センター試験が行われる1月は、風邪やインフルエンザが流行しますよね。
そして大雪などで交通機関がストップしやすい時期でもあります。
しかし…追試験や再試験の情報はあまり出回ってませんよね。
というわけで今回は、センター試験の追試験や再試験とはどんなものなのかを紹介していきます。
難しさや会場、手続き方法なども紹介していますので、もしもの時のためにぜひよく確認してくださいね。
センター試験の追試験・再試験とは?
まずは、センター試験の追試験と再試験について知っていきましょう!
それぞれ詳しく解説していきますね。
センター試験の追試験とは
センター試験の追試験とは、病気や事故の他、やむを得ない理由でセンター試験を受けられない受験生を対象としたものです。
決められた場所に申請をし、その理由が認められた場合のみ受験することができます。
追試験の受験が認められる理由としては、次のようなことが挙げられます。
- 病気
- 感染症(インフルエンザ・ノロウイルスなど)
- ケガ
- 事故
- その他やむを得ない事情(両親の危篤、自宅の火災など)
ただし、発熱や頭痛などといったよくある風邪の症状では追試験が認められない場合があります!
基本的には医師の診断書が必要だという事を覚えておきましょう。
センター試験の再試験とは
一方で再試験とは、センター試験の本部や会場の不手際、そして天候によって受験生が本来のコンディションで受験できなかった場合に実施されます。
具体的には…
- ICプレイヤーの誤作動
- 問題冊子の印刷ミス
- 問題冊子の配布ミス
- 試験監督の指示ミス
- 雪や地震などの自然災害
こういった場合、再試験の対象となります。
センター追試験・再試験の日程は?
そして気になるセンター追試験・再試験の日程ですが…
2020年度のセンター試験では1月25日・26日となっています。
センター本試験が1月18日・19日となっていますので、本試験のちょうど1週間後です。
センター試験の追試験会場は?
センター試験の追試験・再試験の会場は実は、全国に2つしかありません。
2020年度センター試験の追試験・再試験の会場は以下の通りです。
試験会場 | 場所 | |
東日本 | 東京芸術大学 音楽学部試験場 | 東京都台東区 |
西日本 | 大阪大学 医学部試験場 | 大阪府吹田市 |
全国に2つって…かなり少ないですよね…
交通費も時間的にも負担となってしまいますよね…。
センター試験の追試験を受けるための手続き
じゃあもしセンターの追試験を受けなくてはいけなくなった場合、どうしたらいいのでしょうか?
具体的な対応について説明していきますね。
①問い合わせ大学に電話で連絡する
まずセンター試験を受けられないと分かった時点で、受験票に書いてある「問い合わせ大学」に連絡をします。
ここで注意なのは、試験会場ではなくて「問い合わせ大学」です。
ここを間違えないようにしてくださいね。
②申請受付時間内に問い合わせ大学に必要な書類を持参
電話連絡をしたうえで、本人か代理人が「問い合わせ大学」に必要書類を持って行きます。
必要書類というのは、
- 受験票
- 医師の診断書(治療期間が明記されたもの)
- 事故又は事由が確認できる証明書
などのことを指します。
センター本試験を受けられなかった理由によって必要な書類が変わりますよ。
そして、申請受付期間も決まっています。
センター試験を受けられない理由にもよりますが、だいたいセンターの前日~当日の試験終了までとなっています。
これは本試験を受けられなかった理由により異なるので、必ず募集要項を確認するようにしてくださいね。
なお、申請期間内に問い合わせ大学に行けない場合は電話で指示を仰ぐようにしましょう。
※要項を必ずチェック!!!
センター試験令和2年度 受験上の注意決められた申請期間を過ぎると、申請は一切できないので注意が必要です。
センター試験の追試験・再試験は難しい?
よく言われるのが、「センター追試験は本試験に比べて難しい」ということ。
これは実際どうなのでしょうか?
大学入試センターによると…
「本試験、追試験・再試験のいずれの問題とも、難易度は平均点が60点(120点)となることを目安に策定している」
とのことです。
意図的に難しくしているという事はなさそうですが…
私の生徒の英語の点数を見ると、本試験の点数より10点程度下がることが多いですね。
一般的に言われているように、追試験の方が若干難しいのかもしれません。
もしものために、追試験や再試験について覚えておこう!
- センター追試験は受験生のやむを得ない事情で実施される試験
- 再試験は受験生以外の都合で実施される試験
- 当日試験会場に行けないと分かったらすぐに「問い合わせ大学」に連絡!
- 決められた期間に申請手続きを行おう
- 「受験上の注意」を必ずチェックすること!!
今回はセンター試験の追試験・再試験について説明していきました。
もしセンター本試験が受けられないと分かったら、すぐに「問い合わせ大学」に連絡をして指示を仰いでください!
ちゃんとした理由があれば、追試験を受けさせてくれるはずです。
しかし、初めから追試験をあてにしてはいけませんよ。
先ほども書いたとおり、会場は全国に2つしかありません。
会場に行くことも大変ですし、なにより個別試験対策が遅れてしまいます。
本試験を受験できるように、体調管理など対策できることはしっかり行いましょう!
試験を受けられない理由によって、対応が変わる場合があります。
必ず各自で要項を確認してくださいね。