勉強の効率を高めるためには目標設定が大切…
なんてことは結構言われていますが、実際に目標を決めようとすると結構難しいと思いませんか?
ネットや本を参考に目標を設定しても、自分に合わない目標ではあまり意味がないものになってしまいますよ。
人によって最終的なゴールが違いますし、現在の学力も違います。
なので、これから考えるべきは自分オリジナルの目標!
自分で決めた、自分のためだけの目標を少しづつクリアしていくことによって、少しづつ大きな夢に確実に近づいていくことができますよ。
今回はそんな、将来につながる目標設定の方法をお伝えしていきます。
目標設定の方法
大きな目標→近い目標→もっと近い目標の順で決める
まず、達成したい大きな目標を考えます。
大きな目標と言っても、人によって違いますので特に大きさは気にしなくてもいいですよ。
大きな目標としてキャビンアテンダントになりたいと設定した人は、こんな目標設定が考えられます。
- キャビンアテンダントなりたい!
- そのために、大学は外国語学科に進みたい
- 英語でいい点数を取らなくてはいけない
- 1年後には定期テストで90点
- そのためにまずは次のテストで70点
こういう風に、大きい目標から具体的な小さい目標を立てていけるといいですね。
もう一つ例を出そうと思います。
- 数学のテストで80点を取りたい
- そのために学校の授業の復習を毎回その日のうちに行う
- 自分で買った数学のテキストも、1日1ページ進める
- 復習とテキストが終わるまでゲームをしない
いかがですか?
先ほどのキャビンアテンダントになりたい子の例に比べると、だいぶ時期の近い目標を設定しましたが、これも個人の自由です。
その目標を達成するための具体的な行動が盛り込まれていますので、やるべきことが明確ですね。
自分で決めた目標であること
親や先生が決めた目標ではどうしてもやる気が出ません。
もし目標をクリアできなかったら、「無理難題を押し付けてきた親や先生が悪い」という考えになってしまっても仕方がありません。
でももしそれが自分の決めた目標だったら…
クリアできた時には達成感があふれ、次の目標に対しても前向きになれます。
クリアできなかった時も誰かのせいにすることはないでしょう。
もし自分で目標を立てることができないときは、親や先生が手伝う必要があります。
この記事に書いてある注意事項をよく守って、無理なくその子の目標を達成できるように導いてあげてください。
くれぐれも、本人の意思を尊重してあげてくださいね。
大人の主観や要望が強すぎると、プレッシャーに感じてしまったり、自主性が損なわれたりしてしまいますよ。
頑張れば絶対に達成できる目標を設定する
今の時点で30点しか取れていないのに、いきなり「次のテストで90点」なんて目標が達成できるわけがありませんよね。
難しい目標はやる気をなくすことにもつながります。
大切なことは、自分が頑張ることで必ず達成できる目標を設定すること。
こういった小さな目標を一つずつクリアしていくことによって、達成感を得ながら先へ進むことができます。
達成できたか分かるように、数字の入った目標を設定する
「英語の勉強を頑張る!」
というあいまい目標では、本当に達成できたのか分かりませんよね。
目標を立てる時のポイントは、数字の入った目標にすること。
たとえば…
- 次回のテストで80点を取る
- 1日最低1時間勉強する
- 提出物を当日に仕上げるのはゼロにする
- 次回の模試で偏差値55を取る
こんな風にいろいろな目標が考えられます。
きちんと数字が入った目標を設定していれば、誰から見てもその目標が達成できたか分かります。
「頑張ったつもりだし、まあこんなもんか」
となってしまっては、モチベーションを維持するのは難しいです。
近い目標は修正できるようにしておく
もし目標が達成できなくても、次に挽回できればそれでOK。
そのためにはまず、余裕のある目標を立てること。
1年後に定期テストで90点を目指すのであれば…
- 現状60点
- 次のテストで70点
- 半年後のテストで80点
- その次のテストで85点
- そして1年後、90点
こんな風に余裕を持った目標を立てるといいですね。
もし次のテストで65点しか取れなかったら…
半年後のテストで80点をとればそれでクリアですし、半年後のテストの目標を75点に下方修正することもできます。
計画に余裕を持たせることによって、心にも余裕が生まれますよ。
目標を絶対達成するために行う工夫
これまでは目標を決める際に絶対守ってほしいことを挙げていきましたが、この後は目標を達成しやすくするためにやった方がいい工夫を紹介していきます。
目標や進捗状況を見える化する
おすすめは手帳やカレンダーに目標を書いておくこと。
そうすれば嫌でも目標を意識してしまいますし、家族と共有することもできますよね。
先ほど出した例の、「1日1ページ数学のテキストを解く」というものであれば、手帳やカレンダーのできた日にシールを貼るなどすると、ゲーム感覚で頑張ることができますね。
それに、出来たのか出来なかったのかがはっきり分かりますので、なぜできなかったのか反省したり、今後の計画の修正にも活用できます。
子供がまだ小さいのであれば、スタンプカードを作ってみるもの良いかもしれませんね!
親はやる気を失わせないように注意!
せっかく目標を決めて頑張っていても、親の何気ない一言でやる気が落ちてしまうことがあるので要注意!
こちらの記事に詳しくまとめていますので、思い当たることがないか確認してみてくださいね。
一つのステップがクリアできたら共有・一緒に喜ぶ
ひとつの小さな目標を達成したら、親や塾の先生・友達に報告しましょう。
一緒に喜んでくれるとさらにやる気になりますよね。
私なんかもそうですが、褒められて伸びるタイプなんです。笑
怒られると途端にやる気をなくしてしまいますので、周りにはどんどん褒めてほしい。
多分こういった人が多いのではないでしょうか。
逆に保護者の方は、積極的に褒めるようにしてくださいね。
「努力してよかったね!」と、次の目標に対するモチベーションになるような褒め方をしてあげてください!
目標を絶対に達成するための環境を整える
せっかく目標を設定しても、周りの環境が勉強に不向きだったら目標をクリアすることはできませんよね。
机の上をきれいにしたり、ゲームや漫画などを見えないところに隠したり、プリントを探しやすいように整理したり…
こういった準備をしておくといつでも勉強モードに入ることができますね。
また、家族の協力が必要なこともたくさんありますよ。
勉強する!と決めた時間にはテレビを消す、
勉強の予定に合わせてご飯やお風呂の時間を融通してもらうなど、
決めたスケジュール通りに勉強できるようにしてもらえるといいですね。
こちらの記事では、お家でも集中して勉強ができるような工夫を紹介していますよ。
また、塾や予備校が自分の計画の邪魔になっている場合もありますので注意が必要です。
まだあまり知られていないのですが、ネット家庭教師というシステムもありますよ。
時間も融通が利きますし、家に他人が来るということもありません。
体験授業は無料ですので、一度試してみてはいかがでしょうか?

目標を設定したら、次は具体的な勉強計画を立てる
目標を決めることができたら、さらに具体的な勉強計画を立てていきますよ。
こちらの記事では、勉強計画の具体的な立て方を詳しくご紹介しています。
目標達成に必要なのは、本人のやる気と親のサポート
目標の定め方を解説していきましたが、いかがでしたでしょうか?
少しづつ、小さな目標を達成していくたびに大きな夢に近づいでいくと考えると、俄然やる気が出ますよね。
そのためにはやる気を維持させる工夫と、周りのサポートは必須です。
遠慮なく家族に協力を要請してみましょう。
きっと喜んで協力してくれるはずです。
そして、目標達成を自分のことのように喜んでくれる人がそばにいれば最高ですね。
この記事が皆さんの勉強計画の後押しができれば幸いです。