自分はまだまだ基礎力がないから、センター試験対策は後回しでいいや…って思っていませんか?
その気持ちは分かります、だって基礎力のない状態で解いても、全然良い点数を取れませんもんね。
でも、そんなこと言っていたらセンター試験本番までに過去問を解き終わらない!
なんて事態になってしまいます。
センター試験対策はできるだけ早く始めたほうが断然いいです!
今回はその理由と、具体的な対策方法をご紹介していきますね。
センター試験対策を夏から始めないといけない理由
PDSAサイクルって知ってる?
生産管理などさまざまな分野で有名な「PDSAサイクル」という言葉があります。
P(Plan:計画)→ D(Do:実行)→ S(Study:研究)→ A(Action:改善)
これを繰り返していくことによって業務を継続的に改善していくというものです。
勉強でもこのサイクルはとても大切で、一つのことをがむしゃらにやっていくのではなく、振り返っては改善、計画を立て直す、という作業をしなくてはいけません。
塾に通っていない人であればなおさら、自分で計画を立てて勉強していかなくてはいけませんもんね。
冒頭から難しい話をしてしまいましたが、何を言いたいかというと、
解きっぱなしでは意味がない!
できなかったところは次はできるようにしよう!
勉強計画をその都度変えていこう!
ということです。
過去問25年分、フル活用しよう
先ほども書いたように、
「直前にまとめて解けばいいやー」
ではだめなんです!
きちんと反省し、その反省を活かして毎回挑まなくてはなりません。
そのためにセンター過去問は25年分も収録してくれているのですから。
考えてもみてください。
8月の始めから毎週1年分ずつ解いていっても、センター試験本番まであと24週間しかないんです。
センター試験の過去問は25年分+最近の追試を収録。
30回分近く過去問を収録されているんです。
そして高校3年生の秋以降であれば毎月模試を受けるはず。
なので毎週1年分過去問を解くのでは間に合わない計算です。
受験科目が多ければ多いほどハードになりますが、毎週末が模試!という気持ちでコンスタントに過去問をこなしていってほしいです。
夏からセンター試験対策を始めるメリット
また、夏から週末を過去問の日とすることで、いいこともたくさんあります。
自分の課題が見えてくる
毎週コンスタントに過去問をこなし、データを蓄積することによって自分に不足しているものが見えてきます。
例えば英語で、毎回文法が得点できないならば、文法演習の量を増やす。
現代文はできるけど古文・漢文が苦手ならば、いっそ現代文に充てる勉強時間を古文・漢文にまわすなど。
こんな調整を夏からしていればバランス良く、効率的に勉強していくことができます。
こういった調整を始めるのはなるべく早いほうがいいです。
センター試験というのは大変うまく作られているので、過去問の結果を見て勉強のプランを随時変えていくというのは塾の先生もよくやっています。
復習に力を入れることができる
いろんなところで何回も言っていますが、実際に解くよりも復習のほうが大切です。
直前に詰め込んでは、解くことに一生懸命になってしまい、復習をおろそかにしがち。
これではあまり意味がないです。
科目数が多いと復習にかかる時間も多くなって大変ですが、だんだんと点数が伸びていったら復習にかかる時間も短くなっていくはず。
時間的にも余裕のある夏から始めていきましょう。
早くから模試で結果を残せる
何度マーク模試を受けても点数が上がらない…と悩んでいる人も多いです。
そんな人にこそ問いたい!
きちんと過去問を用いて対策をしていますか?
センター試験は特に形式がはっきりしていますので、きちんと対策している人とそうでない人とでは大きく差がついてしまいます。
逆に言えば、練習すればするだけ伸びます!
何度模試を受けてもE判定しか出ないのではやる気も出ません。
早くからD判定以上を出すためにも、今すぐにでも対策を始めてほしいです。
具体的に、センター試験はどうやって対策したらいいの?
まずは過去問を解くこと。
センター試験がどんなものか知らなければ始まりません。
すぐさま過去問を入手してください!
この厚みで1000円以下で買えるなんて優しすぎますので!
各大学の赤本とは比べ物にならないほど安いので早急に手に入れましょう!!
センター過去問は毎週末に実施。
もう過去問を解きまくる!しかありません。
前述のとおり、毎週末、模試のない週は過去問を解きましょう。
そして、後に書く方法で必ず復習をしてくださいね。
国公立大学を受験する人は受験科目が多く大変ですが、2日間あればだいたい復習までできるのではないでしょうか。
勉強計画を立てる際は、このセンター試験対策を必ず盛り込みましょう。
勉強計画の立て方について、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
点数やかかった時間など、データとる!
センター試験の過去問は、どの大問にどのくらい時間がかかったのかなど、しっかりデータを取っておきましょう。
その科目の中でも特にどの範囲が弱いのかがわかります。
一覧にしてまとめておくと分かりやすいですね。
また、全部解くのにどれくらい時間がかかったのかもきちんと書き留めておきましょう。
余裕のある人は、大問ごとにかかった時間も記録しておくといいです。
時間がかかるのに得点率は低いところは最悪捨てる、などの対策もとれます。
センター試験は解きっぱなしではだめ!復習に時間をかけよう!
何度も言いますが、ただ過去問を解くだけでは意味がないです。
復習に時間をかけなくては意味がありません。
理想は、解いた時間の倍以上の時間をかけて復習すること。
丁寧に復習をして傾向をつかみましょう。
英語であれば、解いてから意味調べ、暗記事項のまとめ、その暗記事項の叩き込み、そして速読練習などやることが多いです。
どうしていいかわからない!って人は、こちらの記事もご覧くださいね。
また、センター試験に特化した復習方法としては、こんなノートを使うのもおすすめです。
項目を埋めていくだけで復習になるというこのノート。
個別試験用もあり、出題傾向や自分の苦手な部分を俯瞰的にとらえられるのでおすすめです。
「毎週末が模試」のつもりで、過去問をコンスタントに解こう!
毎週定期的にこなしていけばさすがに半年後には形式に慣れていきます。
直前に詰め込んでもあまりいいことはありません。
センター試験の本番直前は予想問題や最終調整に充てられるよう、早い時期から対策を始めることが大切です。
この記事を読み終わったらすぐ!
過去問を購入して、センター試験対策を始めましょう!