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浪人中のバイトってどうなの?やるとしたら何を・いつまで?

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浪人中にバイトをするなんてやっぱり無謀なのかな…。

浪人生は勉強が第一。

どの程度勉強に時間を割くことができるかが合否を決めるとも言えます。

しかし親に負担をかけている以上、「せめて自分の生活にかかる金額くらいは…」とアルバイトをしようか悩んでいる人も多く見受けられます。

人によって色々な事情があるよね。

この記事では浪人生がアルバイトをするのは実際どうなのか

そしてもし浪人生がアルバイトをするとしたら何を・いつまでやると良いのかということをお伝えしていきます。

塾講師・家庭教師の視点からお話ししていきますね。

浪人中のバイトってどうなの?筆者の意見は…

はじめに私の意見ですが、浪人中にアルバイトをすることは反対です。

志望校合格を第一に考えるならばアルバイトどころではないことは明らかですから。

しかし人にはいろいろな事情があることは承知しています。

どうしてもアルバイトをする必要がある人もいることでしょう。

中にはアルバイトをしないと大学入学後に学生生活を維持できない場合だってあるかもしれません

そういう人は勉強の邪魔をしない程度に、綿密に作戦を立ててアルバイトに挑まないといけません。

そういった人のためのお話は本記事の後半でしていきますね。

このようにどうしようもない理由がある人は別ですが…

よほどの事情がない限り浪人中のアルバイトは避けましょう。

親御さんとどういう約束をして浪人を始めたかにもよりますが、遊ぶお金やショッピングのためのお金が欲しくてアルバイトをしたい人はちょっと考え直した方がいいです

浪人中のバイトはやめておいた方がいい理由

ではなぜ浪人中のアルバイトは極力避けたほうがいいのでしょうか?

ここではその理由をお話ししていきます。

勉強時間を捻出できない

これは言わずもがなですね。

アルバイトをすればその分勉強に割ける時間が短くなります。

勉強時間を維持したままアルバイトもしようとすると、こんどは睡眠時間を削ることになりかねません。

予備校の授業以外をバイトに費やせばバイトと勉強の両立ができるじゃん!

って考えている人もいるかもしれません。

実はこれはかなりの危険信号。

予備校で講義を受けているのってインプットの学習でしかないんですよ。

勉強はとにかくアウトプットを多くするのがポイントです。

インプット3に対してアウトプットの目安は7、もしくはそれ以上必要と言われています。

要は講義以外でどれくらい勉強量を確保できるかが勝負になるんです。

少なくとも講義を受ける2倍以上の時間、自主学習時間を確保しましょう。

体力的・精神的な疲労

アルバイトって体力的にも精神的にも疲れますよね。

疲れが溜まっている状況では、せっかく勉強時間を確保しても最高のパフォーマンスを出すことはできません。

仕事をすれば当然人間関係の悩みなんかも出てきます。

浪人中は勉強以外のことで体力や気力を使わないようにするべきです。

バイトを言い訳にしてしまいがち

そしてアルバイトを始めると予測不能な出来事が頻繁に起こります。

急な残業を頼まれたり、他の人の穴埋めで急遽呼ばれたりなど…

そういう時、

「仕事なんだから仕方ない」

と割り切らざるを得ないこともあるでしょう。

しかし浪人生という立場ですから、間違ってもこれが当たり前になってはいけません。

そして勉強の成果が出ないことをアルバイトのせいにするなどもってのほかです。

「自分のやるべきことはあくまで勉強なんだ」

という意識を強く持たないといけません。

浪人生がバイトをするメリットを強いて挙げるとすると…

このように浪人生にとってアルバイトは勉強の妨げにしかなりません。

しかし微小であるとはいえ、アルバイトするメリットも存在します。

金銭面のことは当たり前として、それ以外のことを挙げていきますね。

生活リズムが整う

まず時間固定のアルバイトであれば、自身の勉強のリズムを作るのに役立ちます。

特に予備校に通わずに浪人している人は時間の管理が疎かになってしまいがち。

毎日決まった時間に短時間働くのであれば、勉強のためにもいいサイクルを作ることができるでしょう

気分転換になる

働くことで勉強の気分転換になる場合もありますよね。

適度に体を動かしたり他人と話したりする機会は浪人生にとって貴重かもしれません

ただしこの恩恵を得るためには自分の性格・体力に見合った仕事を選ぶ必要があります。

アルバイトだけで体力や気力を使い切ってしまわないように注意しましょう。

ちなみに筆者は仮面浪人中バイトをしていた

ここまで ”浪人中はできるだけアルバイトをしないほうがいい” ということをお話してきました。

ここでちょっと私の話になるのですが…

実は私自身、大学1年生のときに仮面浪人をしていました。

そしてその間ずっとアルバイトをしていたんです…。

矛盾しているようだけど、これには訳があるんだ。

ざっくり書くと親が浪人に反対で、さらに学費はきっかり4年分しか出さないと言われてしまったんです。

そのため仮面浪人成功後の入学金と+1年分の授業料を稼ぐ必要がありました。

(結果的に編入試験で合格できたので自腹分は入学金だけで済みました。)

なのでアルバイトは必須だったんですよね…。

私自身の詳しい状況は別の記事にまとめていますので、お時間ある方はぜひご覧ください。

このように親御さんと意見が一致していなかったり、どうしようもない問題で浪人中にアルバイトせざるを得ない場合もあるかと思います。

このような場合は勉強に響かない程度にアルバイトをする必要も出てくるかと思います。

しかしこれ以外の「遊ぶお金や買い物資金が欲しい」なんて理由でアルバイトをするのはオススメできません。

人それぞれ事情は異なるからね…。どうしようもない理由がある人以外は浪人中のアルバイトは避けよう。

浪人生はどんなバイトを選べばいい?

浪人生はバイトすべきじゃないって分かってはいるけど、やっぱりバイトしないとどうにもならない!

ここではこういう人に向けて、浪人生はどういうアルバイトを選んだらいいかをお話ししていきますね。

拘束時間が短く、時間帯が一定であること

まず一つ目は、拘束時間が短くて働く時間帯が一定な仕事がオススメです。

拘束時間を短くするのは言わずもがな勉強時間を捻出するためですね。

そして時間帯を一定にすれば、日々のタイムスケジュールを一定にすることができます。

これだけでぐっとスケジュール管理がしやすくなりますよ。

ちなみにオススメなのは早朝シフトに入ること。

早朝は時給が高く設定されていることも多く、お客さんも少ないです。

またシフトが入っていれば絶対に起きなくてはいけませんから、規則正しい生活の手助けになるでしょう。

そしてバイト後の時間はたっぷり勉強に充てることができますね。

できるだけ家の近くにする

次に挙げる条件としては、出来るだけ家から近いバイト先を選ぼうということです。

通勤にかかる時間は短ければ短いほど、勉強に時間を割くこともできますし体力も温存できます。

予備校の近くでバイトをするのはダメなの?

時々こんな質問も受けます。

これに関しては、

予備校での授業がない日もそこに通うことにメリットがあるか?

と考えるといいですよ。

もちろん「予備校がない日はシフトを入れない」というのならばそれもOKです。

ストレスが溜まらないこと

仕事内容においても人間関係においても、ストレスが溜まらないことはとても重要ですよね。

ただし何がストレスになるのかって本当に人それぞれ。

体動かすのが好きな人は、じっとしている仕事よりも体力仕事の方がリフレッシュになるかもしれません。

また接客も苦痛に感じる人・楽しくできる人と様々でしょう。

このように何がストレスになるかは千差万別。

自分にとって快適なお仕事を選ぶ必要があります。

ただ人間関係については入ってみないと分からない部分が多いですよね…。

というわけでできるだけ他人と関わらない仕事を選ぶのをおすすめします。

例えばコンビニバイトをするにしてもお客さんの少ない時間帯を狙ったり

また品出し軽作業家庭教師などの個人プレーのお仕事を選んだりと工夫してみましょう。

浪人中のバイトはいつまで続ける?

稼ぐためにできるだけ長く続けたいけど… 受験間近までアルバイトしてるわけにいかないよね…

というわけでここでは、浪人中のバイトはいつまで続けていいのかについてお話ししていきたいと思います。

極力バイトは夏までにしよう

夏は現役生も部活を引退して、夏期講習などでどんどん力をつけてくるタイミングです。

うっかりしてると8月の模試で偏差値が急落…ということもよく起こります。

それに夏以降は模試の予定も沢山入って来ますから、時間に余裕はありません。

こういうことを考えるとやはり夏ごろにはアルバイトをやめる、最低でも働く時間をセーブした方が良いと言えます。

最低でも秋までにしよう

夏までって全然働けないじゃん!

浪人開始から夏までしか働けないとなると、働ける期間はとても短いですよね。

もっともっと働かないといけない事情を持っている人もいるかと思います。

ただそういう場合でも秋にはアルバイトはやめるべきと考えます。

入試直前まで続けると焦りが出るのは簡単に想像できるでしょう。

焦りからは悪循環しか生まれません。

ただでさえ勉強時間の面で不利なのに、更に焦って効率が悪くなってしまうのは最悪ですよね…。

ただこれは理想論。そんなことを言っていられない人もいるかもしれないね。そういう人は何月までにどれくらい稼ぐかなどのざっくりした年間予定を立てておいて、メリハリをつけて働こう。くれぐれも受験直前は勉強に集中すること。

浪人生がバイトをする際のその他の注意

ここでは浪人生がアルバイトする場合のその他の注意事項について説明しておきますね。

面接時に浪人中であることを話しておく

まず大切なのは、面接時に「現在浪人中である」と伝えておくことです。

いわゆるフリーターだと思われて仕事をどんどん入れられると困りますからね。

働く曜日や時間帯を絞って伝える

そして次に、働ける曜日や時間帯を細かく指定しておいた方がいいです。

そうしないとだんだんとシフトが増えていくのが世の常ですからね。

他の人の穴埋めや残業なんかでいちいち駆り出されて、勉強時間を捻出できなくなるのは最悪です。

私が働ける時間はここだけです。他はシフト入れません!

このように最初にはっきりと伝えておきましょう。

最初から伝えておけば上司もシフトを組みやすくなるでしょう。

やめる(休む)時期をあらかじめ伝えておこう

先ほど言ったように、アルバイトはどんなに遅くても秋までにしておくべきです。

その後は退職をしたり、長期のお休みをもらったりという形になるかと思います。

このようなことは事前に伝えておかないとトラブルになる可能性があります

面接時にやめる時期やバイトをお休みする期間を事前に伝えておきましょう。

その方がお店としてもありがたいですし、後腐れなく退職・お休みができます。

必要以上に友達を作らないようにしよう

また友達を必要以上に作らないようにするということも大切です。

バイト仲間に遊びに誘われるのは頻繁に起こるシチュエーション。

しかし浪人生には本来アルバイトをしている時間すらないのですから、いちいち誘いに乗っていてはいけません。

しかしバイト仲間をないがしろにして仕事に影響が出ては困るので…

必要以上に友達を作らない

ということを徹底するといいでしょう。

“NO”をきちんと伝えるべき

そしてあらゆる場面において、”NO” を伝えることはとても大切です。

  • シフトの交換
  • 入れる曜日を増やしてほしい
  • 残業依頼
  • プライベートの誘い

など…

これらにいちいち ”Yes” と答えていては勉強どころではないのは明らか。

断るべきところではしっかり “No” を伝えましょう。

アルバイト先に浪人中であることをしっかり伝えていれば、ある程度察してくれるはずです。

以上のようにアルバイト先には早い段階でできる事やできない事、そしてめる(休む)時期を伝えておいた方がいいです。

その上で雇ってもらえないのだとしたら、そこは浪人生のあなたには合っていない職場ということになります。

採用されたとしても苦しいだけです。

浪人中だということを尊重してくれて、お互い気持ちよく働ける環境を探してくださいね

まとめ:浪人生は基本バイトNG。せざるを得ない場合は細心の注意を払おう。

まとめ
  • 浪人中のアルバイトは基本的にNG
  • どうしてもアルバイトしないといけない人は注意深く職場を選ぼう
  • 面接時に働ける時間ややめる(休む)時期などをはっきり伝えておこう

今回は浪人生がアルバイトをするのはどうなの?ということについてお話ししていきました。

基本的に浪人生はアルバイトをするべきではありません。

ただ状況がそれを許さないこともあると思います。

その場合は受験勉強の邪魔にならないよう慎重にアルバイト先を選び、そして上司と話し合ってお互い納得して働けるようにしましょう。

この記事があなたの浪人を成功させるヒントとなれば嬉しいです。

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