受験の結果や今の学校に不満を持っていて、「仮面浪人をしよう!」と決意する人もいるかと思います。
でも実際仮面浪人をするには、大学に許可をとったり書類を出したりする必要はあるのでしょうか?
という訳で今回は、仮面浪人のやり方について詳しく説明していきます。
仮面浪人のやり方を経験者が徹底解説する
では早速、仮面浪人のやり方を解説していきます。
やり方と言っても大したことはありません。
自分の気持ちさえあればすぐに仮面浪人を始めることができますよ。
誰の許可も取らずに仮面浪人を始めてOK
意外に思われるかもしれませんが、仮面浪人を始めるには誰の許可も要りません。
大学に相談する必要もないし、書類を出す必要もありませんよ。
強いて言えば少しでも合格の可能性を高めるために、授業数を調整したほうがいいくらいでしょうか。
あとは協力を仰ぐために、親御さんとちゃんと話しておいた方が良いですね。
何か手続きが必要になってくるのは、合格が決まったあと。
もし合格できなかった場合は、何事もなかったかのようにその大学に通い続ければ良いのです。
だから安心して勉強に専念してくださいね。
合格が決まったら退学届けを出すだけ
そして晴れて合格が決まったら、今通っている大学に《退学届》を提出します。
退学届を出すのが学校によってはちょっとめんどくさいかもです。
詳しくは後述しますね。
仮面浪人中に休学をする場合は?
仮面浪人中に休学を考えている人もいることでしょう。
休学をするためには所定の手続きが必要になります。
- 申請時期
- 休学できる期間
- 休学中に納めないといけない学費
これらは大学によってそれぞれ異なります。
必ずその大学のルールを確認するようにしてください。
というわけで休学など特殊なことをしない限り、仮面浪人をするために特別な準備はしなくてOKです。
合格が決まってから忘れずに手続きを行えばOKですよ。
共通テストの申し込みや書類の準備は自分で行う
現役時代は学校を通じて共通テストの申し込みや出願書類の準備をしていました。
しかし仮面浪人生はこれらは自分でやらなくてはいけません。
調査書や卒業証明書の発行のために、何度か卒業した高校に足を運ぶことになります。
詳しくはこちらのページで紹介しています。
あとは覚悟を持って、勉強しまくるのみ
というわけで…仮面浪人に必要なのは書類上の手続きではありません。
厳しい戦いになるという覚悟を持って、時間の許す限り勉強をすることが大切です。
大学に通いながら勉強するので、他の浪人生や現役生に比べてかなり不利だということを意識して勉強していきましょう。
私の体験談は別のページにまとまています。
結果としては半分成功?という感じでしょうか。
ご興味ある方はぜひ読んでみてください。
仮面浪人に成功した後に必要な手続き
晴れて仮面浪人に成功したら、ここで初めて手続き系の心配をすれば良いですよ。
必要な申請は大きく分けて3つ。
◆合格後の手続き◆
- 退学に関する手続き
- 奨学金に関する手続き
- 新しい大学の入学手続き
《新しい大学の入学手続き》については1度経験しているはずなのでもうご存じかと思います。
仮面浪人生はそれに加えて取得単位についての書類を出す場合もあります。
これを提出すれば、前の大学で取得した単位が新しい学校でも認められるかもしれません。
そして《退学に関する手続き》、《退学に関する手続き》については長くなりますので、別の記事で解説いたします。
仮面浪人ってどれくらいお金がかかるの?
今度はちょっと現実的なお話。
仮面浪人をするためにはどのくらいのお金が必要なのでしょうか?
最低でも入学金2校分+授業料5年分
もし仮面浪人をして合格をするとなると、新しい大学でまた1年生からスタートすることになります。
大学1年生で仮面浪人を成功させた場合でも、トータルで5年分の学費がかかってしまうということですね。
そして忘れてはいけないのが新しい大学に入る際、入学金を払わないといけないということ。
私立大学の場合、入学金+施設維持費などで、授業料とは別に約50万円ほど必要です。
これを2校分支払うことになるので、金銭面の負担はとても大きいと言えます。
塾や予備校に通うかどうかで大きく変わる
そして仮面浪人中に塾や予備校に通うのであれば、その分のお金が必要ですね。
塾・予備校代についてはどこを利用するのか、そしてどれくらいの授業を取るのかによって大きく変わります。
逆に予備校や塾に通わないのであれば、勉強に必要なのは書籍代、模試代くらいのものです。
この辺は親御さんも交えてしっかりと話し合いましょう。
奨学金をもらっている人は注意!
そして注意が必要なのですが…
元の学校で奨学金をもらっている場合、新しい学校で奨学金を受け取れない可能性があるということ。
例えば日本学生支援機構の場合、
- 給付型奨学金:退学時点で打ち切り
- 貸与型奨学金:いったん廃止したのち再申込
となります。
再申し込みする場合は改めて審査が必要になりますので、今まで通り奨学金をもらえない可能性もあるということを覚えておきましょう。
また休学や留年してしまった場合、奨学金の給付がストップするようです。
各自しっかり確認をするようにお願いします。
こういったルールは奨学金の団体により異なりますので、各自で最新の情報を集めるようにしてください。
まとめ:仮面浪人のやり方は簡単。自分の気持ちづくりが一番大切!
- 仮面浪人を始める際には誰の許可も得なくてOK
- 何かの手続きが必要なのは、合格が決まったあと
- 退学と奨学金の手続きは忘れずに行おう
- 仮面浪人をするなら+1年分の授業料と入学金が必要
- 奨学金を利用する人はルールを要確認
今回は、仮面浪人のやり方について解説をしていきました。
仮面浪人を始めること自体は簡単で、手続きなどは要りません。
合格が決まったあとに手続き関連の心配をすればいいのです。
何より大切なのが、仮面浪人をするという覚悟を固めること。
仮面浪人は想像以上に大変です。
相当な覚悟を持って臨まないと失敗や途中リタイアに繋がってしまいます。
できれば塾や予備校に通って、しっかりと気持ちや環境を作っていってください。
でも経済的な理由で塾や予備校に通えないという人も多いですよね…。
勉強時間を十分に確保できる現役生や浪人生と戦うことになるのですから、かなり厳しい戦いになるということは覚悟しておいた方が良いです。
そういう人は「スタディサプリ」などの格安サービスを利用するのがオススメです。
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月額2,178円なのであまり負担にはなりません。
教材も家のプリンターで印刷することができます。
とはいえお金のかかることなので、まずは無料体験するのが良いですね。
「これなら続けられそう!」と思えばそのままサービスを継続すれば良いです。
周りは大学生活を楽しんでいる中で、自分一人だけが受験勉強をするというのは結構酷なことです。
でも負けずに仮面浪人成功できるように、できることは全てやっていきましょう!
あなたの受験が成功することを祈っています!!
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