後期入試、3月入試など呼び方は様々ですが…
ほとんどの大学は3月にも入試を行っています。
でも、大半の高校生は2月の入試で進路を決めますよね。
3月に入試を受けて合格することって、難しいのでしょうか…?
この記事では、大学の3月入試の難易度について解説をして行きます。
これから3月入試を受けようか迷っている方、そして3月入試の受験が決まっている方の参考になればと思います。
3月入試は難易度が高い?
では早速、大学の3月入試の難易度について詳しく説明していきますね。
入試問題の難易度自体はそれほど変わらない
実は、入試問題だけを見ると難易度はそこまで高くないのです。
2月の入試と同じくらいか、少し難しいくらいと思っておくと良いですよ。
ただ、これは大学によって様々です。
出題傾向が2月入試とガラッと変わる場合もありますからね。
問題の難易度・出題傾向に関しては過去問を購入して確認をするようにしましょう。
ただし、倍率がかなり高い!
入試問題自体の難しさはさほど変わりませんが…
2月の入試と大きく変わるのは、倍率の高さです!
一般的には、3月入試はかなりの高倍率となってしまうのが特徴です。
そもそも3月入試での募集人員は、2月入試に比べてとても少ないです。
そこに大勢の人が殺到するわけですから、必然的に倍率も上がりますよね…。
募集人員を若干名としている場合も
3月入試の合格者を「若干名」としている大学すらあります。
この「若干名」というのは、「合格者はちょっとだけ。ゼロかもしれないよ。」という意味。
この場合、2月入試で定員に達してしまった場合は3月入試を実施しても誰も合格できない可能性があります。
総じて、3月入試の難易度は高いと言える
以上のことから、3月入試で合格する難易度は高いと言えます。
入試問題自体が易しくても、高得点を取らないと一般的には合格は難しいです。
大学の3月入試を受験する際に覚えておいて欲しいこと
![](https://omoukoto.net/wp-content/uploads/2019/09/注意.jpg)
以上のように、3月入試はとても厳しい戦いとなっています。
それを分かっていても、「やっぱり3月入試は受けたい!」って人にはぜひ頑張っていただきたいです!
しかし3月入試を受ける際に注意してほしいポイントがいくつかありますよ。
順番にご紹介していきますね。
2月の入試と試験科目が違う場合がある
実は3月に受けた入試と3月の入試では、試験科目が異なる場合があるので注意です。
試験科目が増える場合もありますが、ほとんどの場合、試験科目は減ります。
これが何を意味するのかというと…
全科目まんべんなくそこそこ得点できる人よりも、1科目が超得意な人の方が合格しやすいのです。
2月入試とは対策の仕方が変わってきますので、塾や学校の先生とよく相談するようにしましょう。
小論文や面接が課される場合も
また試験科目の変更に加えて、小論文や面接が課される場合もあります。
今まで学力試験の対策しかして来なかった人にとっては、ちょっとハードルが高く感じられるかもしれませんね…。
小論文や面接の配点を確認して、何にどれくらいの対策時間を使えばいいのかの作戦を立てていった方が良いですね。
私がまとめた小論文と面接のポイントを貼っておきますので、参考にしてみてくださいね↓
ワンランク・ツーランク下げたほうが合格の可能性は高まる
先ほどから書いている通り、3月入試はかなり厳しい戦いとなります。
自分よりも格上の人が志望校に落ちてしまって、レベルを落として受験することも多いです。
そう考えると…
2月の一般入試よりも、実際に合格できる層は上になると考えたほうが良いですね。
自分もそのように、実際の志望校よりもワンランク・ツーランク下げて受験する方が合格の可能性は高まります。
第一志望校を引き続き受験するなら、相当な覚悟が必要
しかし、第一志望の大学をあきらめきれずにもう一度チャレンジしたいという人もいるでしょう。
もちろん、お金やスケジュールが大丈夫なら最後までどんどんチャレンジしてほしいです!
でも、相当な覚悟を持って追い込みの勉強をしていかないと合格は難しいのが現実です。
2月の自分よりも成長していないといけませんよ。
浪人NGなら滑り止め校も今まで以上に慎重に考える事
まだ1校も合格を持っていないのなら、幅広く受験して合格を手に入れたいものですよね。
浪人NGなのであればなおさらです。
先ほどから書いていますが、3月入試は2月入試よりも厳しくなります。
これは第一志望の大学だけじゃなく、併願校にも同じことが言えますよ。
2月に受験した滑り止め校よりもランクを落とした大学まで、幅広く受験するべきです。
第一志望校に再チャレンジすることももちろん大切ですが、それと同じくらい滑り止め校の選定と対策を慎重に行いましょう。
過去の受験データを活用しよう
赤本や大学のパンフレットを見てみると、過去の受験データが載っているはずです。
合格最低点や倍率など…参考になるデータが沢山ありますよ。
これらの受験データはしっかり活用するようにしましょう。
特にセンター利用後期を出願予定の人ですね。
センターの自己採点は済んでいるはずなので、自分の点数と過去の受験データを見比べることができます。
これである程度合否の予測がつくはずです。
また、2月と比べて過去問の難易度は変わらないのに、合格最低点がかなり高くなっているようなら注意が必要。
その大学よりも数ランク上の人たちが流れてきている可能性が高いです。
出願に間に合うように、願書を取り寄せよう
2月の入試結果が出てから3月入試の出願をしようとすると、かなりハードスケジュールになります。
今から願書を取り寄せて…とやっていると、思ったように勉強ができない事態になってしまうかもしれません。
そして3月入試の出願は、期限が短く設定されている場合も多いのです。
という訳で、早め早めに必要な資料を取り寄せるようにしましょう。
特に合格を一つも持っていない人は、これから併願校の選定なども行わないといけません。
情報収集を資料集めをなるべく早く行っていきましょうね。
おすすめなのは、【スタディサプリ進路】のような進学情報サイトでパンフレットと願書を一気に取り寄せておくこと。
ここで受験する可能性のある大学の資料を沢山取り寄せておいて、届いたらパンフレットを見比べて併願校を選定していくと良いですよ。
新しく受験する大学を増やすとなると、
- 学校の情報集め(パンフレット・オープンキャンパス)
- 願書の取り寄せ
- 過去問の入手
- 受験スケジュールの調整
などなど、沢山やることがあります。
しっかり勉強時間も確保できるように、情報収集は早めに・幅広く・サクッとやっておくべきです。
気になる大学・短大・専門学校のパンフを無料請求
10校以上で図書カードプレゼント
3月入試はラストチャンス!幅広く情報を集めておこう
- 3月入試は倍率がかなり高く、難易度が高い
- 入試問題自体の難易度は変わらないことが多い
- 必要な科目数が変わる場合や、面接・小論文が必要になる可能性も
- 今までよりも幅広く滑り止め校を受けるようにしよう
- 何より情報収集を早めに!願書やパンフレットの取り寄せを確実に行おう
今回は大学の3月入試を受ける際の注意点について説明していきました。
何度も言っている通り、厳しい戦いになることは避けられません。
試験勉強ももちろんですが、併願校の選定や受験スケジュールなど、かなり慎重に作戦を練る必要があります。
全ての学校の合否が発表されてからだと、かなり慌ただしくなってしまいます。
2月入試で「失敗したかも」と思ったら、早めに次の策を打ちましょう!
パンフレットや願書の取り寄せなどは無料でできるので、早めに・幅広く情報収集を行った方が良いです。
出願直前に焦ってしまっては勉強に手が付きませんもんね。
「次の一手」を早めに考えるようにしておきましょう。
気になる大学・短大・専門学校のパンフを無料請求
10校以上で図書カードプレゼント