こんな風に悩んている方も多いかと思います。
特に予備校に通っていない宅浪や仮面浪人の方は、どんな風に模試を受けるべきなのかを指示してくれる人はいませんからね。
結論から申し上げると、浪人生は模試を定期的に受けるべきです。
模試は客観的に自分の実力を数値化してくれる、数少ない機会ですからね。
というわけでこの記事では、浪人生が模試を受けるべき頻度や注意事項などを解説していきます。
浪人生の模試に対する考え方も説明していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
浪人生が模試を受ける頻度は?
まずは浪人生が模試を受ける頻度について紹介していきます。
浪人生は月1回ペースの模試が理想
模試を受ける頻度は月1回が理想です。
これは現役生も同じですよ。
これは目標設定と復習期間が関係しているのですが…
これはまた別の機会に詳しく説明していきましょう。
ちょっと覚えておいてほしいのですが、浪人生は
- 現役時代よりも成績が伸びる人:2割
- 現役時代の学力をキープする人:6割
- 現役時代よりも学力が落ちる人:2割
と言われています。
私は普段、偏差値や志望校判定などの相対的な評価はあまり気にしないように生徒に伝えているのですが…
浪人生に限っては、周りと比べた相対評価も気にしてみたほうがいいです。
ただ、無理やり受ける必要はない
先ほど模試は月1回のペースで受けることが理想と伝えましたが、これは基本のペースだと考えましょう。
絶対に月1以上模試を受けないといけないという訳ではありませんよ。
時期によっては月1回ペースで模試を開催していない時期もありますし、無理に模試を受けて勉強ペースを乱すのでは本末転倒です。
模試を受けること自体が目的になってしまってはダメですよ。
模試は成績を伸ばしていくためのツールでしかありません。
なのでここでは基本のペースだけ覚えておいて、必要な模試だけ受けるようにしてくださいね。
浪人生が模試を受ける際の注意事項
ではここで、浪人生が模試を受ける際の注意事項を紹介していきますね。
偏差値だけじゃなくて、志望校までの距離を測ろう
先ほどもちょっと触れましたが、基本的には偏差値や志望校判定などの《相対的評価》はおまけみたいなものです。
本当にチェックしてほしいのは、
- どの科目を伸ばしたらいいのか?
- どの範囲を伸ばしたらいいのか?
- 合格まであと何点必要なのか?
といったデータです。
人と比べた数値ではなく、自分と志望校までの距離感を見極めていきましょう。
模試が終わったら勉強方法を改善していこう
それともう一つ。
模試の分析が終わったら、実際の勉強方法を随時改善していく必要があります。
むしろこの勉強計画の改善こそが、模試を受ける最大の目的と言っても過言ではありません。
こちらの記事で模試の結果帳票の見方や、どうやって勉強計画を改善していけばいいのかを解説していきます。
模試を受けるたびに勉強方法もアップデートしていきましょうね。
復習は手を抜かずに!
模試が終わったら、問題用紙を二度と開かないって人もいるんです。
でもこれは絶対にやめてください!
模試が終わったらすぐに復習を行うのが鉄則です。
結果帳票で俯瞰的に分析することももちろん大切ですが、問題1問1問を着実にできるようにしないといけませんよね。
模試で悔しい思いをしたからこそ、記憶に強く定着します。
模試の復習の仕方についてはこちらでまとめていますので、参考にしてみてくださいね。
浪人生が受験できる模試はどれ?
実は高3が対象と書いてあれば、浪人生も受験できる模試がほとんどなんです。
募集要項の対象学年をよく見ると、「既卒者」と書いてあるはずです。
ただし数少ないですが例外もあります。
以下の模試は浪人生は受けることができません。
- 進研模試
- 全国統一高校生テスト
進研模試はそもそも個人申し込みが出来ず、学校を通した団体受験のみが可能なんですよね。
なので浪人生は進研模試は受験することができません。
そしてちょっとややこしいのですが、「進研模試」と「駿台・ベネッセ」の模試は別物です。
駿台・ベネッセの模試は、駿台の公式サイトから申し込みができます。
参考リンク:駿台公式サイト
そして、「どの模試を受けたらいいんだろう…?」って悩んでしまう人も多いですよね。
一般的に言われているのが、
難関大学を受けるなら駿台模試
そこまで難関でないのなら河合模試
を中心に模試の予定を組んでいくのが良いと言われています。
それぞれの模試の特徴は今回は割愛しますが、一つ中心となる模試を決定して、足りなければ他の模試を組み合わせていくのが良いですよ。
模試の年間予定と、模試の選び方のヒントはこちらにまとめています↓
浪人生の模試の受け方は?
現役生は学校を通じて模試を申し込むことも多いと思いますが…
浪人生はそれができませんよね。
浪人生が模試を申し込む際は、個人的に申し込みを行う必要があります。
最も一般的なのは、公式サイトから申し込む方法です。
以前は書店申し込みや郵送申し込みもありましたが、ネット受付だけを行っている会社が多いですね。
締め切り日前でも、会場の定員がいっぱいになってしまったら受付を終了してしまいますので、早めに申し込むようにしましょう!
浪人生こそ模試を活用していこう
- 浪人生こそ、模試をしっかり活用していこう
- 出来れば月1回の受験が理想
- 高3用の模試であればほとんどの模試を受けることができる
- 模試を受けること自体も大切だけど、模試を受けた後の方が大切!
今回は浪人生が模試を受ける頻度や注意事項をお話していきました。
現役生ももちろんですが、特に浪人生は目標までの距離感を正しく把握することが大切です。
迫りくる現役生から逃げ切るためにも、模試は積極的に活用していきたいですね。
模試を受けるだけじゃなく、復習や分析を必ず行うようにしてください!
この記事があなたのお役に立てたなら幸いです。