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大学受験で英検はもはや必須?高校生のための英検完全ガイド

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英検を受けないといけないのは知っているけど…実際どれくらい大切なのさ?

2020年教育改革で、英検などの民間の資格取得が重要になってくるのはご存知ですよね?

大学受験において英検を持っていないことは本当に不利になってしまうんです。

この事を知らない高校生って、結構多いと思うんですよね。

実際に私の生徒でも、あまりよく分かっていない子が多いです。

今回はこれから大学受験をする高校生のために、英検について深く知ってもらいたくて記事を書きました!

ぜひ最後まで読んでいただいて、次回の英検を受験してください!

大学受験で英検はもはや必須?

英検を持っていれば大学受験で有利に働く

2020年教育改革で、大学入試は大きく変わります。

英語においては、今まで「読む」・「書く」・「聞く」の3つの力が主に問われてきましたが、

これからはそれに加えて「話す」の4技能をバランスよく育てていく必要があります。

でも、大学の個別試験で「話す」スキルまで一人一人テストしていくわけにはいきませんよね。

リスニングですら、個別試験で実施している大学は少ないです。

ここで、英検などの「民間の資格」を利用しようという動きが高まりました。

大学によって扱われ方は様々ですが、

  • 英検〇級持っていれば大学入試共通テストの得点に加点されるよ
  • 英検スコア〇点以上で一般入試で満点取ったことにしてあげるよ
  • 〇点以上じゃないとこの入試は受けられないよ

など、いろんな使われ方が想定されます。

しかも入試本番のテストと違って、英検などの資格は何度でもチャレンジすることが出来ます。

1回失敗しても次があると考えると、一般入試に賭けるよりも何倍も安全な方法ではないですか?

英検を受けない手はないですね!

TOEICと英検どっちがいいの?

現状では、高校生はTOEICよりも英検の方がいいと言えます。

その理由は以下の4つ。

  1. 英検は多くの大学・共通テストで使える
  2. 英検は過去問や対策本が沢山出回っている
  3. 高校生は英検の問題の方が解きやすい
  4. 仮に不合格でも、英検CSEスコアを使える

理由①  英検は多くの大学・共通テストで使える

実は入試でTOEICスコアを使える大学は、英検を利用できる大学よりも少ないんです。

なので、英検を受験しておいた方が安全です。

(募集要項は各大学のホームページから見られることが多いです。該当年度に注意!)

そして、「英検CBT」の項目で詳しく説明していますが、英検CBTは「大学入試共通テスト」で使えます。

(ただし、定められた期間に受験している必要があります。)

ただ大学入試センターを通さない方法であれば入試に利用(推薦入試の参考資料にしてもらうなど)することは可能となります。

【追記】

共通テストで英検のスコアを使えるとのことでしたが、なんやかんやあって延期になっています。

これが本格始動するのは2024年度以降だそうです…

ここで書いているものは参考程度にしてください

TOEICは大学入試共通テスト撤退のニュースがありました。

こちらは大学入試センターを通じて各大学にTOEICスコアを送る、「大学入試英語情報提供システム」からの撤退です。

私立大の推薦入試など、大学入試センターを通さずにTOEICスコアを自分で大学に渡すものについては各大学個別での対応になります。

続報に注目しましょう。

理由② 英検は過去問や対策本が沢山出回っている

TOEICに関しては過去問は公開されていません。

その理由は、TOEICは1度出題された問題が「リサイクル」されることがあるからです。

英語力を正しく判定するために、精度の高い問題を使う必要があるんですって。

でも英検なら、本屋さんに行けば対策本は山のように売られているし、なんなら英検公式HPで過去問も公開されています。

対策のしやすさで言ったら英検の圧勝です。

理由③ 高校生は英検の問題の方が解きやすい

TOEICって、すべてのレベルの人を1つの問題でテストするんですよ。

満点の990点を目指す人も、英語習いたての人も同じ試験問題。

990点を目指す人はいいかもしれませんが…

ざっくり計算すると、500点を目指す人にとっては半分の問題は解くことが出来ない問題です。

試験時間の大半の時間をできない問題に充てるのって、結構心折れませんか?

テスト本番で解けない問題が多くてぼーっとしているのはつらいよね。

でも英検は、それぞれのレベルに合わせた問題が出題されます。

すべて解き切ることが前提なので、身の丈に合わない問題は基本的にありません。

TOEICのように「捨てること前提」の問題があると、勉強にも力が入らないんですよね。

自分の学年なら絶対に解けるような問題でも、「戦略的諦めモード」に入ってしまう可能性も。

これは「4技能をバランスよく」という趣旨にも反しますし、苦手な分野を伸ばせなくなってしまいます。

だから学生は、英検の問題を「解き切る」ための勉強をしていった方が良いです!

理由④ 仮に不合格でも、英検CSEスコアを使える

英検は、「落ちたら無意味」と思っていませんか?

実はそうではないんです。

英検を受験すると、英検CSEスコアも同時に発表されます。

例えば、”2級・2400点”といった感じ。

大学によっては「〇級取得」ではなく、「英検CSEスコア〇以上」という基準で募集要項に記載されていることがあります。

下の表の縦軸が英検CSEスコアです。

出典:英検公式サイト

例えば「英検CSEスコア2500点」が必要だったら、準2級までだと測ることはできませんので、2級以上を受験します。

そしてその級の合格点にたどりつかなくても、CSEスコアが2500点を超えればその大学の求める英語レベルをクリアしたことになるんです。

このスコアは大学受験に使えるだけではなく、次の級合格までの距離を測るものとしても使えますよ。

いずれにしても、受験が無意味ということにはなりません!

英検は何級まで取得すればいいの?

英検の公式サイトによると、学年と級の目安は以下の通り。

これだとちょっと分かりづらかったので、私の肌感覚としての取得の目安も入れておきました。

学年私が考える取得の目安
5級中学初級英語を習っている子なら小学生でも余裕。
最低でも中1の終わりまでに取得しよう。
4級中学中級文法とか本格的に問われ出す。
読解力があれば中1でも取得可能。
ただし単語の勉強はしっかり!
3級中学卒業学校で習わない単語が多く出てくるから、
英検対策本でしっかり勉強しよう。
中3の秋までに取得するのが普通。
準2級高校中級英語が得意な人なら中学生でも余裕。
ただし高校で習う文法も出題されるから注意。
高2までには絶対に取得が最低目標。
大学入試対策にもなる。
2級高校卒業大学受験の英語を勉強している人なら受ける価値あり。
中堅高校の学校の授業だけでは無理ゲー。
ちゃんと英検テキストを使って対策しよう。
ここまで取得していればそこそこの大学まで英検スコアを使える。
大学入試対策にもなる。
準1級大学中級ここから難易度が上がる。
ほとんどの有名大で使える。
表現のレパートリーをガンガン増やそう。
1級大学上級神。
有名外語を受ける人はチャレンジしよう。

と、このようにまとめてはみましたが…

どの級まで取得すればいいのかっていうのは、ぶっちゃけ大学によるんです。

詳しくは募集要項を見て判断しましょう。

共通して言えるのは、”3級以下では話にならない”ということ。

英検は年に3回実施されていますので、「毎回受験」そして「目指すべきは準1級」、「最低でも2級」を意識しましょう。

英検対策をすることで、受験対策にもなる

先ほどもちらっと出てきましたが、英検対策をすることで大学入試対策にもなるんです。

特に準2級、2級の問題は大学入試と同じくらいのレベルです。

出題形式も似ているので、英検対策をすることで受験対策にもなるんですよ。

「受験勉強って何をしていいのか分からない!」って人は、まずは英検対策から始めてみてはいかがですか?

英検ってどの種類を受験したらいいの?

英検って、いくつか種類がありますよね。

ここで、おすすめの英検をご紹介していきます。

高2までなら従来型でOK

従来型の英検は、1次試験(筆記試験)を通った人が2次試験(面接)に進むというもの。

今までに英検を受けたことがある人は、ほとんど全員がこの「従来型」を使っているはずです。

高2生まで・2019年の高3生ならこの従来型のテストで十分です。

高3は英検CBT・英検1day S-CBT !

【追記】

共通テストで英検のスコアを使えるとのことでしたが、なんやかんやあって延期になっています。

これが本格始動するのは2024年度以降だそうです…

ここで書いているものは参考程度にしてください

2020年度からの高3生におすすめしたいのは、英検CBTと英検1day S-CBT!

大学入試英語成績提供システムという制度をご存知ですか?

要は「共通テストで英語を受験する代わりに、民間の資格を利用してね」ということ。

今までのセンター試験のように、大学が大学入試センターを通じて資格試験の成績を受け取る制度です。

さて、その「大学入試英語成績提供システム」で英検のスコアを使ってもらうためには、英検の中でも「英検CBT」・「英検1day S-CBT」という方法で受験する必要があります。

英検1day S-CBT は受験生だけが受けることが出来る特別な英検なので、ここでは割愛しますね。

詳しくはこちらのページをご覧ください。

ここでは誰でも受験可能な、「英検CBT」についてご紹介していきます。

英検CBTとは?
  • 受験したい級を選んで受験する。(3つまで併願可)
  • 合否と英検CSEスコアの扱い方も従来型と同じ。
  • 違うのは会場で・パソコンで受験するということだけ。
  • 4技能を1日で受験する。
  • 「大学入試英語成績提供システム」が使える。
  • 受験で英検CBTを使いたい場合は、定められた期間に受験する必要がある。
  • デメリットは実施会場が少ないということ。

こんな感じですね。

従来型の英検は、通っている高校でも受験することが出来ますよね。

でも英検CBTは、指定された会場でしか受験することができません。

全国に会場はありますが、まだ15都道府県にしかないので少し不便です。

でも今後、受験できる会場は増えていくのではないかと予想します。

「大学入試英語成績提供システム」はセンター新試験が始まる2021年度入試から運用が開始されるため、2019年の今ではあまりこちらを受けるメリットはないかもしれません。

2020年度に高3になる生徒は、2020年の4~12月にこの英検CBT・英検2020 1day S-CBTを受験している必要があるんです。

しかし、どの方式で受験してもその級の合否や英検CSEスコアは普通に使われるので、パソコンでの受験に慣れておきたい人はCBTでもいいかもです!

詳しくは英検CBT公式サイトを確認してくださいね。

高校生はどうやって英検対策をしたらいいの?

対策法① 文法

先ほどお見せした表の、自分の学年と該当している級を受けるのであれば学校の教材で概ねOK。

学校でこのような英文法・語法問題集を買っていれば、それを中心に勉強していきましょう。

しかし偏差値50より下の高校に通っている人は、このようなテキストを持っていないかもしれませんね。

(あまり偏差値で区別したくないのですが…便宜上偏差値を使わせていただきます。)

そんな人は、別途教材を購入したほうがいいかもしれません。

上で紹介した「Next Stage」はちょっと難しいかもしれませんので、こちらがおすすめ。

これは文法解説書「Forest」の仲間。

セットで使えば英文法の基本はマスターできます。

これで基礎力をアップさせて、過去問や予想問題で完成させれば、2級くらいまでならカバーできます。

対策法② 長文

長文って学校ではあまり触れませんよね。

コミュニケーション英語の授業ではみんなでゆっくり、解説メインで勉強していきますので、学校の教科書だけでは絶対に不足です。

自分で長文テキストを買って、勉強しましょう!

おすすめはこちらのシリーズ。

他にもたくさんの長文対策本が売られていますが、会社によってレベルの分け方が違かったり、どんな順番で解いていけばいいのか分かりにくいんですよね。

英検に対応したテキストなら、テキストで悩むことはありません。

このシリーズなら問題数も多いのでおすすめですよ。

対策法③ 単語・熟語暗記

基本的には学校で使っている単語帳で十分です。

でももし、簡単すぎたり難しすぎたりする場合は英検用にテキストを購入するのもいいかも。

ちなみに熟語については、先ほど紹介した「Next Stage」のような問題集にも掲載されています。

もし手持ちのテキストに「イディオム」問題がなければ、熟語帳を買ってもいいかもしれません。

そして全員にやってほしいのが、「暗記ノート」をつけること。

このブログにはとてもよく出てきますね。

日々の勉強で出会った単語や表現を書き溜めていくノートです。

これを毎日つけていくことで、世界に一つだけの単語・熟語帳が出来上がります!

対策法④ 英作文対策

英作文は苦手としている人が多いですよね。

英作文の対策をするのに一番困るのが、採点してくれる人を探すこと!

学校の先生や塾の先生が採点してくれるなら、ぜひお願いしてみましょう。

英作文の対策本も沢山売られていますが、お手本を写すだけになってしまわないように注意したいところ。

「考え方のコツ」を感じ取ることが一番大切です。

実は英作文の能力を根本的にアップさせるために必要なのは「英会話」だったりします。

英会話は自分の考えていることを言葉(文章)にする練習なので、小手先じゃなく、本当に使える英語力が身に付きますよ。

高校生にはまだ早いと考えずに、一度選択肢に入れてもいいかもしれません。

対策法⑤ 面接対策

これが一番厄介ですよね。

英検の公式サイトに過去問は載っていますが、一人でできるのは「音読・情景描写」の練習くらい。

基本的には対人で練習する必要があります。

このためだけに英会話教室に行くのは面倒ですよね。

ここでおすすめしたいのは「オンライン英会話」

今流行りのオンライン英会話はたくさんの種類がありますが、月額料金が安くて英検2次対策ができるのは「ネイティブキャンプ」です。

月額6,480円で英検2次対策ができるので、英検の直前1か月だけ会員になるというのも手です。

月額さえ払えば24時間・回数無制限でレッスンできますので、英語力のベースアップには特におすすめです。

こちらから体験できますよ↓

※無料体験期間中は英検2次対策のレッスンが受けられないので注意!

※もし気に入らなかったら、8日目に課金が開始される前に退会手続きをすればOKです。

ネイティブキャンプの英検対策について詳しく知りたい方はこちら

対策法⑤ 過去問

英検の過去問は必ず解きましょう!

英検の公式サイトから無料で過去問をダウンロードすることが出来ます。

過去問を解いてみて合格点に達していなかったり、もっと英検の形式に慣れたいという場合は市販の英検過去問を使っても良いですね。

2020年教育改革の影響もあり、試験内容が変わっていく可能性もあります。

できるだけテキストは新しいものを選びましょう。

「新試験対応」と書いてあれば安心です。

早くから英検対策をすれば大学受験で有利!

まとめ
  • 英検を持っていれば大学受験に超有利。
  • TOEICよりも英検がおすすめ。でもこの辺はお好みで。
  • その級に不合格でも、「英検CSEスコア」が使える。受けて損なし!
  • 学校内容をベースに、市販テキストも組み合わせて勉強しよう
  • 2次(面接)対策はオンライン英会話がおすすめ

今回は英検の大切さ、そして対策法についてご紹介していきましたがいかがでしたか?

とにかく英検は早めに受験しましょう!

何回でもトライできるのですから、こんなに優しいことはありません!

もし行きたい大学に「英検合格でみなし満点」というシステムがあるのなら、英検を受けない手はありませんね。

合格できるまでチャレンジすれば、本番で満点を取ったことにしてくれるのですから。

むしろ志望校が決まっていない人にこそ英検受験はおすすめ。目標があれば勉強も頑張れるし、最悪「英検のスコアが使える大学」という選び方もできるしね。

これを読んだ皆さん、今すぐ次回の英検に向けて動き出しましょう!

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