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併願優遇とは?東京都の私立高校が行う優遇制度について知ろう

東京都に住んでいる高校受験生は、「併願優遇」という言葉をご存知ですか?

おそらくほとんどの受験生が利用する、大切な制度です。

「実はあまりよく分かってない…」という人も多いのではないでしょうか?

併願優遇の制度を知らないと、損をしてしまうこともあるよ!

今回は東京都の私立高校受験で欠かせない知識、「併願優遇」について詳しく解説していきます。

この制度をしっかり利用して、賢く受験を乗り切ってくださいね!

併願優遇とは?東京都の私立高校が行う優遇制度について知ろう

では早速、併願優遇とは何か?について説明していきますね。

制度自体はそこまで複雑ではないよ。都立高校を受ける人は絶対に知っておこうね!

実際の入試の前に合格が《ほぼ》決まる

「併願優遇」とは主に、都立高校を第一志望とし、滑り止め校に私立高校を受験する人が利用する制度です。

滑り止めの私立高校とは事前に話し合いをしておいて、OKサインが出たら合格はほぼ確定

実際の入試を受ける前に合格がほとんど決まってしまうんです。

入試で学力試験は受けなければいけませんが、あまりにひどい結果にならない限りは合格できます。

ただし、私立高校も無条件で合格をくれるわけではありませんよ。

次の項目から詳しいことを説明していきますね。

都立高校に落ちてしまったら必ず入学するという約束である

併願優遇とは、

第一志望の都立に落ちたら必ずそちらに進学します!

という約束でもあります。

ということは…

併願優遇をもらっておいて、他の私立高校に進学することはできません。

私立の中でもその学校が第一志望であることが前提です。

もし私立高校を何校も受験したいのなら、併願優遇というシステムは使えません。

私立高校が提示する基準をクリアしている必要がある

併願優遇制度を利用するためには、私立高校が提示している基準をクリアしていることが必須となります。

出願基準は主に内申点

例えばこんな感じになっています。

  • 5科目で15以上
  • 9科目に1がないこと
  • 中学3年生での欠席日数が15日未満

以上を全て満たす者

併願優遇の出願条件は一般に公開していない学校もあります。

その場合学校や塾の先生に確認をするか、学校説明会・個別相談会に行って確認します。

合格基準点を設けている学校も

ほとんどの学校では内申点によって合格は《ほぼ》決定するのですが…

学校によっては、「加点はするけど合計で〇点以上にならないと不合格だよ」って学校もあります。

この場合併願優遇を使っていても、既定の点数に足りないと合格できません。

一言で「併願優遇」と言ってもいろんなシステムがあるので、これもよく確認しておきましょう。

併願優遇を利用するにはどうしたらいい?

次に併願優遇を受ける場合はどんなスケジュールで、どんな行動をすればいいのかを紹介していきます。

基本の流れは以下のようになっています。

併願優遇のスケジュール》

  1. 私立高校の学校説明会や個別相談に参加する(7〜10月)
  2. 中学校の先生に併願優遇を利用することを伝える(11月まで)
  3. 一般入試を受ける(2月10日頃)
  4. 合格発表(2月中旬)

それぞれ詳しく説明していきますね。

①私立高校の学校説明会や個別相談会に参加する

併願優遇を受ける場合、学校説明会に参加していることは必須条件となります。

学校説明会では個別相談ブースもありますので、必ず個別相談も受けておきます。

その際、現時点での最新の成績が分かるものを持参しましょう。

そうすると担当の先生が、

この成績なら併願優遇を受けられますよ。

などと教えてくれます。

②中学校の先生に併願優遇を利用することを伝える

11月頃に志望校を決定する三者面談があるかと思います。

この時までに中学校の先生に、「併願優遇を使って受験したい」という旨を伝えておかなくてはなりません。

というのは…

個別相談でOKを貰っただけでは、合格の確約を貰った事にはならないからです。

12月ごろに中学校の先生が直接私立高校に赴いて、併願優遇を使わせてもらえるようにお願いをしてくれます。

ここで初めて併願優遇の利用が正式に決まるのです。

中学校の先生を通さずに併願優遇を受けることはできません。

併願優遇使いたい場合、中学校で定められた日までに報告しないと大変なことになってしまいますよ。

③一般入試を受ける

併願優遇と言えども、他の受験生と一緒に一般入試を受けなくてはいけません。

学力試験の他に、面接がある学校がほとんどですね。

④合格発表

この合格発表の日で正式に合格が来まります。

ここで合格を貰えれば安心して都立高校の入試に挑むことができますね。

実は併願優遇を貰っていても不合格になってしまうケースもあるんだよ。詳しくは後で説明するね。

併願優遇を受けるメリット

併願優遇を使うと合格が確定なんて、素晴らしいシステムですよね。

ほぼ合格が決まるとなると、精神的にも楽になります。

でもそれ以外にも、併願優遇を受けることのメリットはあるんですよ。

いくつかご紹介していきますね。

第一志望校の勉強に専念できる

普通に私立高校を受験しようとすると、過去問を買って、何年分も解いて、傾向に合わせた問題で対策して…

と、やることがいっぱいです。

これだと第一志望校の対策の邪魔になってしまいますよね。

でも併願優遇なら、合格の可能性が高いと初めから分かっていますよね。

一応過去問には目を通した方が良いですが、がっつり時間を割いて対策しなくても大丈夫。

安心して第一志望校に向けた勉強ができます。

入学金の払い込みを都立の結果発表後まで待ってくれる

併願優遇というシステムは、本来都立高校が第一志望の生徒のためのもの。

そのため都立の合格発表後まで入学金の払い込みを待ってくれることが多いですよ。

その他の入試では、都立の結果発表より前に入学金の払い込み期限が来ることもあります。

せっかく合格したのに蹴るか、無駄になる前提で入学金を払い込むことになってしまいます。

併願優遇制度のある学校受験するなら、絶対に利用するのをおすすめします。

併願優遇を受けるデメリット

では次に、併願優遇のデメリットです。

併願優遇は良いことばかりのようですが、多少のデメリットも存在しますよ。

これもよく頭に入れておいてくださいね。

他の私立を受けられないことが多い

併願優遇は「都立に落ちたら必ず入学します」という約束。

他の私立高校を受けられない可能性の方が高いです。

これで全く問題ない人が多いと思いますが…

第一志望の都立に合格するために、練習として他の私立高校を受験したい!

という人は注意が必要です。

募集要項をよく確認するか、個別相談会で質問するようにしましょう。

併願優遇を行っている学校は非正規教員が多い!?

これはNHKの番組でも取り上げられていましたが、今私立高校の非正規教員の多さが話題になっています。

ここでちょっと考えてみましょう。

併願優遇を使って出願する人が、全員都立高校に受かってしまったら?

その私立高校に進学する人は少ないですよね…。

学年によって生徒の人数にばらつきが出てしまいます。

非常勤の教員が増えてしまうのにも納得です。

高校入試のシステム的にはある程度仕方のない事かもしれません。

しかし応募者が殺到するような人気な私立高校では、そもそも併願優遇制度はありません。

そんなことをしなくても生徒は集まってくれるからです。

「併願優遇を行っている=良くない学校」と決めつけてしまうのは安直です。

(中堅の私立高校まではほとんどすべての学校で併願優遇を行っていますし。)

でも、そういった事実も覚えておきましょう。

非常勤の先生にも良い先生は沢山いますしね。

いずれにしても、滑り止めと言えども私立高校を適当に選んでしまってダメ!

本当にこのここに通いたい!

と思える学校を見つけてくださいね。

併願優遇についてのQ&A

次に、塾でもよく聞かれる質問に答えていくね。

内申点が少しでも足りない場合、併願優遇は使えないの?

併願優遇を使いたいけど、内申点が少しだけ足りない…

こういう場合、その高校の個別相談会で聞いてみると良いですよ。

模試での偏差値などが考慮される場合があります。

個別相談会には模試の結果帳票を何通か持っていくようにしてください。

他の私立高校は受験できないの?

これは学校によりますね。

最近は私立高校が第一志望でもOKという学校も出てきました。

募集要項や学校説明会で説明があるかと思いますので、学校ごとに確認してください。

また練習として他の私立高校を受けて良いのかどうかも学校によります。

しかし一般的には、併願優遇を受ける場合は他の私立高校は受験できない場合が多いです。

併願優遇を使わないという選択肢はあるの?

同じ学校を受験するにしても、併願優遇を使わないで受験するという選択肢ですね。

結論から言うとOKです。

しかし、合格の可能性が併願優遇に比べてガクッと下がってしまうということを必ず覚えておきましょう。

併願優遇なら絶対に合格できるの?

答えはNOです!

併願優遇を利用していても、不合格になってしまうことがありますよ。

いろんなパターンがあるので、別のページで詳しくまとめています↓

併願優遇制度をうまく使って、私立高校の合格を決めよう!

まとめ
  • 併願優遇は、第一志望校に落ちてしまったら必ず入学するという約束で、「ほぼ合格」がもらえる制度
  • 併願優遇を利用するためのスケジュールをしっかり確認しよう
  • 「絶対に合格できる」という訳ではない。きちんと一般入試を受ける必要がある。

今回は東京都の私立高校が行っている「併願優遇」のシステムについてご紹介していきました。

併願優遇は便利なシステムですが、きちんと高校・中学校と摺り合わせをしておく必要がありますよ。

また学校によってもどのように優遇されるのかが異なりますので、募集要項や個別相談会で確認するようにしてください。

このシステムを使えば滑り止めのことはほとんど気にしなくてよくなるので、ぜひ利用してみてくださいね。

ここでサクッと合格を決めて安心したいよね。第一志望校合格に受けて頑張れ!

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