こんな風に不安に思っている人もいるのではないですか?
東京都にある私立高校の「併願優遇」というシステムは少し特殊ですよね。
ほとんどの人が合格できるってことは有名かと思いますが…
受験シーズンが近づくにつれて不安が増していくばかりですよね…。
実際、併願優遇を取れていてもその私立高校に落ちてしまうことってあるのでしょうか?
今回は併願優遇の意外な落とし穴!?について解説をしていきます。
併願優遇で落ちる事ってある?
結論から言うと、併願優遇で落ちてしまうことは普通にあります!
「絶対に受かる」とタカをくくっていると大変なことになりますよ。
その理由は以下にまとめました。
優遇であって確約ではない
「優遇」という言葉通り、併願優遇は合格を確約してもらえるものではありませんよ。
その私立高校を志望する人は普通に学力試験や面接を受けなくてはいけません。
もし学力試験や面接でひどい点数を取ってしまったら…
いくら優遇されているとは言え落ちる事だって普通にあり得ます。
併願優遇にもいろんなタイプがある
実は併願優遇にもいろんなタイプがあるんです。
- 内申点だけで合格がほぼ決まるもの
- 学力試験の点数に一定の点数を加算してもらえるもの
- スポーツや文化活動を加味されるもの
私立高校によって様々な規定を設けているんです。
①の「内申点だけで合格がほぼ決まるもの」でも、当日ひどい成績を取ってしまったら落ちる可能性だって十分にあり得ます。
そして②の「学力試験の点数に一定の点数を加算してもらえるもの」では、合格基準の点数に1点でも足りなかった場合は容赦なく落とされます。
いずれにしても当日の学力試験は本気で挑まないといけませんね。
併願優遇で落ちる例

では次に、併願優遇をとっていたにも関わらず落ちてしまった人の例をご紹介します。
学力が足りなかった
私立高校が求める学力に足りなかった場合ですね。
先ほどご紹介した、「併願優遇で〇点加算」というシステムを取っている高校では容赦なく落とされることがあります。
また、
と真面目に試験を受けない人も落とされてしまいますよ。
試験を真面目に受けられない人は、私立高校からしても要らないのです。
面接で無言・態度が悪い
都立の推薦入試と違って、私立高校の面接ではそこまで厳しい目で見られないはずです。
でも…
終始無言だったり、態度が悪い場合はどう頑張っても合格させることはできません。
もし緊張して何もしゃべれなくなってしまったら、
と素直に伝えれば助け舟を出してくれるはずです。
とにかく真面目に面接に臨めば、これが原因で落とされることはありませんよ。
スポーツ推薦・スポーツコース志望なのにケガをしてしまった
スポーツ推薦・特別推薦・普通の入試などの名前はどうであれ、今までのスポーツの実績で推薦や加点を貰っている生徒は要注意。
高校入学後もその部活で活躍することが期待されているわけですから、ケガをしてしまっては加点の対象から外れてしまうことがあります。
スポーツコース志望だと、厳しい場合は出願資格すらなくなってしまう場合がありますよ。
不祥事を起こした
入試前、または合格が決まってから不祥事を起こしてしまうと、その学校に入学することができなくなってしまいます。
これは併願優遇に限った話ではありませんね。
受験生なのに不祥事なんて言語道断です。
試験に行くことができなかった
入試当日に何かしらの理由で試験を受けられない場合も落ちてしまう可能性が高いです。
「加点」や「ほぼ確約」といった優遇があるにせよ、当日試験を受けられないのでは得点はゼロ。
これではどんなに周りが頑張ったって、合格させてあげることはできません。
もし体調不良や交通機関がストップするなど、どうしようもない理由があるのなら…
試験会場に行けないと分かった段階で早めに高校や中学校に連絡をしましょう。
併願優遇でも落ちる可能性はある!
- 併願優遇を取っていても落ちる確率はゼロではない
- 学力試験の点数が足りなくて落とされる場合もある
- 明らかに舐めた態度でいる人は入学させない
- スポーツ系で進学する人はケガに注意
- 不祥事や無断欠席などは言語道断!
今回は併願優遇を取っていても落ちる事はあるのか?ということを解説していきました。
併願優遇はほぼ合格できると言っても、落ちる可能性はあります。
第一志望と同じように、本気で臨んでくださいね!
併願優遇制度全体のことを知りたい人はこちらの記事をご覧ください。
都立高校推薦入試についてはこちら