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大学受験の滑り止め校・併願校の選び方。10校受けるのは当たり前!?

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大学受験の滑り止め校って、どうやって選んだらいいんだろう?
滑り止め校って何校受験したらいいのかな?

実際に生徒からも、こんな質問をされるんですよね。

受験する大学を選ぶ際、第一志望校だけに目が行きがちですが、併願校・滑り止め校も同じくらい慎重に選ばなければいけません。

下手をしたら、4年間通うことになる大学です。

適当に選んでしまうと…

あれ、なんか違うかも…

せっかく入学した大学なのに、こんなことになりかねません。

かといって受験する大学が多くなりすぎても、第一志望校の対策がおろそかになってしまうしね。

今回は併願校・滑り止め校の選び方や、考え方のヒントをご紹介していきます。

大学受験の滑り止め校・併願校の選び方

ではさっそく、どうやって滑り止め校・併願校を選べばいいのかを説明していきますね。

第一志望校と同じ学科から選ぶ

第一志望校と同じ学部・学科で大学を選ぶことが圧倒的に多いですね。

”勉強したい学問”があって大学進学を目指しているのならば、当然の流れです。

でも時々、

学部・学科はそれほど気にしないから、この大学に行きたい!

という人もいます。

個人的にはあまりお勧めしませんが、あり得ることではあります。

この場合、その大学の中の複数の学科を受験することになりますので、学科の個別試験の他にも「全学部入試」などを駆使することになります。

ただ、「全学部入試」は試験料が節約になるなどのメリットがある一方で、倍率は高く出る傾向があります。

このことをよく理解して、作戦を立てていく必要がありますよ。

入試科目から選ぶ

もし第一志望校がはっきり決まっているのであれば…

併願校・滑り止め校で使う科目は第一志望校の入試科目と同じであることが大切になってきます。

滑り止め校だけで使う科目を勉強するなんて、もったいないですもんね…

できるだけ、第一志望の大学で使う科目で受験できる併願校を選びましょう。

そういう私だけど、滑り止め校でしか使わない科目があったんだ…。勉強時間やパワーの割り振りも難しいし、何より模試が長時間になってしまって面倒だった!

特に注意が必要なのが、リスニング・古文・漢文の3つ。

これらが必要なのかどうかは事前によく確認しておきましょう。

入試スケジュールから選ぶ

良い条件の併願校があったとしても、入試スケジュールが重なってしまっては受験することはできません。

受験生側で動かせるようなものではないので、必ず事前に確認をしておきましょう。

春くらいだと、まだ受験要項が出ていなくて入試スケジュールが分かりませんよね。

6月くらいから募集要項が出始めるので、まずはたくさんの学校の資料を集めて比較しておきましょう。

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入試配点、出題傾向から選ぶという選択肢も

通いたいと思える大学と入試日程をピックアップできたら、入試配点も確認しておきましょう。

もし英語が200点満点、他が100点満点ならば、英語が得意な人のほうが有利ですね。

これからの勉強バランスにもかかわる、大切なことです。

もっと細かいことを言うと、入試問題の出題傾向も大切な指標となります。

細かいことを言うとキリがありませんが、例えば英語では…

  • リスニングがあるか
  • 英作文はあるか
  • 文法問題の比重はどれくらいか
  • 難易度はどれくらいか
  • 問題数と時間は?

こんなところをチェックしておくと良いですよ。

自分の中では「滑り止め校」という認識でも…

実際に過去問を解いてみたら、合格ギリギリの点数しか取れない…。

こんなことも十分あり得ます。

また、問題の難易度と合額最低点もチェックしておいてくださいね。

  • 難しい問題で半分くらいの正答率を取らなくてはいけないのか
  • 問題は簡単だけど、9割近くの得点を取らなくてはいけないのか

こんなふうに、学校によって求められる力が大きく変わってきます。

これらは一概に偏差値だけでは判断できない部分なので、きちんと「問題との相性」も事前に確認しておきましょう。

大学の偏差値から選ぶ

また、大学の偏差値で滑り止め校・併願校を選ぶのも一般的です。

自分の偏差値と大学の偏差値の関係から、

  1. 安全校
  2. 実力相応校
  3. チャレンジ校

この3つの併願校があると考えます。

詳しく説明していきますね。

①安全校

「入試当日、どんなことがあっても合格できる学校」は、最低1校は選んでおきましょう。

浪人NGの人ならばなおさらです。

逆に、絶対安全に合格できる大学が1校でもあれば、併願校は理論上これでOK。

でも、インフルエンザなどで入試を受けられない可能性や第一志望校との差を考えると…

できればもう少し併願校を増やしておく方がいいですね。

②実力相応校

「今の実力でもまあ受かるだろう」って学校が、いわゆる「実力相応校」

普通はこのレベルの大学を2~3校はピックアップします。

模試のデータ合格最低点倍率なんかもよく確認をする必要がありますよ。

倍率が高い大学を併願校として受けるあれば、同じくらいのレベルの標準的な倍率の大学も別にピックアップしておいた方がいいです。

③チャレンジ校

第一志望校は、自分の実力よりも上の大学を選ぶことが多いですよね。

第一志望校ならば、ガンガンチャレンジするのもOK。

目標を高く持つことは大切です。

でも、併願校を実力よりも上の学校ばかりにするのは危険です。

いくら受験する大学を増やしても、合格できる可能性は増えません。

これでは「滑り止め」としての意味をなしていませんね。

第一志望校を自分の実力よりも上にするのであれば、「実力相応校」、「安全校」の選定をより丁寧に行いましょう。

浪人覚悟なのであれば止めはしませんが…

「数を打てば当たる」なんて考え方は受験では通用しませんよ。

国公立大学を受験する場合は?

国公立大を受験する人はさらに厳しい戦いになるよね。その分注意事項もあるから要確認!

スライド先を必ず準備しておく

国公立大学はセンター試験の結果を見てから、どの大学に出願するのかを選ぶことができますね。

センター試験で失敗してしまった!他の大学を選び直さないと…!

なんてことになってしまってはダメですよ。

必ず事前に、スライド先を選んでおきましょうね。

私大で最低でも一つ、合格を決めないといけない

本番は国公立大学の個別入試!私立はおまけ!

なんて考えは、大失敗のもとですよ。

ただでさえ国公立大学は高倍率。

実質は国公立1本狙いという人もいるかとは思いますが…

国公立大学は一度置いておいて、私立は私立の中で受験を完結させた方がいいです。

私立大学の合格を1つでも持っているのといないのとでは、心の余裕が違います。

「心の余裕」というものをみんな軽視しがちなんだけど…実際に受験本番になってみると、この重要さに気づくよ。

大学受験の滑り止め校・併願校についての考え方

第一志望が私立だろうが国公立だろうが、皆さんに知っておいてほしい”滑り止め校・併願校の考え方”があります。

出願校を決めるにあたっての大切なことなので、ぜひ覚えておいてくださいね。

滑り止め校・併願校は多ければ多いほど安心

たくさんの大学を受ければ、それだけチャンスが増えることになります。

そしてたくさんの合格を持っていれば、入学する大学は選び放題。

多くの大学を受けるということは、「全落ち」のリスクも低くすることができますね。

行きたい大学がいくつもピックアップできるのなら、できる限り受験をした方がいいです。

でも第一志望校以外、あまり行きたい大学がないんだよね…。

こんな人でも、「第一志望校だけ、一本勝負!」というのは危険すぎます。

浪人覚悟ならまだいいのですが…

浪人前提だとしても、併願校を何校か受けておくのが普通です。

中には、「10校受けて当たり前!」のような表現する先生もいますしね。

これは賛否がありますが、滑り止め校は多ければ多いほど安心ということには間違いはないです。

なので初めのうちは「行きたい大学」をたくさん探すことを意識して、情報収集をしていきましょう。

でも実際問題、受験できる大学は限られている

”併願校は多ければ多いほど良い”とは言っても…

実際、そんなにたくさんの大学を受験するのは難しいです。

まず、スケジュールの問題。

私立大学は1回目の一般入試を2月初旬に設定しています。

なのでたくさん大学をピックアップしておいても、入試日程が重なってしまってすべての大学を受験できるわけではないんです。

次に、お金の問題。

受験料も安くはありません。

入試を受けるたびに、万単位のお金がかかります。

私大の一般入試だと、相場は2万5000円~3万円台。

医学部だと、6万円なんてところもあります。

なのでたくさん大学をピックアップした中から、条件に合う大学をいくつか選ぶことが必要になってきます。

ということは…初めの段階でできるだけ沢山の大学をピックアップしておかないと、絞り込んだ結果がとても少なくなってしまいますよ。

併願校・滑り止め校の選び方は、人によって大きく変わる

以上のような理由で、併願校や滑り止め校の選定は、最低限まで絞ることになります。

ここで注意なのは、「併願校は〇校受験すればOK!」なんてラインは存在しないということです。

第一志望校が実力よりも一回り上の場合、それよりもワンランク、ツーランク落とした大学を複数用意する必要があります。

そして、絶対に合格できるであろう大学も最低1つ。

第一志望校が自分の実力よりも低い場合は、その大学の複数の入試方式を受験するという作戦も。

それとプラスして、1~2校の安全校を用意すれば安心ですね。

このように、

  • 自分の実力と第一志望校の学力との差
  • 浪人OKなのかどうか
  • 予算
  • 入試スケジュール

などによって、併願校の選び方は大きく変わってくるんです。

入学手続きの締め切りに注意

これ、結構見落としがちなのですが…

入学手続きや入学金の払い込み締め切りはよくチェックしておいてください!

第一志望校の合格発表よりも前に、滑り止め校の払い込み期限が来てしまうことも実際多いんです…。

滑り止め校にせっかく合格したのに、払い込まずに合格が取り消されてしまうと、今までの努力は無駄になってしまいます。

また滑り止め校の入学金を払ったけれども第一志望校に行くことになったら…

その入学金は帰ってきません。

初めから入学金を捨てる覚悟で受験する必要があります。

入学手続きの際に払い込む費用はだいたい、「入学金+半期分の授業料+施設維持費等」となっています。

入学を取りやめたら「半期分の授業料+施設維持費等」は帰ってきますが…

「入学金」は帰ってこない場合がほとんどです。

初めから受験する大学の合格発表日と手続き締め切りが分かっていれば、このような無駄は最小限で済みますね。

受験する全大学のスケジュール一覧を作っておくのがおすすめです。

特に国公立を受験する人は、私立大学の手続き締め切りが本命の入試前に来てしまうよ。親御さんとしっかり相談しておいてね。

専門学校を滑り止めにするのはアリ?

専門学校を滑り止めにするという作戦も全然OKです!

専門学校にあまりいい印象を持っていない人もいるようですが…

夢や目標がしっかり決まっている場合、分野によっては専門学校の方がおすすめできる場合も多いですよ。

大学を滑り止めにする場合と同じように、手続きや入学金の払い込み期限には注意しておきましょうね。

そしてあまり知られていないのですが、専門学校から大学編入するという選択肢もあります。

ちょっと長くなるので、詳しくはこちらの記事で解説しています↓

浪人NGの場合は特に、滑り止め校・併願校選びは慎重に

志望校に全落ちしても浪人ができる人は、とても恵まれています。

浪人OKな人ならばどうしても受験したい大学だけを受験して、ダメだったら浪人という選択肢を取ることができますね。

でも、家庭の事情や親の意見で浪人NGな人も多いはず。

それならば特に、滑り止め校はきちんと時間をかけて選びましょう。

最悪4年間通う大学です。

適当な選び方をして4年間を棒に振ることのないようにしてくださいね。

早くから滑り止め校・併願校の情報収集を始めよう!

まとめ
  • 滑り止め校・併願校の選び方は1つではない
  • 自分の実力や目標校の偏差値・倍率で選び方が異なる
  • でも、最低でも安全校1校以上は必要
  • 安全校は ”インフルエンザにかかっても合格できる大学” を選ぼう
  • 滑り止め校でも、出題傾向や配点をよく見ておこう
  • 入学手続き締め切りもしっかり把握しよう!

今回は併願校・滑り止め校の選び方について解説をしていきました。

ご覧のように、併願校・滑り止め校をどうやって決めたらいいのかは様々なんです。

ひとつの答えはありません。

ただ共通して言えることは、「早めに情報収集を行おう」ということ。

早い時点で行きたい大学がたくさんピックアップできていれば、正式な募集要項が出てから入試スケジュールなどを加味して絞り込むことができますもんね。

そして、受験直前になって情報収集を始めるなんてことはやめましょう!

オープンキャンパスに行くのも、資料請求も早いに越したことはありません。

これを読んでいるあなたは、今すぐに情報収集に取り掛かりましょう!

まずはじめの情報収集の方法は資料請求

まずは浅く広く情報収集をします。

そしてパンフレットを読んで気になった大学のオープンキャンパスに行けば、効率よく情報収集ができますね。

受験は情報戦です。

受験直前は勉強に集中できるよう、早めに動きだしましょうね!

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