専門学校にも偏差値という概念が存在する、ということを初めて聞く人も多いのではないでしょうか。
簡単に入学できるイメージの専門学校ですが、実は入試で学力検査が重要視されることも多いんですよ。
ということで今回は、専門学校の偏差値についての考え方を紹介していきます。
専門学校も偏差値がある?
先ほども書きましたが、実は専門学校にも偏差値という概念は存在します。
でも偏差値がある学校は結構特殊で、ほとんどの人にとっては関係がない場合が多いですね。
この事を詳しく解説していきます。
ほどんどの専門学校は偏差値はない
例えばこんな分野の専門学校では、偏差値という概念が存在しない場合が多いです。
- スポーツ
- 美容
- ファッション
- 調理・製菓
- 動物
- 音楽
- 映像・アニメ・声優
これらの分野では偏差値はあまり関係なく、入試は面接が中心となります。
学力試験を実施するかどうか、そして倍率が1倍を超えるのかどうかはその学校よりますので、よくリサーチしておきたいですね。
一部の専門学校では偏差値が出ている
一方で偏差値が存在する専門学校は以下の分野に多いです。
- 医療・看護・福祉
- 保育・教育
- 語学
- ホテル・エアライン
- 建築
- 情報系
- 公務員
- 会計・経理
こんな感じです。
リストにしてみると、偏差値がない専門学校よりも多いように見えますが…
この中でも実際に学力試験を実施する学校は上位の人気校のみです。
全体で見たら、偏差値のある専門学校はごく一部ということになります。
医療・看護系は基本的に偏差値がある!
特に注意したいのは、医療・看護系の専門学校を受験する人。
これから医療分野の勉強をしていくわけですから、基礎学力を持っていることが大前提となります。
入試でも学力試験を課される場合がほとんどですし、それに加えて小論文の対策が重要になります。
いずれも時間をかけて準備することが必要ですよ。
専門学校の偏差値は大学入試の偏差値と違うの?
専門学校の偏差値は、数字を出している会社によってまちまちなんですよね。
大学受験と同じように考えても良い場合もあれば、そのまま受け取ってはいけない場合もあります。
ひとつ例を挙げると、看護系の予備校が出している偏差値から5~8を引くと、大学受験の偏差値になると言われています。
これは模試を受験する母集団の違いによるものです。
しかし大学受験用模試の中でも、会社によって偏差値に開きが出てしまいます。
偏差値は相対的な評価でしかないので、あまり信用しすぎるのは良くないですよ。
看護・医療系は専門学校用の模試も存在する
看護・医療系のみではありますが、専門学校用の模試も存在しますよ。
看護系予備校や就職予備校が定期的に開催している模試で、出題傾向も看護・医療専門学校に寄っているので結果を参考にしやすいです。
看護系の模試で有名なのは東京アカデミーなどですね。
参考リンク:東京アカデミー看護医療模試
この分野の専門学校を目指す人は、ぜひ積極的に模試を受けていきたいですね。
勉強の事はプロに相談することも大切
偏差値を気にするのも良いですが、それより大切なことがあります。
それは、今後の具体的な勉強計画を立てて実行していくことです。
適切な教材を使って、入試に間に合うように勉強計画を立てていく必要があります。
自分だけで細かい計画を立てられないのであれば、学校の先生や塾の先生に必ず相談しましょう。
専門学校の過去問があれば、適切な学習アドバイスをくれるはずです。
計画さえ立ててしまえば、後は自分で手を動かすだけですからね。
重要なところはプロに頼むようにしましょう。
専門学校だからと油断しないこと。できることを今からやっていこう!
- ほとんどの専門学校は偏差値はない
- しかし医療・看護系など一部の分野では偏差値がある場合も
- 大学受験用の偏差値とはまた別と考えたほうがいい
- 偏差値だけが全てではない。合格までの具体的なプランを考えよう
今回は専門学校の偏差値について学習をしていきました。
偏差値のある専門学校はわずかではありますが、学問分野によっては学力試験が大切になるということを覚えておいてほしいです。
偏差値の捉え方は大学受験用のものと少し違うので、ここも注意ですね。
受験する専門学校が決まっている人は、なるべく早く過去問を手に入れましょう。
本番のテストの傾向や難易度を正確につかむことで、具体的な勉強の道筋が立っていきますからね。
過去問はオープンキャンパスで貰えることが多いので、積極的に参加しましょう!
専門学校のオープンキャンパスについてはこちらで解説をしています。
また受験する専門学校を絞りきれていない人は、なるべく幅広く情報収集をして行きましょうね。
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