英検を受験した後に帰ってくる、結果帳票(スコアシート)。
これには得点などの他に、「英検バンド」が記載されていますよね。
この英検バンドの読み方がよく分からない…って人も多いのではないですか?
英検バンドとは何か?
そして結果スコアの見方などを詳しく解説していきます。
英検バンドとは何?
英検バンドとは、合格基準点と自分の点数との距離を表したものになります。
英検の点数は英検CSEスコアと呼ばれるもので表されるのですが、この英検CSEスコアにかんたんな計算式を当てはめることで英検バンドが表示されるんです。
この英検バンドの数値で、「あとどれくらいで合格できたのか」、「どれくらい余裕を持って合格できたのか」などが分かります。
そんな人のために、次の項目でもっと詳しく説明していきますね。
英検バンドの見方を分かりやすく解説!
英検バンドは一見分かりにくいけど、見方さえ分かれば実は簡単なんです。
まずはこちらをご覧ください。
英検バンドは実はこんな感じで表されているんです。
ひとつひとつ、詳しく解説してきますね。
アルファベットと数字の部分は受験した級
英検バンドの最初のアルファベットと数字(画像のピンクの部分)はあなたが受験した級を表しています。
GP1は準1級(Grade Pre 1)を示しています。
他の級はどうなっているのかというと…
こんな感じになっています!
合格の時は+、不合格の時は-
次の+か-(画像黄色の部分)はその級に合格したのかどうかを表しています。
合格の時は+、不合格の時は-で表されていますよ。
数字の部分は合格基準点との差
最後に数字の部分。
これは合格基準点との差を表しています。
この数字は実際の英検の得点(英検CSEスコア)から算出しているのですが、CSEスコア25点刻みで英検バンドの数字が決められています。
例えば+1だったら、合格基準点から+1~+25点のぎりぎりで合格ということ。
そして-10だったら、合格基準点から-226~-250点と大幅に足りないという結果です。
これで自分の点数と合格基準点との距離が分かるんですね。
というわけで、先ほどの画像の「GP1 +3」は「英検準1級を受験して、合格基準点から+51~+75点の間で合格」という結果でした!
英検バンドは何段階まであるの?
これについても調べてみました!
1次試験の最大・最小英検バンド
最大 (合格) | 最小 (不合格) | |
1級 | +20 | -78 |
準1級 | +18 | -69 |
2級 | +17 | -58 |
準2級 | +18 | -51 |
3級 | +21 | -42 |
4級 | +15 | -24 |
5級 | +17 | -28 |
2次試験(面接)の最大・最小英検バンド
最大 (合格) | 最小 (不合格) | |
1級 | +10 | -25 |
準1級 | +9 | -20 |
2級 | +7 | -18 |
準2級 | +7 | -16 |
3級 | +8 | -14 |
スピーキングテストの最大・最小英検バンド
最大 (合格) | 最小 (不合格) | |
4級 | +7 | -13 |
5級 | +7 | -11 |
参考:英検公式サイト
このような結果となりました。
例えば英検1級の1次試験の場合…
- 合格基準点:1次試験 2028点 + 2次試験 602点 = 2630点
- 満点:850点×4技能 = 3400点
となります。
仮に満点合格をした場合、
合格点との差(CSEスコア): 3400 - 2630 = +770
英検バンド: +770 ÷ 25 = +30.8 ≒ +30
となります。
ただし不合格の場合、この計算方法だと正確な数字は出ないようです。
0点を取ってしまった場合のことを考えてみたのですが…
表だと-78と-25を足して -103のはず。
でも私の計算だと、-105になってしまいました。
極端な成績をたたき出してしまうと測定不能になってしまうのでしょうかね…?
英検バンドを参考に、今後の学習計画を立てよう!
- 英検バンドは合格基準と自分の点数の差を知るためのもの
- ”受験した級・合否・合格基準点との差”の順で記載されている
- 英検バンドを活用して、今後の学習計画を立てよう!
今回は英検バンドの見方について詳しく解説をしていきました。
見方を理解したところで、これを今後の英語学習に活かすようにしましょう!
- 次回はいつ英検を受験する?
- どのくらい力を入れて勉強する?
- どんなテキストを買い足す?
などなど、いろんなことが見えてきますね。
英検の結果帳票はお宝情報だらけです。
よく読み取って、今後の英語学習に役立てていきましょう!