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併願優遇利用で落ちる可能性はある?東京都の私立高校と公立高校の併願の話

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併願優遇を取れたはいいけど…もし落ちてしまったらどうしよう!

こんなふうに不安に思っている人も多いかと思います。

併願優遇は東京都にある私立高校のちょっと特殊な入試制度。
これを使えば高い確率で合格できるのは有名ですが、実際のところどうなのでしょうか?

毎年生徒や保護者からこういった質問をよくいただくよ。

この記事では、併願優遇を利用する場合でも私立高校に落ちてしまうことはあるのか?について解説していきます。

併願優遇利用で落ちる可能性はある?

残念ながら、併願優遇を利用していたとしても落ちてしまう可能性はあります

ただし割合としては、全体から見てもごくわずかです。
特殊な場合を除いて、何事もなければ問題なく合格できることがほとんどです。

ではどうして不合格になってしまう人が出てくるのでしょうか?
次の項目で解説していきます。

なぜ併願優遇を利用してるのに不合格になってしまう?

これに関してはまず、そもそも併願優遇とはどんな制度なのかをおさらいしていきましょう。

併願優遇は「優遇」であって「確約」ではない

「優遇」という言葉通り、併願優遇は合格を確約してもらえるものではありません
中には【併願優遇=合格のほぼ確約】としている私立高校もありますが、それでも残念ながら落ちてしまう人もいます。

併願優遇を利用したとしても、利用していない人と一緒に一般入試を受ける必要があります。
学力試験や面接試験を通して、

この子に合格をあげてはいけない…!

と強く思わせてしまうような出来事があれば、残念ながら不合格となってしまうこともあり得ます。

併願優遇にもいろいろなタイプがある

実は併願優遇の中にもいろいろな優遇パターンがありますが、大きく以下の3つに分けられます。

  1. 内申点だけで合格が《ほぼ》決まるもの
  2. 学力試験の点数に一定の点数を加算してもらえるもの
  3. その他、面接免除など

①「内申点だけで合格が《ほぼ》決まるもの」については、試験を受ける前、つまり併願優遇を利用できると確定した段階で結果が決まると言ってもいいでしょう。
この状態からは余程のことがない限り不合格とはなりません

一方で②「学力試験の点数に一定の点数を加算してもらえるもの」では、合格基準の点数に1点でも足りなかった場合は容赦なく落とされます
併願優遇を貰えたにも関わらず落ちてしまうのはこちらのパターンである可能性が高いです。

受験する私立高校がどちらのタイプなのかは、募集要項や学校説明会で確認しよう。

こちらの記事で併願優遇制度の概要を解説しています。
どのような制度なのかまだピンとこない方はぜひご覧ください。

併願優遇利用なのに落ちてしまった例

では次に、併願優遇をとっていたにも関わらず落ちてしまった人の実例を紹介します。

これは実際にあったケースだから、よく覚えておいてね。

学力が足りなかった

これは先ほどご紹介した、②「学力試験の点数に一定の点数を加算してもらえるもの」で主に発生します。
この場合は併願優遇を取れていても、ほかの受験生よりも少し有利という程度
学力試験の結果が振るわなければ不合格となってしまいます。

一方で①「内申点だけで合格が《ほぼ》決まるもの」の場合はこの理由で落とされることはほとんどありませんが、全科目で極端に低い点数をとってしまうなどすると落とされる可能性はあります

ただ「極端に低い点数」が何点くらいなのかは高校によるので明言できませんが、「合計〇点以下は不合格」とあらかじめ決めている学校もあります。

面接で無言・態度が悪い

倍率の高い都立高校の推薦入試と違って、私立高校の面接は形式的なものが多いです。
なのでそこまで厳しい目で見られないはずですが…
面接内容によって落とされてしまう場合もあります。

例えば、面接中終始無言だったり、明らかに態度が悪いといった場合。
この場合は併願優遇があったとしても合格は難しいでしょう。

とはいっても、緊張して何もしゃべれなくなってしまう場合もありますよね。
こういう時は、

すみません、緊張しています…

と素直に伝えれば大丈夫。
助け舟を出してくれるはずです。

スポーツ関連での優遇・スポーツコース志望なのにケガをしてしまった

今までのスポーツの実績で優遇を貰っている人は要注意。
高校入学後もその部活で活躍することが期待されているわけですから、ケガをしてしまっては優遇の対象から外れてしまうことがあります。

特にスポーツコース志望だと、厳しい場合は出願資格すらなくなってしまう場合があるので注意が必要です。

不祥事を起こしてしまった

併願優遇利用が決まった場合であっても、入試前、または合格発表までに不祥事を起こしてしまうと不合格になる可能性が高いです

当然ながら、合格が決まった後に不祥事が発覚した場合も合格取り消しになる可能性があります。

試験を受けられなかった

入試当日に何かしらの理由で試験を受けられない場合も、不合格になってしまう可能性が高いです。
「ほぼ確約」や「加点」といった優遇があるにせよ、当日試験を受けられないのでは得点はゼロ。
これの状態では合格はかなり厳しいでしょう。

体調不良や交通機関の乱れなど、どうしようもない理由があるのなら、試験会場に行けないと分かった段階で早めに高校や中学校に連絡をしましょう

またインフルエンザなど感染症が原因で試験を受けられない場合、別日程で受験できる制度を整えている高校が多いです。
この場合も発覚したらすぐに高校や中学校に連絡し、指示を仰いでください。

いずれの場合でも、

併願優遇とれてるしどうせ合格できるっしょ!

とたかをくくるのはやめたほうがいいと言えますね。

併願優遇でも落ちる可能性はある!

まとめ
  • 併願優遇を取っていても落ちる確率はゼロではない
  • 学力試験の点数が足りなくて落とされる場合もある
  • 明らかに舐めた態度でいる人は入学させない
  • スポーツ系で進学する人はケガに注意
  • 不祥事や無断欠席などは言語道断!

今回は併願優遇を利用していても私立高校に落ちる事はあるのか?について解説していきました。

併願優遇はほぼ合格できると言われていますが、ごくまれに落ちる可能性もあるということを肝に銘じておきましょう。
第一志望校と同じように、本気で臨んでくださいね!

「併願優遇」という言葉に安心してはダメだよ。ここでバシッと合格を決めて、都立入試に挑もう!

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