塾・予備校・通信教育について

塾に通っても成績が上がらない理由と、やめる前に確認したいこと

「なかなか成績が上がらないから」という理由で今の塾をやめようと考えている人もいらっしゃるかと思います。
実際に1カ月やそこらで見切りをつけて、塾をやめてしまう人も多いんですが、
これは非常にもったいないことなんです。

成績を上げるためには塾以外にも、本人のやる気や環境など様々な要因が関わってくるんです。
一概に塾だけのせいにして塾を転々とすると、逆に成績向上の邪魔になってしまうこともあります。
なので、塾を変える際は慎重に行う必要があるんです。

今回は塾に通っているのに成績が上がらない場合の対処法と、
塾を変える際の注意点をお話していきますね。

塾に通っているのに成績が上がらない!その理由は?

授業内容が生徒のレベルと合っていない

特に集団塾に通っている人は注意が必要です。
簡単すぎたり、難しすぎたりする授業は、生徒の成績は効率よく上がってはいきません。
開講授業数が少ないとあまり選択肢はないかもしれませんが、
曜日・時間を変えることでレベルにあった授業に変更できるのであれば、すぐにでもそうしましょう!

また、基礎的な力がないのに、「入試のための実践演習」のような授業を受けていてもあまり意味がありません。
生徒個人の現状を把握して、それに合わせた授業を受ける必要があります。
コースを変更出来ればしてもらったほうがいいです。

もし今通っている塾が個別指導塾であれば、授業カリキュラムの変更を申し出たほうがいいかもしれません。

家庭学習をおろそかにしている

塾に通っているからといって安心してはいけません。
勉強のメインは塾での勉強ではなく、家庭学習なんです。
塾での授業ってせいぜい1教科につき1週間に1時間~1時間半。
それだけで成績を上げようなんて無理な話です。

もし家庭学習にぜんぜん力を入れていないのであれば、早急に対策を考えなくてはいけません。

  • 塾の自習室を利用する
  • 自分で計画を立てて勉強していく
  • 塾の先生などにたくさん宿題を出してもらう

などなど…
いろいろな方法が考えられますよ。

テスト前は当然ながら、いつものスケジュールで勉強していてはだめ。
学校からの課題を終わらせるのはもちろんのこと、
プラスアルファでどれだけ点数に直結できる勉強をしていくかが重要になります。

必然的に、ある程度自分で勉強計画を立てて実行する必要があります。
計画を立てるのが苦手な人のために勉強計画表を作ったので、ぜひ利用してみて下さいね。

本人のやる気がない

どんなに塾の環境が整っていて、優秀な講師が授業してくれても、
本人のやる気がなければ成績は決して上がりません。
先ほども書いたとおり、塾に通うだけで自動的に成績が上がるわけではなく、本人の頑張りが大変影響してくるんです。

本人のやる気が出ない場合、塾を変えても基本的には意味がありません。
新しい塾で運命的にやる気を引き出してくれる先生に出会えればいいのですが…
まあ可能性は低いでしょう。

それよりも、いかにして本人にやる気をもらうかを考えたほうがいいです。
こちらの記事では、親ができるやる気アップ法を紹介しています。

一緒に通っている友達が足を引っ張っている?

事例は少ないですが、実はお友達が足を引っ張っているってこともあるんです。
実際の出来事をご紹介します。

「一緒に塾いこう!待ち合わせ〇時ね!」
と言われて待ち合わせをした結果、時間通りに来てくれなくて一緒に遅刻。
しかもこれが毎週毎週。
だんだんと遅刻することに罪悪感を覚えなくなってきて、来る時間はどんどんと遅くなる…

なんて生徒たちがいました。
これは塾側も二人の生徒の親も気づいていたので、みんなで対策をして改善することができました。

このように、生徒同士で足を引っ張ってしまうこともあるんです。
友達と塾に通うということは、競い合っていい刺激をもらえるなど、良いところがたくさんあります。
でも、逆にこういった危険性があるということも、頭の片隅に入れておかなくてはいけません。

すぐに塾をやめてしまうのはNG!以下のことをチェックしよう

塾の指導カリキュラムを確認

基礎・基本を大切にする塾なのであれば、今学校で学習している内容よりもさかのぼって復習をしている可能性もあります。
この方法は定期テストなどで結果が出るまでに時間がかかりますが、しかし本当の意味で学力をアップさせることができます。

とりあえず目の前の定期テストで得点することを目的としているなら(ほとんどの塾がそうですが)、
とりあえず解法を叩き込みます。
でも、「なぜそう考えるのか」を理解していないとそれは付け焼刃でしかありません。
テストが終わってしまったらきれいに忘れてしまう可能性すらあるんです。

なぜ、「成績が上がらない」と思ったのかを塾に伝えましょう。
定期テストの成績が下がってしまったのか。
模試の成績がいまいちだったのか。

保護者が求めているものと塾が力を入れているところが違う可能性がありますので、
定期面談でよくすり合わせていく必要があります。

塾での生徒の様子は?

もし塾で、不真面目な様子で授業を受けているのであれば注意が必要。
どんなに先生がいい授業をしていても、吸収しようとしないのであれば意味がありません。

そして、塾での授業をしっかり受けられない場合、学校の授業も真面目に受けられていない可能性が高いです。
いくら定期テストの点数がよくても、授業態度が悪かったら通知表が上がらないのは当たり前です。
通知表の項目も併せて確認したほうがいいかもしれません。

講師との相性

嫌いな先生の授業って、どうしても身に入らなかったりしますよね。
「そのくらい我慢しなさい!」
と言いたくなる気持ちもわかりますが…
実際に先生との相性って、勉強効率にかかわってくるものなので、無視はできません。

もし生徒が「この先生の授業嫌だ!」と言ったときは、
「勉強したい気持ちはあるのにできない!」というSOSである可能性もあります。
担当講師の変更が可能なのであれば、塾にお願いしてみてもいいかもしれません。

宿題の量・難易度・実施率を確認する

宿題はきちんと指示されているかを確認してみましょう。
もし宿題がちゃんと出されているにも関わらず生徒がやっていないだけなのであれば、成績が上がらないのは塾だけの責任ではありませんね。

でも、そもそも宿題を出されていない可能性だってあるんです。
そのことを親・生徒が分かっているのならいいのですが…
塾から宿題が出ないということは、自分できちんと勉強計画を立てて実行していく必要があります。

宿題は出ていてちゃんとやっているんだけど、正答率が振るわないのであれば、
宿題のレベルが生徒に合っていない可能性が高いです。
長時間宿題に向き合っていても、その時間で何も進まないのであれば時間の無駄になってしまいます。

一度これらを塾に確認して、適切な量・難易度で宿題を出してもらえないかお願いしてみましょう。

ちゃんと勉強できる環境は整っている?

一度授業中の時間に、塾の様子を覗きに行ってもいいかもしれません。

授業中うるさすぎるとか、
自習室が用意されているけどみんなおしゃべりしているとか、
そもそも自習できるスペースがないとか…

小規模の塾だとなかなか自習スペースなどは整っていないかもしれませんが、
やはり自習室はあった方がいいです。

また、自習室があっても適切に運用されていないのであれば…
塾での自習はあきらめて、お家で勉強するというのも手ですよ。

もし塾を変える場合、注意したいこと

数字だけを見ないで、生徒の頑張りも認める

もしテストの点数だけを見て、
「成績が下がった!もっと頑張らないとだめ!」
と頭ごなしに怒ってしまってはかわいそうです。

本人は頑張っているつもりでも、

  • 塾で指示された勉強内容は直接テストの点数アップに直結するものではないかもしれない
  • 努力の方向性が間違っているのかもしれない
  • 実際の学力は上がっているのに、テストの点数に反映されていないだけかもしれない

こういった場合が考えられます。

いずれの場合の本人はとっても頑張っています。
必要なのは「もっと努力をしろ」と叱ることではなく、的確なアドバイスです。

失敗から学ぶことも必要

もし、講師との相性が良くて塾に楽しく通っていているのであれば、
無理やり塾を変えようとするのは逆効果かもしれません。

今回のテストは失敗してしまっても、担当の先生と
「今回はなぜ点数が下がってしまったのか」
「次回目標点を達成するためにはどうしたらいいか」
としっかり反省をすれば、必ず次のテストではその失敗を活かすことができます。

でも、失敗をしたら次、また失敗をしたら次、と環境を変えてしまっては、
失敗は失敗のままで、次に活かすことはできません。
生徒本人だって、失敗したら悔しい思いをしますし、次に向かって対策を立てようとします。
でもその度に環境も、先生も、やり方も変わってしまったら混乱してしまいますし、
何よりやる気が削がれてしまいます。
失敗を経験して、次は同じ失敗をしないようにと考えることも必要です。

生徒に合う形式の塾を選ぶ

主な選択肢は個別か集団塾か?
ですが、個別指導の中でもいろいろありますよ。

完全マンツーマンだったり、
5~8人を講師が順番に見ていくものだったり、
自習型でいつでも先生に質問することができるものだったり…
形態は本当に様々なんです。
まずは近隣にある個別指導塾の形態をチェックしましょう。

塾以外の選択肢も検討する

もし生徒が塾に行ってもずっとふざけていたり、一緒に通っている友達が足を引っ張っているような状態が見受けられるなら…
思い切って家での勉強に切り替えてみてもいいかもしれません。

具体的には、通信教育や、家庭教師ですね。
塾の授業を真面目に受けられない人は、親の目が合ったほうが緊張感を持って取り組めるかもしれません。

通信教育はためずにできる子・できない子の差が出てしまうものでもありますので、生徒の性格などを考慮した上で決めましょう。
こちらの記事ではどんな人に通信教育が向いているのかをまとめています。

また、家庭教師を家に招くのはちょっと抵抗がある、という人のために、今は「インターネット家庭教師」というサービスもあるんです。
家庭教師を家に招くことなく、個別の授業が受けられます。

塾を変えるなら、やめる前に次の塾を決める

やっぱり塾を変えたい!
という結論に達しても、すぐに今の塾をやめてしまうのは得策ではありません。

もし思い描いた塾が見つからないと、塾に通わない期間が出てきてしまいます。
時期によってはこれが大きな損失となってしまう可能性もありますので、
今の塾をやめる前に体験授業を受けて、次の塾を決定しておくと安心です。

成績はすぐには上がらないということを理解しておくべき

いかがでしたか?
塾に通っても成績が上がらないときの対処法で、役立つものはありましたか?

いずれにせよ、塾・親・生徒の意思疎通ができていないといけません。
お互いの目的や、そのためにどう頑張っていくかを確認し、同じ方向を向いて生徒をサポートしていくことが必要です。

また、ここで強調しておきたいのは、
「塾に通えば自動的に成績が上がる」というのは間違いということ。
週に1回塾に通っただけで成績が上がるのであれば、そんな楽なことはないです。
塾の授業をしっかり受けていても、家で何も勉強しなかったら来週にはほとんどのことを忘れてしまいます。
生徒の、継続的な努力が必要なんです。

また、成績を上げるためには時間がかかるということを忘れてはいけません。
テスト前にちょっとだけ勉強する人と、普段から真面目に取り組んでいる人とでは成績に差が出るのは明らか。
一朝一夕で成績が上がるのなら、そんなに楽なことはありません。

塾というものは成績を上げるための手段でしかありません。
どこに通うにしても、一番大切なのは生徒のやる気。
いかにしてやる気を伸ばしてあげるかってことが、成績アップへの近道だと考えます。

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