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塾の先生が大学生?学生講師に勉強を教わるメリットとは?

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塾の先生が大学生って…ぶっちゃけどうなの?

個別指導塾に限らず、集団塾でも学生講師は多いです。

うちの塾も学生講師のほうが多いのですが、それを聞いてびっくりされる方も時々いらっしゃいます。

今となってはベテランのほうだけど、私の塾講師キャリアのスタートも大学1年生から。その時は悔しい思いもしたよ。

ベテラン先生には授業スキルの面では勝つことはできません。

社会人講師に負けないくらい、学生講師にもいいところはたくさんあります。

今回は私の考える、塾で大学生の先生に勉強を教わるメリットを挙げていきますよ。

できるだけ贔屓なしでお伝えしていきますね。

そもそもなんで、塾には大学生講師が多いの?

これは塾の内部事情的な話になるんですが…

実際に勉強を教えている講師はアルバイトがほとんどです。

塾会社の社員は教室運営など、経営的な立場になることがほとんどなんです。

社会人講師もいるにはいますが、雇用形態はアルバイトだったり時短社員だったり。

社会人だとこのような働き方を選べる人って少ないですよね。

そのため塾は大学生の講師が多くなるんです。

大学生講師に勉強を教わるメリット

何となく大学生だと頼りないって思っちゃうな…

こんな風に考える保護者の方は多いですが…

でも、学生講師には社会人講師にはないいい所がいっぱいあるんですよ。

勉強嫌いな生徒の気持ちが分かる

基本的に勉強が好きな子って少数だと思います。

それをいかに我慢して効率よく勉強させられるかが、塾講師の腕の見せ所です。

大学生講師は自分も最近受験をしたばかり。

受験のつらさは身に染みて分かっています。

分かっているからこそ、頭ごなしに「やれ!」なんて言えません。

そして「やれ!」なんて命令されるとやる気をなくすことも知っています。笑

自分の経験談を交えながら、勉強への向き合い方まで指導することができるのです。

歳が近いので生徒から見て親近感がある

生徒は自分の親くらいの年齢の人に褒められるより、お兄さんお姉さんくらいの人に褒められた方が数倍うれしいんです。

ファッションなんかについてもそうですが、自分と感覚の近い人のアドバイスは素直に受け入れることができますよね。

勉強についても同じです。

生徒との歳が近いことで本音で話してくれたり、信頼してくれやすいんです。

親や先生に「勉強しろ!」って言われるよりも、年齢が近い人に言われた方がグサッと刺さるよね。

苦手になりやすい範囲が感覚で分かる

中学生の時自分が苦手だった範囲って、今の中学生もだいたい苦手です。

苦手であった・難しかったという記憶が新しいからこそ、「なぜ苦手になるのか?」、「どうやって覚えたら実践で使えるか?」と考えることができます。

そして、苦手だったからこそ教え方にはすごく悩みます。

かつて自分も苦手だった教科を教える方が、丁寧で分かりやすい授業になるんですよ。

同じ指導要領で学んでいる

最近(とはいってもしばらく経ちますが…)中学数学で導入された「資料の活用」の授業ですが、始めは教えにくくてたまりませんでした。

私の世代は学校で習っていないので、学校の先生方がどういう風に教えているか知らないからです。

私の場合は、学校の授業中に先生に注意されたことや、特に大事だと言われたことをヒントに授業構成をしていました。

中学数学ならまだいいのですが、最近導入された「理科基礎」やセンター試験に代わる「共通テスト」などは結構大変です。

教科書や模試を見て研究することはできます。

しかし共通テストに関しては、まだ実際に本物を受けた人は存在しません。

自分が実践で使わなかったことほど、講師は教えづらいのです。

また、都立入試の集団討論なんかも私たちの時代にはありませんでした。

その点学生講師は生徒と年齢が近いので、同じ指導要領で学んでいたり、同じ入試形式を経験している可能性が高いのです。

生きたアドバイスができるのも学生講師ならではですね。

実践的な戦い方に詳しい

問題文にこのキーワードが出てきたらこう考える!

なんて教え方は学生講師にしかできません。

なぜそうなるのかを丁寧に教えることも大切です。

しかし自分がいくら多い知識を持っていたとしても、実際にテストを受けるのは生徒。

生徒がテストでいい点数を取れるように、省くところは省く!

その戦い方を身をもって知っているのは、最近まで受験生だった学生講師です。

またテスト前の根の詰め方提出物の効率的な作成などは、学生講師しか教えられません。

生徒目線に一番近い立場でアドバイスできるんです。

大学生活や専門分野について教えられる

生徒が建築学科に行きたいとします。

その生徒を担当している講師が今まさに建築学科で学んでいる学生だったらどうでしょう?

生徒から見たら憧れの先輩ですね。

学科は違くても憧れの学校に通っていたり、素敵なキャンパスライフを送っているなんて話を聞いたらモチベーションが上がりますよね!

特に高校生には、その後の就職のことなどを話してあげられるのは大きいです。

進路について考えるいい機会になりますからね。

学生講師は、生徒の近いロールモデルとなりえるんです。

パワーがある

なによりもこれ!パワーがあります!

テストの点が上がったら、テンションMAXで一緒に喜んであげる。

勉強しろ!だけでなく、悩み相談も精一杯受けてあげる。

大学の講義の合間に生徒のためのオリジナルプリントを作ってくれたり、

授業時間よりも早めに出勤して生徒の自習を見てくれたり。

本当に情熱をもった講師が多いんです!

お恥ずかしい話だけど、社会人講師で沢山の生徒を受け持つと一人一人に授業以外の時間を使えなくなってしまうんだ…。

大学生の先生は社会人講師以上の熱量がある

まとめ
  • 学生講師は生徒と感覚が近い所が良い!
  • 何より熱量や若いパワーがすごい。
  • 生徒と同じような指導要領で学んでいる。
  • 生徒も歳の近い先生の方が頼ってくれる。

今回は学生講師のいいところを挙げてみました。

授業スキルも生徒との向き合い方も、社会人講師より劣っているということは断じてありません。

講師経験は浅いかもしれませんが、それを上回るくらいいいところがたくさんあります。

講師経験をカバーするために塾内の研修もありますしね。

もちろん、生徒と講師の相性が合わないなどはありますが、それは社会人講師でも同じこと。

いろんな塾・先生で体験授業をしてもらって、「この先生に教わりたい!」って人に出会えればいいですね。

バイトだからなんですか。

2人しか生徒を受け持ってなかったらその2人に全力でぶつかれます。

社会人になると結果主義。

生徒と言うよりも、その子の成績にしか向き合っていないんじゃないかと反省することもあります。

私は学生講師のような講師になりたいです。

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