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「勉強する意味なんてない!」に対する塾講師の答えはこれ。

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なんで勉強なんてしなくてしなくちゃいけないんだろう?将来使うことなんてないのに!

誰もが一度はこんな風に考えたことがあるかと思います。

私も塾講師という職業柄、頻繁にこういった質問をされるんですよね。

そのたびに深く考えさせられます。

でも行きつくのは、やっぱり勉強はしておいた方がいいという結論です。

私自身、長年この疑問と向き合ってきたんだ。どう伝えるかは状況次第だけど、行きつく結論は一つだよ。

今回は「勉強する意味って何?」という質問に対して、私なりの考えをまとめました。

なかなか勉強のモチベーションが上がらない人、子供にそういった質問をされて困っている親御さんにも見ていただきたい記事です。

「勉強する意味なんてない!」に対する塾講師の答えはこれ。

「勉強なんかする意味ないよ!」って言われたら、塾講師の私だったらこう答えます。

私の考え全てが正しいとは思っていません。

でも私が長年の講師経験の中で考えたことで、大勢の人に伝えたい事でもあります。

自分の頭で考えられないことが一番厄介

もはやこれに収束すると言っても過言ではありません。

勉強をしない一番のデメリットは、自分の頭で考えられなくなってしまうということ。

これは一生付きまとう、厄介な問題です。

「この公式を知らないから」とか「一時期暗記をサボってしまったから」とかそういうことではありません。

長年の勉強しない・したくないという姿勢が自分の頭で考えられないようにさせているのです。

こんな状態に陥ってしまうと本当に大変。

そこから改善していくにはかなりの努力が必要です。

勉強をしないと損する機会が増える

そしてここで紹介するように、 自分の頭で考えられないと損をしてしまう場面も多いです。

具体例を挙げたらキリがありませんが…

ちょっとだけ紹介していきますね。

割引・1つあたりの計算ができないと…

小学校で習う、割引や1つあたり計算

これが出来ないと高い商品を買うことになってしまうというのは、ご想像の通りです。

ショップ店員さんに割引の計算を任せますか?

店員さんは少しでも多く売りたいんです。

言葉の魔法で沢山商品を買ってくれるように勧めてきますよ。

自分で計算が出来ないと、相手に判断を委ねることにも繋がってしまいます。

ローンやリボ払いで騙される

契約や借金の類って、大人でも難しい言葉で書かれていることが多いじゃないですか。

契約書に書いてあることが分からないと本当に危険!

余計な利息を払わされてしまったり、不当な要求をされたりすることもあるんです。

「そもそも、そんな悪い会社で契約しなきゃいいじゃん!」と思うかもしれません。

普通にCMをやっている会社でも、以上に高い利息が付くことはあります。

もちろん法律の範囲内ですが、少しでも利息を抑えようとしたら他にいくらでも選択肢はあるんです。

それに一般的な契約・ローンだけじゃありませんよ。

リボ払いだってとても高い利息を取られているんです。

ほとんどのカード会社が取り入れている手法ですから、気軽に利用してしまう人も多いでしょう。

でも気づけば借金漬けになってしまったという例は沢山あります。

(気になる人は「リボ地獄」とかで検索してみてください。)

きちんと計算が出来て、そして疑ってかかるということをすれば防げることなんですよね。

ちょっとしたことでも無駄なお金を使ってしまう

例えば大人になってから、資格を取るためにスクールに通ったり通信講座を始めたとします。

先生やサービスを利用すれば、それなりに費用はかかりますよね。

でも、実際は本を買って1週間くらい勉強すれば取れる資格だとしたら?

本1冊なんてせいぜい2,000円くらい。

でもそれが人に教わるとなると何万単位に膨れ上がってしまいます。

もちろん、高校受験や大学受験なんかは別。

きちんとした先生についてもらって、勉強方法などをしっかり教わったほうが断然いいです。

でも、ちょっとした勉強をするのに自分だけでできなかったら大損ですね。

勉強ってそもそも自分でやるものであって…。人の力を借りるのは最終手段と考えた方がいい。でも勉強のしかたを知らない人は、お金をかけても人を頼らざるを得ないんだよね。

自分の頭を動かさない=周りの言いなり

先ほども書いたとおり、自分の頭を動かさないということは損をすることに繋がります。

騙そうとしてくる悪い大人もいますが…

世の中にあふれる普通のサービスを利用するときにも、しっかりと自分の頭を働かせないといけませんよ。

例えば携帯の料金プラン。

友達は格安SIMをうまく利用して、月の利用額2,000円くらいに抑えているとします。

それを聞いて自分も格安SIMに乗り換えてみたは良いものの、使う通信量が友達と全然違くてあまり安くならなかった…など。

自分の頭で考えないと、人からの情報に頼るしかありません。

本当に自分の役に立つ情報を取捨選択できないということも、困ったことになりますね。

自分の立ち位置や目標までの距離感を見誤る

うちの塾にも毎年、「難関大学を受験したい!」という生徒は何人も入塾します。

でも今まで勉強してこなかった人に限って、勉強時間が圧倒的に足りていない。

自分だったら1日2時間頑張れば難関大学に合格できる!

って本気で思っているんです。

これは馬鹿にしているわけじゃなくて、本当に深刻だと思っています。

一方で今までしっかりと勉強してきている人は、現在の自分と志望校までの距離感を把握しています

そしてその差を埋める努力も怠りません。

このように勉強をしていないと、自分がどんな立場にいるのかさえ分からなくなる場合もあるんですよね。

今回は大学受験を例にとりましたが、これはあらゆることに通じると考えています。

勉強ができる人から見た、勉強ができない人

「勉強したくない!」という人は、勉強ができる人を見ても特に何も思わないでしょう。

むしろ、「なんでそんなに勉強なんて頑張っちゃってるの?」と思っているかもしれません。

でも、しっかり勉強してきた人から見たらどうでしょう?

  • 「先を見据えて努力することができない人」
  • 「今が楽しければそれでいい人」
  • 「話のレベルが合わないなあ」

なんて思われているかもしれません。

話のレベルが合わないということって、能力が上の人しか気付かないって知っていましたか?

自分は対等に話していたつもりでも相手はそう思ってはいなかったなんて恐ろしいですね。

そういえば、こんなこともありました。

ニュース番組でアナウンサーが、「雪が溶けやすくするために塩化ナトリウムという特殊な粉末を散布しています…」って真剣に話していたんですよね。

中学生でこの範囲を習った人なら、何がおかしいかすぐに分かりますね?

この人はアナウンサーだから、ネットでネタにされたりもしたし、周りに注意もされたことでしょう。

でもこれが一般の人だったら?

いちいち指摘してくれる人なんてごく少数だと思います。

皆は間違いに気づいているのに、教えてくれない。

こんなにつらいことはありません。

やはり中学校までで教わる、最低限のことは身につけておいた方がよさそうです。

仕事の能力にも少なからず差は生まれる

「社会に出てからは勉強なんて関係ない!」という人も多いです。

実際、計算は電卓やパソコンがやるし、歴史上の人物なんて知らなくても仕事はできます。

しかし、やはりここでも勉強はできたほうがいいんです。

会社の先輩に教わったように電卓をたたいて、計算はできる。

でも…

  • その計算の答えって何を示しているの?
  • データから読み取れることは?
  • そもそもこの業務、必要?

こういうことを考えられないと、一生こき使われるままですよ。

出世しようと思ったら、こういうことにも疑問を持てないといけません。

そして仕事内容や結果を分析できないと「仕事ができない人」というレッテルを貼られてしまいます。

また、出世のために勉強を始めようとするときも、基礎学力があるのとないのとでは大きくパフォーマンスが変わってしまいます。

検索して知れることには限界がある

もし分からない単語が目の前にあれば、検索をすればその単語の意味は分かるでしょう。

でも、存在すら知らないことは検索できないんです。

検索できることは、自分が知っていることとその周辺

そのために小中学校では、興味のない、自分とは直接関わりがなさそうなことも、浅く広く勉強していくんです。

社会に出てからは総合力で勝負

「算数が苦手だからやりたくない」とか、「国語だけを特化させる!」というやり方だと、どうしても偏ってしまいますよね。

でも、苦手だからという理由で勉強しなくても大丈夫なのでしょうか?

社会に出てから求められる能力って、

  • 自分の考えを言葉で伝えられる(国語)
  • グローバルに対応できる(英語)
  • 数字の意味を理解でき、論理的に考えられる(算数)
  • 世間のこともよく分かっている(社会)
  • 物事のなりたちや理屈が分かっている(理科)

こんな感じで結構幅広いです。

こう見ると、学校の勉強も実は的を射ているのでは?と思えてきますね。

勉強の内容は直接役立つことはないかもしれませんが、勉強すること自体にメリットがあるんですよ。

普通に生活する上でも不便

先ほども例に挙げたように、割引の計算なんかは自分でできたほうがいいですね。

レジに行くまでいくらになるか分からないなんて…

ハラハラじゃないですか?

また、漢字が読めないと、本を読むにも漢字の読み方や意味などを調べたりして時間がかかります。

そうしているうちにめんどくさくて読書が嫌になってしまいますよね。

これは大きな損失ですよ。

実際に知り合いで、割り勘の計算ができない人がいたんです。(大人で!)

合計を人数分で割ることはできるんですが、デザートを頼んだ人とそうでない人がいる場合や、一部の料理をシェアしたときの計算がわからないんだとか。

友達とご飯に行っても、友達に割り勘の計算を任せてしまうんですって…。

周りの反応はもちろん、

割り勘の計算すらできないとか…ヤバイでしょこの人…。

って感じでした。

何だってできないよりはできたほうがいい

ちょっと今までと角度はズレますが、勉強もできないよりは断然できたほうが良いですよね。

ピアノだって弾けないよりは弾けた方がいい。

足が遅いよりも、速く走れた方がいい。

何だってそう、できないよりはできたほうがいいんです。

勉強もその一環。

しかも勉強ができれば、周りの大人は認めてくれます。

ちょっと安直な考えですが、学生時代は勉強だけ頑張っていれば評価されるんです。

そしたら勉強を頑張らない手はないですよね?

まとめ:勉強しないと損をするけど、勉強すれば世界が広がる

今回ご紹介したように、勉強をしないと損をしてしまう機会が増えてしまいます。

でも一方で、ちゃんと勉強をすることでチャンスを切り開くこともできるんです。

「勉強をしておけばよかったな」と思っても仕方ありません。

今勉強を頑張るのは未来の自分へのプレゼント

未来の自分がどんな道でも選べるように、きちんと準備しておきたいですね。

これからの時代を賢く生き抜くためにも、自分の頭で考える訓練をしておきましょう。

この記事が、皆さんの勉強のモチベーションになってくれたらうれしいです。

こちらの記事では私が個人的に思う、勉強のメリットを紹介しています。

ちょっと主観が強いですが、よかったらこっちも読んでみてください。

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