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内申点を上げ方《基本4つ+裏技4つ》ちょっとずるい方法も?

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内申点は受験においてとても重要な要素。
内申点が出願条件となることだってありますし、合否を左右してしまうことだってあります。
中学生・高校生にとって内申点を上げることは受験勉強と同じくらいの最重要課題と言えるでしょう。

しかし…

頑張っているのになかなか内申点が上がらない!

こういった悩みを抱えている人も多いです。

この記事では中学生・高校生がいかにして内申点を上げていくかを、基本項目から裏技にいたるまで紹介していきます。

中にはちょっとずるい方法もあるけど…内申点を上げるためにどんなことができるのかを確認していってね。

中学生が内申点を上げるための方法《基本編》

まずは内申点を上げるために必要な基本の行動をまとめていきます。
こんな当たり前のことを!と軽視せずに、きちんと実行できているか今一度確認してみてくださいね。

定期テストで高得点をとる

まずはなんといっても定期テストです。
内申点のほとんどは定期テストで決まると言っても過言ではありません。
まずは定期テストで高得点を取らないことには始まらない!ということを意識して、一回一回のテストに全力で取り組みましょう。

小テストも気を抜かない

小テストも内申点を大きく左右します。
一回一回の点数は少ないかもしれませんが、積み重なればその差は大きくなってしまいます。
抜き打ちでもない限り、小テストは定期テストよりも範囲が狭く対策が簡単です。
貯金と思って毎回きっちり取り組みましょう。

授業態度を改める

授業態度だって内申点に影響してきます。
具体的には、

  • 発言回数
  • ノートを真面目にとっているかどうか
  • 集中が保たれているかどうか
  • 内職をしていないかどうか

などが見られます。
授業に集中せずに外を眺めていたり、授業に関係のないことをしてはダメです。
真面目に授業を受けることは大前提として、より前のめりな姿勢を見せられるといいですね。

提出物の期限を守り、クオリティを高める

提出物にもいろいろありますが具体的には、

  • ワークやプリントなどの宿題
  • 授業用ノート
  • 作品やレポート

などが挙げられるでしょうか。
提出を指示されている物はすべてに共通する注意事項があります。

まず提出期限を守ることは大前提。
その上でクオリティも上げていく必要があります。

例えばワークであれば、

  • 答えだけでなく途中式もきちんと書く
  • 間違えたところを深堀りして解説やポイントを書く
  • 間違えた問題は別紙に解き直し、ワークと一緒に提出する

などが考えられます。
授業用ノートや作品もできる限りクオリティを上げた状態で提出しましょう。

ちょっとずるい?内申点を上げる方法《裏技編》

ここからは内申点を上げるための裏技的なものを紹介していきます。
中には少しずるいと感じるものもあるかもしれません。
でも、内申点を上げるためにできることは何だってしたいですからね。
先生によっては効果があるかも?というヒントを紹介していきます。

ここで紹介する行動が必ずしも内申アップに結び付くわけではないけど…やってみる価値はあるかも??

先生に礼儀正しく接する

まずよく言われるのは、先生と上手にコミュニケーションを取ろうということです。

この子はいつも頑張ってるな!

って思ってもらうのは結構大事ですよ。
でもこれを言うと、

先生に気に入られようとするなんてずるいし、それで評価を変えるのはえこひいき!

こんな風に思う人もいるかもしれません。
しかし人を評価するのは結局人。
悪い印象を与えることはデメリットにしかならないのです。

ヘコヘコして先生をおだてろという意味ではありませんよ。
反抗せず、礼儀正しく振る舞うだけでいいのです
こういったことの是非は一旦置いておいて、自分が損しないように立ち回るのは人間として必要な力です。

先生に相談してみる

どうやったら内申点を上げることができるのか、先生に直接聞いてみるというのも手です。
もしかしたら、

次のテストで〇点以上取れれば上がるよ!

なんて教えてくれるかもしれません。
答えてくれない先生もいるかもしれませんが、一つでもヒントを得られる可能性があるのなら聞かない手はないですよね。

職員室に質問をしに行く

授業の内容や家庭学習で分からないことがあった場合は、職員室に質問に行くのが良いです。
それだけで勉強に対して積極的であることや、先生に信頼を置いているのだということが伝えられます。
(先生たちが集まる空間なので、多方面にアピールできるのもメリットです。笑)

ただし、簡単なことで毎日のように質問しに行くのはアウトです!
先生方は生徒が想像しているよりもずっと忙しいので、迷惑になってしまうこともあります。
本当に聞きたいことがある時だけにしましょう。

お手伝いを買って出る

積極的に先生のお手伝いを引き受けるのもいいかもしれません。
これはあからさまに媚を売っているように見えて、あまり格好良い方法じゃないかもしれなように思うかもしれませんが…
提出物を回収や連絡係を引き受けたりなど、協力的な姿勢を見せるということは悪いことではないと思います。
もし担任の先生が評定を上げたい科目の担任なのであればやりやすいかもしれませんね。

ただ、これをする人はあまりいないですし、先生によっては怪しまれてしまって逆効果…ということになりかねません。
頭の片隅に入れる程度にして、もし先生が困っていたら積極的に助けに行く程度にとどめたほうがいいかもしれません。

覚えておいてほしいのは、これらの裏技よりも《基本編》で述べた内容のほうが圧倒的に大切ということ!本当に大切なことを見誤らないようにしようね。

内申点の決まり方を知ることが内申アップへの近道

そもそもどのように内申点が決まるのかご存知でしょうか?
実は決められた評価基準が存在するのです。
これを知っておくと、内申点アップのヒントになるかもしれません。

観点別評価とは

内申点は5段階の数字をつけていくだけと思いきや、実はその中には評価観点が存在します。
以前は「関心・意欲・態度」「思考・判断」「技能・表現」「知識・理解」でしたが、以下のように改定されました。

【新しい評価観点】

  • 知識・技能
  • 思考・判断・表現
  • 主体的に学習に取り組む態度

それぞれの項目についてA・B・Cの3つの段階で評価されます。

観点別評価と評定の関係

東京都教育委員会発表の資料にはこのような記載があります。

観点別学習状況の評価は、学習指導要領に示す各教科の目標に照らして、その実現状況を観点ごとに評価し、各教科の評定を行う際に基本的な要素となるものです。それに対して、評定は、各教科の観点別学習状況の評価を総括した数値を示すものです。

東京都教育委員会
指導と評価の一体化を目指して

つまり、A~Cで評価される観点別評価は、5段階の評定のもとになる要素ということです。

またこのような記述もあります。

中学校では、次のようになります。ただし、次に示した場合以外の各観点の評価の組合せについては、各中学校で適切に総括して評定します。
◎各観点が全てAならば⇒ 評定は4以上となる(3、2、1にはならない)
◎各観点が全てBならば⇒ 評定は3となる(5、4、2、1にはならない)
◎各観点が全てCならば⇒ 評定は2以下となる(5、4、3にはならない)

【注】観点別学習状況の評価のAについては、その実現状況に幅があり、Bに近いAもあるため、各観点が全てAでも、必ずしも5にはなりません。また、観点別学習状況の評価のCについても、Bに近いCもあるため、各観点が全てCでも、必ずしも1にはなりません。

東京都教育委員会
指導と評価の一体化を目指して

このように、観点別評価が全てAであっても評定「5」がつくとは限りません。
評定「5」を狙うのであれば、観点別評価が全てAであることに加えて、定期テストなどで特に優秀な成績をおさめる必要があります。

学校により評価基準は異なる

以上のように一律の評定づけのルールはあるのですが、実は学校によって詳しい成績のつけ方は異なります。
先ほどと同じ資料にはこのような記載があります。

P%以上 ー 5:特に程度の高いもの
Q%以上P%未満 ー 4:十分満足できる
R%以上Q%未満 ー 3:おおむね満足できる
S%以上R%未満 ー 2:努力を要する
S%未満 ー 1:一層努力を要する

※P~Sの具体的数値(P>Q>R>S)は、校内で十分に検討して決定する。

東京都教育委員会
指導と評価の一体化を目指して

このように、具体的にどのレベルから「5」がもらえるのかはその学校が決めた基準に従うため、先生に確認が必要です。

最近ではあらかじめ評価基準を配布している学校も多いよ。

受験での内申点の使われを確認しよう

そして一番大切なのは、内申点がどのように受験で使われているのかを知ることです。
これは各都道府県、そして私立高校によって使われ方が大きく異なります。
お住まいの地域や、受験を考えている私立高校の募集要項を確認するようにしてください。

東京都の公立高校の場合

例えば都立高校入試であれば、内申点の使い方はこのようになっています。

推薦入試の場合
調査書点を算出して使用。
なお、総合得点のうち調査書点の割合は最大50%。

一般入試の場合
1020点満点のうち、300点が調査書点。
(一部調査書点の満点を400点とする学校もある)

ちなみに、都立高校一般入試では「観点別評価」ではなく5段階の「評定」を使い、推薦入試では学校によりどちらを使うのか異なるものの、多くは5段階の「評定」を使って調査書点を算出します。

参考:東京都教育委員会
東京都教育委員会「調査書の記載」

また都立高校一般入試の場合は、調査書点を計算する際に実技4教科は2倍にして計算されます。
つまり、主要5教科よりも実技4教科のほうが大切ということなんです。

他にも科目によって傾斜配点があったりなど、計算方法はさまざま。
受験予定の都道府県・私立高校ごとのルールを確認してください。

東京都公立高校の調査書点の計算方法は以下のページで詳しく解説しています。

内申点のほかに受験に有利になるものは?

また受験で少しでも有利になるようにしたいのなら、内申点以外にもおさえておくべき項目があります。
例えば、

  • 検定試験
  • 欠席・遅刻回数の少なさ
  • 課外活動
  • 委員会

など。
これらはいずれも調査書に記載される内容です。
直接的な加点にはならないかもしれませんが、ここに書かれている内容でだいぶ印象が変わります。

注意!内申点を下げてしまう行動8つ

最後に、逆に内申点を避けてしまう方法をお伝えしておきます。
当たり前のことの羅列ですが、内申点を上げたいのならこれだけは避けましょう!

定期テスト・小テストの点数が悪い

定期テストや小テストの点数が悪いと、内申点にダイレクトに響いてしまいます。
常に高得点を取れるように心がけましょう。

提出物を出さない

提出物を出さないということは評価の対象にすらなりません
「主体的に学習に取り組む態度」ほか、複数の観点で減点となってしまう可能性が高いです。
細かい減点が積み重なって大きなマイナスとなってしまいます。

授業態度が悪い

こちらも「主体的に学習に取り組む態度」の項目で下げられてしまいます。
具体的には、

  • 授業妨害
  • 居眠り
  • 興味がなさそうな素振り

こういった態度も減点対象です。

先生への態度が悪い

忘れないでほしいのは、評価する先生も人間であるということ。
「態度の悪い生徒にはあまり良い評価をあげたくない」考えてしまうこともあるでしょう。
先生の私情で評価を下げるいうのは本来やってはいけないことですが、感情と客観的評価はどうしても絡み合ってしまうものです。
特に実技科目なんかは先生の主観がどうしても入ってしまう科目です。
「媚を売れ」とまでは言いませんが、悪態をつくことは最低でもないようにしましょう。

遅刻・欠席が多い

遅刻や欠席が多いことも、最終的に受験で不利になってしまう要因です。
各科目の5段階評価の数字が変わるわけではありませんが、調査書に遅刻回数などは記載されます。
受験先の学校の先生に不審に思われてしまっては最悪ですからね。

部活・委員会・係に参加しない

部活や委員会など、学校内での活動に参加しないこともマイナスポイントです。

この子は部活にも委員会にも参加していないから、調査書に書いてあげられることが何もない…

こんな風に学校の先生が困ってしまうこと、実はよくあるんです。
褒めてもらうポイント作りのためにも、こういったものには積極的に参加しましょう。

忘れ物をする

忘れ物をしてしまうと授業への参加が難しくなってしまう場合もありますよね。
授業に参加しないと評定をつけてもらうことはできません。
それに提出物など、評価に直接かかわるものを忘れてしまうと大打撃です。

その他トラブル

生徒同士のトラブルや学校内外での問題行動は、最悪の場合推薦をもらえなくなる可能性もあります
こういったことで各科目の評定が変わるわけではありませんが、受験で不利になってしまうことは避けなければいけませんからね。
受験をする学年ではなかったとしても、学校の先生の手を煩わせるような問題行動は慎みましょう。

まとめ:内申点を上げて、人よりも有利に受験を迎えよう!

まとめ
  • 日々の授業・課題を完璧にこなすことが内申点アップの近道
  • ちょっとずるいかも?と思っても先生へのアピールはやってみる価値アリ。ただしやりすぎNG!
  • 内申点の決まり方を頭に入れると行動の方針が立つかも
  • 内申点や受験にマイナスになる行動は絶対に避けよう!!

今回は内申点を上げる方法について解説をしていきました。
至極当たり前のことを言っているようですが、内申点はこれらの積み重ね。
内申点が上がれば受験で有利になることも多いので、頑張らない手はないですね。
日々の意識を変えて、目標校合格への近道をいきましょう!

内申点が上がることは受験生にとって良いことしかないよ。コツコツ貯金だと思って学校生活を送ろう!

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