大学に通いながら受験勉強をする《仮面浪人》。
受験勉強をしつつ普通に大学に通うとなるとかなり忙しいです。
中には大学を休学してしまって、勉強に専念しようとする人もいるかもしれません。
でも実際、大学を休学して仮面浪人をするのってどうなのでしょうか?
この記事では仮面浪人中に大学を休学するメリットやデメリット、そして私自身の考えをまとめていきますね。
ぜひ参考にしてみてください。
仮面浪人で大学を休学するのってアリ?
まず前置きなんですが、休学できる期間について初めに押さえておきましょう。
- 前期だけ休学
- 後期だけ休学
- 1年間休学
この3パターンがあることを頭に入れておいてください。
ではこれを踏まえて私の意見を述べていきます↓
筆者的には休学は絶対にナシ!!
先ほど挙げた①~③のどの休学パターンを取るにしても、私の中では休学はナシです。
特に①と③のように、入学直後に休学届を出すのはさらにマズイと思っています。
以下でその理由を解説していきますね。
仮面浪人中の休学に反対する理由は…《リスクの方が大きいから》
そもそも仮面浪人をする理由としては、「浪人に失敗した時でも通う大学がある」ということが一番大きいですよね。
親が浪人に反対していたり、入学後に失敗に気づいたりなど他の理由を持っている人も多いですが…
今の大学を保険と考えている人がほとんどかと思います。
仮面浪人に成功して、もうその大学に行かないのなら問題ありません。
しかし、もし失敗してしまったら…
下手したら進級も、友達も、お金も失うことになってしまいます。
どうしてそうなってしまうのか?
詳しくは次の項目で解説していきますね↓
仮面浪人が休学するデメリットを知っておこう
では、仮面浪人中に休学することのデメリットを一つずつ説明していきますね。
《休学→仮面浪人失敗→留年》は最悪のパターン
大学は「進級するのに必要な単位数」を定めていることが多いです。
もし休学して受験勉強に集中していたものの、受験に失敗してしまったら…
今いる大学で《留年》することになってしまいます。
これが仮面浪人が休学することの最大の恐怖ですね。
留年すると大学生期間が+1年。
もちろん学費も1年分余計にかかってしまいます。
そして履歴書には「留年した」という事実だけが記載されてしまいます。
休学中も学費はかかる
国公立大など一部の大学では休学中の学費を納めなくても良い場合もありますが…
しかしほとんどの私立大学では休学中も学費を納めないといけないんです。
数万円~全額まで、大学によって収める学費は大きく異なります。
私が抱いている相場観としては、「学費の半額程度」ですかね。
休学中奨学金は停止される
これは仮面浪人に限った話ではありませんが…
日本学生支援機構で奨学金を借りている場合、休学中は奨学金を受け取ることができません。
これにより計画が大きく狂う可能性がある人は要注意です。
またこういったルールは奨学金の種類や団体、年度によって変わります。
各自最新の情報を確認するようにしてください。
友達関係がギクシャクしがち
もし大学で友達ができてから休学をすると…
休学理由を正直に言う・言わないにかかわらず、ちょっと気まずい感じになってしまいますよね。
また入学直後から休学する場合、復学する時は友達がゼロの状態です。
これは人によってはかなりキツイかもしれないですね…。
仮面浪人中に休学するメリットを強いて挙げるをすると…
じゃあ、仮面浪人中に休学するメリットを強いて挙げるとしたらどんなものがあるのでしょうか?
勉強時間を確保できる
まぁ、休学する理由としてはこれが主でしょう。
普通に大学に通っていると、授業や課題、友達からの誘いなどで思ったように勉強時間が取れませんから。
授業料が減額される
先ほども書きましたが、休学中の学費は減額される可能性があります。
しかしどの程度減額されるのかは大学次第。
真面目に通う場合と同じくらいの金額を納めないといけない場合だってありますよ。
そしてもし仮面浪人に失敗してしまった場合、意味もなく休学費用を払って、最悪留年ということもあり得るのでご注意を。
こんな風にメリットとデメリットを比べるとデメリットの方が圧倒的に大きいです。
そういうわけで私は、仮面浪人中の休学はおすすめしません。
そもそも仮面浪人は休学理由として認められないことが多い
通っている大学によるので各自確認してほしいのですが…
そもそも仮面浪人を理由に休学することは不可能な場合が多いです。
一般的に休学の理由として認められるのはこんな感じです。
- 病気やケガ
- 経済的な理由
- 留学
そして休学する際には学科長や大学職員と面談をしないといけないことも。
ちょっと面倒くさいので、本気で休学をしようとしている人は覚悟が必要かもです。
もし休学するなら後期が無難?
それでももし休学して受験勉強に取り組みたいというのなら…
後期だけ休学するのがおすすめです。
入学直後に休学すると仮面浪人に失敗してしまった場合、途中から友達を作るのに苦労するかもしれません。
後期だけの休学でも、通年の単位を諦めることになってしまったり、友達との関係が微妙になってしまったりとデメリットは多いですよ。
でもできるだけリスクを減らすためには後期だけの休学かな?と思っています。
しかしそうする場合、前期にできるだけ必要な単位を取ってしまうようにしましょう。
まとめ:仮面浪人中の休学はおすすめしない
- 仮面浪人中の休学は筆者的にはナシ
- 留年や友人関係、金銭面のリスクの方が大きすぎる
- 《休学→仮面浪人失敗→留年》は絶対に避けよう
- そもそも仮面浪人では休学が認められない場合も
- もしどうしても休学したいのであれば後期がオススメ
今回は仮面浪人中に休学することについて解説していきました。
繰り返しになりますが、筆者的には休学はおすすめしません。
仮面浪人に失敗した時のリスクが半端ないです。
仮面浪人はリスクの少ないと言われている浪人方法です。
しかし休学をすることによって留年リスクが高まり、失敗してしまった時により悲惨になってしまいます。
以上が筆者の主張ですが、どの道を選ぶのかはあなた次第です。
なによりあなたの仮面浪人が成功することを祈っています。