不合格…誰でもできるだけもらいたくないものです。
推薦入試は倍率的に落ちて当たり前といえど、不合格にショックを受けた方も多いのではないでしょうか?
生徒の様子を見ていても、落ちてしまった子は相当ショックなよう。
当たり前ですよね。
ほとんどの子にとって、生まれて初めて受ける ”不合格” ですから。
そんな子も今は一般入試に向けて一生懸命勉強しています。
推薦入試後にうまく切り替えて一般入試や次の推薦入試に向けて対策を始めないと、どんどん不利になってしまいます。
落ち込んでいる暇なんてありません!
今回は推薦入試やAO入試で落ちてしまった人の切り替え方法をご紹介していきます。
合格の可能性を上げるべく、気持ちを前に向けてやるべきことにしっかり取り組んでいきましょう!
動画でも解説していますので合わせてどうぞ↓
推薦・AO入試に落ちた人の切り替え方法
推薦入試で落ちてしまった人はどう切り替えていけばいいのでしょうか?
やるべきことを順番に紹介していきます。
まずは推薦に落ちたことを受け止めよう
これが一番難しいかもしれませんが…
まずは不合格を一度受け止めることが大切です。
なんて言われそうですが…
まずは受け入れないと何も始まりません。
一般入試に向けて切り替えるにせよ、他の学校に推薦で出願するにせよ…
いずれにしても早めに行動を始めないといけませんからね。
いつまでも推薦入試に落ちてしまったことを悔やんでいては他の受験生と比べてどんどん不利になってしまいます。
不合格は実はありがたいことだと思う
不合格ってすごく嫌な響きですよね。
でも、不合格を貰うことで一回り大きな人間に成長できるんです。
どういうことか説明していきますね。
本当に崖っぷちなのは、推薦入試・AO入試に落ちた人ではない。
実は本当に崖っぷちなのは推薦入試に落ちた子ではなく、推薦入試を受けなかった子。
推薦入試を受けて落ちた子とそもそも受けなかった子では、圧倒的にチャレンジして落ちた子の方が一般入試前の勉強を必死にやっています。
推薦入試に落ちてしまった子は、
と、死に物狂いで勉強をします。
でも推薦入試を受けなかった子は、不合格の悔しさや辛さ・惨めさを知りません。
だから今まで通りのペース・やり方で勉強を続けるんです。
一度不合格をもらわないと、本気の本気を出す引き金がありません。
これは圧倒的に不利な状態です。
推薦入試に落ちてしまった子の言葉
私の生徒で推薦入試に落ちてしまった子がいたのですが…
その子が残した言葉がとても印象的だったので、紹介させていただきますね。
”推薦入試は受かったらラッキー”と言えども、やはり心のどこかで「推薦で受かればもう勉強しなくて済むぞ!」という思いがあったようです。
そのため「一般入試のための勉強には本気の本気では取り組めていなかった」とのこと。
この事に気づくことができただけでも大きな成長です!
この子は猛勉強の末、一般入試で見事合格することができました!
次の推薦入試・一般入試に向けて具体的にやるべきことを書き出す
推薦入試・AO入試に落ちたショックを断ち切れないでいるのって、次にやるべき行動がよく分かっていないことが原因かもしれません。
ここで一度、次に取るべき行動を整理していきましょう。
まずは一般入試を受けるのか、引き続き推薦を受けられる学校を探すのかを決めましょう。
これは高校受験生は当てはまらないですね。
大学受験の場合は推薦の種類もいくつかあるので、連続して推薦入試を受けられる可能性があります。
推薦入試を受ける場合
引き続き推薦入試を受ける場合は、次のようなことをしなくてはいけません。
- 受験校を変えるのであれば、推薦を受けられる学校を探す
- 学校見学・オープンキャンパスで個別相談を受ける
- 必要書類・パンフレットの準備
- 面接・小論文・学科試験などの対策
- 塾や学校との情報共有
- 並行して一般入試の対策
こんな感じで、結構やることは多いです!
特に注意してほしいのが、一般入試の勉強は必ず行うということ。
どうしても一般の勉強は後回しになってしまいがちですが、推薦入試は時期が遅くなればなるほど倍率が上がる傾向にあります。
推薦入試がすべて終わってから一般の勉強に取り組んでも間に合いませんよ!!
また、情報収集は命ですね。
受験する学校が決まっていない人は特に、いろんな学校の情報を取り寄せて、出願基準や審査項目などをチェックしていかなくてはいけません。
パンフレット一括請求などのサービスをうまく利用して、効率よく情報収集を行っていきましょう!
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これで取り寄せた学校の中から気になる学校のオープンキャンパスに行き、推薦入試のための個別相談を受けると効率が良いです!
一般入試を受ける場合
一般入試を受ける場合もやることが結構あります。
- 第一志望校と併願校の選定を慎重に行う
- 受験に使用する科目を洗い出し、優先順位をつける
- テキストを選定する
- 合格まであと何点伸ばすべきなのかを確認する
- 目標と具体的な計画を立て、実行する
- 模試を定期的に受ける
一般入試の場合、「とにかく勉強を沢山すればいい」と思いがちですが…
結構忘れがちなのが、併願校の選定。
これをおろそかにしてしまうと大変なことになってしまいます。
また日々の勉強でも、優先順位をつけて効率よく勉強していく必要があります。
大学だと受験する学校によって、重視する科目が違ってきますよね。
配点の高い科目や自分の伸ばすべき科目を中心に勉強していきます。
そのため勉強計画はしっかり立てていかなくてはいけませんよ。
また都立高校の一般入試を受ける場合は、自分が持っている内申点から合格に必要な得点を割り出すことができます。
下の記事に換算内申・調査書点・本番に必要な点数の自動計算フォームを設置しています。
これから先、もっとたくさんの不合格をもらうことになる
- 大学入試
- 就活
- 転職
- 資格試験など
- 会社の同期との競争
などなど…
これからの人生、みなさんが思っているよりも”不合格”をもらうことが多いです。
大切なのは不合格で悲しむのではなく、不合格をバネにしてさらに努力ができるかどうかです。
この悔しさを利用してさらに頑張れるか、それとも潰れてしまうのか。
全て自分次第です。
大切なのは推薦・AO入試に落ちたことではなく、これからどう戦うか
推薦入試に落ちてしまったからと言って、悲しんでいる暇はありません。
一般入試はもうすぐそこまで来ています。
不合格は一つの結果としてとらえて、早めに気持ちを切り替えましょう!
今までよりもたくさん、そして効率の良い勉強をしていきましょう。
しっかりと勉強計画を立てるのもお忘れなく。
必要なのは「満点を取る練習」ではなく、「合格点を取る練習」ですよ。
推薦・AO入試不合格はむしろプレゼント。早く切り替えて合格を目指そう!
- まずは落ちてしまった事実を受け止めよう
- AOや推薦入試で落ちた人は、受けていない人と比べるとかなり有利
- 次に取るべき行動が分かれば早くに気持ちを切り替えられる!
- 情報収集はとにかく必須!
今回は推薦入試やAO入試で落ちてしまったら、どのように切り替えていくべきかをお話していきました。
このように推薦入試にチャレンジして落ちてしまった人と推薦入試自体を受けていない人とでは、一般入試にかける本気度が違うんです。
そのため筆者は、「不合格前提でも推薦入試にチャレンジするべき」だと考えます。
推薦に落ちてしまっても、何も失うものはありません。
一般入試で不利になるどころかむしろ有利になりますから。
だったらここで一度不合格をもらっておいて、受験ラストスパートに向けてエネルギーを蓄えておこうではありませんか。
いずれにせよ次の一手を打つのに必要なのは情報収集。
高校3年生は特に、推薦の種類も一般入試の受け方もたくさんの戦術があります。
今のうちに沢山情報を仕入れて、持ち駒を増やしておきましょうね。
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中学3年生は、一般入試に向けてコミットする人が多いですね。
残された短い時間を有効活用するために、日々の勉強も効率を求めていきましょう!
スタディサプリでは自分の好きな順番で映像授業を受けることができるので、入試直前の学習にぴったりです。
自分に必要な範囲を見極めて、ピンポイントで実力アップしていきましょう!
中学生はこちら
高校生・既卒生はこちら
この記事が一般入試に向けてのエネルギーになれば幸いです!
今までも本気で受験勉強をやっていたつもりだった。
でも、不合格だと分かってからは毎日勉強していないと不安。
自分はこんなにも勉強できるんだ。
今までも本気で勉強してたつもりだったけど、出し切れていなかったみたい。