こんな風に悩んでいる人も多いのではないですか?
実際に私の生徒でも、どうやって高校を選んだらいいのか相談してくる人も多いです…。
親や先生の意見、そして友達の志望校などが迷いの種になってしまうこともありますよね。
今回は、志望校の決め方のヒントをご紹介していきます。
高校を決めているのかを知ることで、高校の選び方の幅が広がるかもしれません。
ぜひ参考にしてみて下さいね。
高校の決め方や志望校の選び方がわからない人へ。
まず言いたいのは…高校の決め方に正解なんてない!
私の塾にも、「高校の正しい決め方って何だろう…?」と相談をしてくる生徒も多いのですが…
実は高校の決め方に正解なんてありません。
何で決めようとOKだし、逆に「そんな理由で決めたの?」と言われる筋合いもないんですよ。
例えば…
家からめちゃくちゃ遠い学校を選ぶのもOK。
- 遠くまで通いたいと思えるほどの魅力があって
- 勉強時間も確保できて
- 3年間毎日通うという覚悟できている
こんな状態なら、ぜひ頑張って進学してほしい!
また、現在の学力では到底合格できないような高校を第一志望校にするのも良いです。
ただし…
- 抑えの私立を受けることができて
- 「絶対に公立」などの指定がなくて
- 受験勉強に必死になれる
これならばより高い高校を志望校に定めることで、一回り成長できますね!
こんな感じで、高校の決め方は人によりさまざまです。
「普通はこんな決め方しないよな…」なんて考えずに、やりたいこと・重視したいことを正直に持つようにしましょう。
まずは現在の状況と将来やりたいことを整理しよう
志望校を決めるにはまず、今の状況と今後の展望を整理しておく必要があります。
具体的にはこんな感じ。
- 現在の学力状況
- 私立を何校くらい受けられるのか
- 生活スタイル
- 高校で頑張りたいこと
- 高校卒業後の進路
これらを書き出すことによって、結構絞れてきますよ。
とか、
こんな風に、何でもいいので希望を書き出しておくと良いですよ。
みんなの志望校の決め方を参考にしてみよう!先輩たちの高校の選び方
高校の偏差値
偏差値は高校選びで大切な指標となります。
目に見えないものですが、多くの高校受験生がこれを重要視していますね。
なんだか偏差値だけで高校を選ぶのも良くない気がしますが…
考えてもみてください。
いわゆる底辺校からトップレベルの大学に進学できる可能性はどれくらいありますか?
合格実績を見ても、まず見つからないことでしょう。
その学校に通っている生徒のレベルに合わせて、学校の授業レベルは決まるんです。
もし難関大学にチャレンジしたいのであれば、難関大入試に向けた授業が行われている高校に進学するべきです。
そのため少しでも偏差値が上の高校を目指すのが一般的ですね。
どれくらい高い偏差値の学校を目指すのかは、入試本番までの日数や滑り止め校をどれくらい受けられるのかなどの条件によっても変わってきます。
こんなことにならないように、自分のレベルよりも上の高校を受験する時には併願校の選定もしっかり行いましょう!
部活動の種類や強さ、本気度など
部活も、高校を選ぶ上で重要な要素になりますよね。
メジャーな部活だったら、
- 今までの大会実績
- 部員数の多さ
- 指導者
- 雰囲気
などのような選び方ができますね。
珍しい部活に入りたくて高校を選ぶ人も多いです。
逆に、「部活に入りたくない」という生徒も一定数います。
そういう生徒は部活の参加が強制じゃない学校を選びます。
このように、一言で「部活」と言っても色々な考え方がありますね。
制服
女子は特に、制服へのこだわりが強い!
ネクタイ・セーラー服・指定カバンの有無など…好みが結構出るんですよね。
最近は高校側も、かわいい制服で生徒を集めようとするくらいです。
制服のデザインなんて、大人からしたら不純な動機のようにも見えますが…
「絶対にこの制服を着るんだ!」という夢のために勉強を頑張って、数ランク上の学校に合格した子もいます。
家からの距離
普通は家から近い高校を選ぶことが多いですね。
通学時間が長くなってしまうと、次のようなデメリットが生じてしまいます。
- 勉強時間が確保できない
- 疲れてしまう
- ストレス
- 帰りの時間が遅くなってしまう
などなど…あまり良いことはありません。
乗り物が苦手だったり、電車通学に慣れないうちは特に辛く感じてしまうでしょう。
一方で、あえて家から遠い学校を選ぶ人もいますよ。
「知り合いのいない学校で、たくさん新しい友達を作りたい!」
「都心のキラキラした街がいい!」
「高校デビューしたい!」
って人も少なくありません。
校風
- とにかく自由
- 文武両道
- 体育会系で厳しいけど、団結力がある
など…校風はとても大切な要素です。
学校公開や文化祭などでも感じ取ることができますよ。
合わない校風の学校に進学すると、必要のないストレスを受けてしまう原因となります。
あまり軽視せず、きちんと自分の目で見て確認しておきましょう!
合格実績
もしあなたが国公立志望なのに、合格実績に国公立大学がなかったら…
国公立受験に向けたレベルの授業は行われない可能性があります。
その場合、塾や予備校などで自分で勉強を進めていく必要がありますよ。
卒業生の多くが就職や専門学校に進学するような学校では、そもそも大学受験に向けた授業が行われていない可能性も。
合格実績は一部の指標ではありますが、特に大学受験を頑張りたいと思っている人はよくチェックしておきましょう。
指定校推薦枠
大学の推薦入試には、「指定校推薦」というものがあります。
大学側から各高校に、「評定〇以上の生徒〇名受け入れます」というオファーがあります。
指定校推薦先は受験生に向けて発表していないことも多いですし、推薦先、人数は毎年変わります。
でも、評定さえクリアしていて、学校内選考を通ればほぼ確実に合格できる、最高の入試方式です。
これを利用しない手はありませんね。
もし行きたい大学の指定校推薦枠があるのなら、定期テストを頑張ることで推薦をゲットできるかもしれません。
高校が情報を公開しているようなら、必ずチェックしておきたいところです。
こんな理由で高校を選ぶのはNG!
先ほど、「高校の決め方に正解はない」と申し上げましたが…
それでも避けるべき選び方は存在します。
いったいどんな選び方なのでしょうか?
順番に見ていきましょう。
友達が行くから…
仲の良い友達と高校で離れてしまうのは寂しいことではありますが…
高校3年間、下手をしたら卒業後の可能性までを友達にゆだねることになってしまいますよ。
その友達があなたよりも学力が上で、自分の目標をしっかり持っている子だったら…
その子と同じ学校を目指すことで自分の成長になるかもしれません。
でももしあなたよりも学力が下だったり、「同じ高校にいこうよ~」と軽はずみに言うような子だった場合…
その誘いには絶対に乗らない方がいいです。
親や先生におすすめされたから…
「親におすすめされて…」
「親の出身校だから…」
ってことはよくあるんですよね。
親御さんは悪気があるわけでなく、自分の経験から、そしてあなたの将来のためを想っておすすめしていることでしょう。
あなたの性格や目標を加味してのことだと思いますが…
時々、エゴ丸出しでおすすめしてくる親もいるんですよね。
言いにくいかもしれませんが、自分の意見をしっかり伝えるようにしましょう。
また、塾や学校の先生からおすすめされたという理由で進路を決めてしまう人もいます。
塾や学校の先生が具体的な高校名を挙げておすすめする場合は、大きく分けて2つあります。
- 生徒が高校選びで迷っているとき、選択肢の提案として
- 実績作りのため
①の「選択肢の提案として」だったら何も問題はありません。
通いやすさや入りやすさを考慮して提案してくれているはずです。
でも絶対に、自分の目で見てから決断をしてくださいね。
でも一方で…
あまり多くはありませんが、②の「実績作り」として高いレベルの学校をおすすめしてくる場合もあります。
このような場合、素直に聞き入れなくてOK。
さすがに1校しか受けられない公立入試ではこのようなことは少ないかと思いますが…
生徒の合格できそうなレベル、ギリギリまで引き上げようとする場合もありますので注意が必要です。
いずれにせよ、「自分の目で見て、自分で決めよう」ということです。
大切な決断を人任せにしてしまうと、何かあったときに人のせいにしたくなってしまいますよ。
志望校はいくつかピックアップしておこう
第一志望校が公立でも私立でも…
志望校は複数ピックアップしておくことが大切です。
夏くらいまでは、「自分のレベルよりも上」のレベルの学校を目指す人が多いです。
その方が勉強のモチベーションも上がりますもんね。
しかし冬になると、いよいよ現実的に考えていかなくてはいけません。
公立ならば特に、合格できる可能性が高い所に目標を下方修正する必要が出てきますね。
冬になってから高校を決め直すのでは遅いのです。
早い段階から情報収集をして、行きたいと思える高校をいくつかピックアップ・順位付けしておきましょう。
自分の基準で志望校を選んで、悔いのない高校受験を!
- 一般的な高校の選び方の指標は存在する
- でも、最終的に決定する項目に正解はない!
- 「誰かに言われたから」という決め方だけはNG!
- 必ず自分の目で見て決めるようにしよう
今回は高校の決め方のヒントをご紹介していきました。
高校選びに正解はありません。
だからこそあらゆる角度から高校を自分自身を研究して、ベストな高校を選びたいですよね!
今回の記事が、あなたの高校選びのお手伝いになれば幸いです!