんどですが…。
先ほど言った方に最悪の最悪まで考え、早くから受験勉強に取り掛かるべきです。
また指定校推薦を受ける場合は、専門学校での試験の前に《校内選考》があります。
校内選考を勝ち抜くためには評定平均を上げる必要がありますよ。
なので学校の定期テストにも力を入れないといけませんね。
推薦入試と評定の関係については下の記事で解説をしています。
大学受験生向けとなっていますが、入試の仕組みは専門学校も同じです。
専門学校の受験勉強はどんな風に行う?
じゃあ実際、専門学校の受験勉強はどのように進めるべき?ということを紹介していきますね。
学力試験の勉強は基礎固めを中心に
まずは学力試験ですが…
専門学校の入試では大学受験ほど難しい問題は出ないという認識でOKです。
どの科目でも基礎力を問われる程度と思っておいてください。
学校の教科書を完璧にして、基礎力を養うテキストを使って演習を行いましょう。
小論文は早くから練習しておこう
次に専門学校の試験でよくある、小論文の試験。
小論文が苦手って人、多いのではないですか?
小論文の力を伸ばすためには、とにかく書きまくって添削をしてもらうしかありません。
はじめは下手くそでも良いので、どんどん手を動かすようにしましょう。
ちなみに当ブログでも小論文の書き方を解説していますので、良かったらご一読ください。
直前期は面接対策も
専門学校では、面接試験も必ずと言っていいほど課されます。
学校や塾の先生を捕まえて、面接練習に付き合ってもらいましょう。
しかし…面接練習ができるのってせいぜい数回ですよね。
この貴重な機会を無駄にしないようにする必要があります。
理想なのは、事前に面接で言うべきことをまとめておいて、最終チェックとして先生との面接練習に臨むこと。
内容をまとめるだけなら一人でもできますからね。
学生の面接では、マナーよりも発言内容が重視される場合が多いですよ。
こちらの記事は高校受験生に向けて書いたものですが、専門学校志望の人も参考になるかと思います↓
看護系専門学校を受験する人は特に勉強に力を入れよう
ここで注意なのが、看護系の専門学校を受験する人!
普通の専門学校よりも厳しい入試になるので注意が必要ですよ。
というのも、看護師は人の命を預かる仕事だから。
「何となく」で志望する人や、基礎学力がない人にはちょっと遠慮していただきたいですよね。
というわけで、通常より厳しい学力試験と面接・書類審査対策をしていく必要があります。
もちろん学校によって試験の難易度は様々ですが…
- 学力試験の難易度は大学並み
- 小論文は看護系に特化した本などで対策する必要アリ
- 志望理由などはいろんな先生に見てもらって整えておくこと
- 看護系模試を受験すること
これらを必ず覚えておいてくださいね。
オープンキャンパスで過去問をゲットすれば、勉強計画が立てやすい
ここまで一般的に世間で言われていることをお伝えしてきましたが…
実際の入試の難易度って、学校によってかなり違うんですよね…。
なので志望する専門学校の実際の入試に合わせて対策をしていく必要があります。
そのためには、オープンキャンパスに行って過去問を手に入れましょう!
オープンキャンパス参加すれば、無料で貰える場合が多いですよ。
願書など他の書類もゲットするチャンスですし。
それに何より、実際に学校を見学して自分の目で確かめないといけません。
なので志望校がピックアップできた人は、早めにオープンキャンパスに参加しましょう。
行動が遅くなればなるほど、不利益しかありませんからね。
まとめ:まずは目的の専門学校を定めるところから始めよう
- 専門学校は学力試験なしで入れることも多い。
- しかし、何があるか分からないので受験勉強は早めに始めよう!
- 特に看護系の専門学校を受験する人は、大学受験並みの準備が必要
- 受験方式や科目によって作戦が大きく変わるので、まずは調査しよう
- 過去問をゲットするために、オープンキャンパスに行こう
今回は専門学校志望の人の受験勉強についての解説をしていきました。
一般入試までもつれ込むという可能性を考えて、早くから受験勉強を開始しましょうね。
そして入試のレベルを把握するためにも、オープンキャンパスに参加して過去問をゲットしましょう。
具体的な勉強方法に関しては、塾や学校の先生と相談してみてください。
過去問を持参して相談すれば、的確なアドバイスが受けられるはずです。
まだ志望校が決まっていないという人は、情報収集を今すぐに開始しましょう。
先ほども書きましたが、志望校の決定が遅くなればなるほど損しかしません。
のんびりしていると、定員に達してしまってその年の入試が終わってしまう可能性もありますから。
情報収集の最初のステップとしては、資料の一括請求がお手軽でおすすめです。
スタディサプリ進路のような進路情報サイトを使えば、ほぼ全ての専門学校の資料を無料で取り寄せることができます。
地域や学問分野で絞り込めるので、簡単に候補の学校がピックアップできますよ。
そして資料が全て届いたらじっくり比較・検討をし、特に気になった学校のオープンキャンパスに行きましょう。
推薦入試やAO入試を受けるのであればオープンキャンパスに参加した回数も重要になりますので、早く動き出しましょうね。
この記事が少しでも受験勉強のお役に立てたのなら幸いです!
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