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塾なし受験は危険?塾に行かないで受験するデメリットを理解しよう

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塾や予備校に行かないで受験するのはアリ?

結論から言ってしまうと、塾に行かないという選択肢は「アリ」です。
実はわたくしも、塾に通ったことはほぼありません。
中3の時に友達に誘われて、夏期講習と冬期講習だけ参加しました。
高校生になってからは一度も塾には通っていません。

ただし!
塾に行かずに受験をするというのは、
塾に通っている人よりもかなり遅れを取ってしまいます。

そして、塾や予備校に通わないで志望校に合格できるのかどうかは、ぶっちゃけ人によります
明らかに塾に通った方がいいと思われる人が、自分一人で受験に挑むというのは危険としか言いようがありません。
そして、この世のほとんどの人は、塾や予備校に通った方がいいと考えています。

今回はなぜ、塾や予備校に通わないで受験をするのが危険なのかを詳しくご紹介してきます。

塾なし受験のデメリット

やるべきことを具体的に指示されない

もし塾や予備校に通わずに受験をするのならば、
「志望校合格に向けて何をすればいいのか」から自分で考えて行動しなくてはいけません。

  • どのテキストを使う?
  • 一日何時間勉強する?
  • 来週までに具体的に何をやる?
  • 定着度合いのテストはどのように行う?

こういったことは普通、塾や予備校の先生から指示があります。
でも塾にも予備校にも通わないのであれば、こういったことまで自分で考えなくてはいけませんよ。

自分で勉強計画を立てるところまでは、皆さんできると思います。
でももし、自分の立てた勉強計画が志望校合格までの最短距離ではなかったら?
これって、ちゃんとした先生に見てもらわないと、自分では分からないんですよね。
自分で立てた勉強計画が本当に正しいものなのかどうかを疑いながら勉強を進めていくのは、
精神的にも、効率的にも良くありません。

それに、塾や予備校の先生が出してくれる宿題って、志望校合格のために絶対に必要なものじゃないですか。
個別指導塾なら特にそうですよね。
自分の学力や弱点に合わせて宿題を出してくれるのですから、
自分のためにならないはずはありません。

自分の勉強計画に絶対の自信があるのなら、塾や予備校に行かないというのも良い判断だと思います。
でも、少しでも不安があるのなら…
迷わず先生の助けを借りたほうがいいです。

勉強状況を管理されない恐怖

監督してくれる人がいないのであれば、全て自分で管理する必要があります。

  • どの教科を、何時間勉強した?
  • 予定通り勉強できた?
  • 今日のノルマは終わった?
  • やったのはいいけど、本当に定着している?

塾に通っている人は、こういったことは先生によって管理されます。
しかし…塾に通っていない人は、自分で管理していくしかないんです。

簡単なように見えるかもしれませんが、これって実はとっても難しいこと。
よっぽど自分に厳しくできる人じゃないと、計画も生活もぐだぐだになってしまう可能性が高いです。

志望校合格までの全体像が見えていない

塾や予備校の先生は、ただテキストに書いてあることを教えているだけではありません。

「〇月までにこのテキストを終わらせて、
それからは入試実践演習…
それまでにこの基礎的な力をつけないといけないから同時進行で強化して、
この単元は十分進んでいるからペースを遅くして、苦手なこっちを優先…
この学校は出題傾向が特殊だから直前期はこの形式を集中練習!」

こんな風に入試から逆算して、優先度合いの高い順にカリキュラムを組んでいるんです。
これは、長年受験に向き合ってきた先生だからできることです。
現役生は全員、その受験に初めて挑むわけですから、
こんな深くまで考えて勉強計画を立てられる人はほぼいません。

進路などの情報が入ってこない

塾に通うメリットって、何も勉強面だけではないんです。
併願校のアドバイスをもらったり、
模試や説明会の情報をゲットできたり、
年々変わっていく入試制度の変化を知ることができたり…
沢山メリットはあるんですよ!

今は検索をすれば大体のことは分かります。
でも、「知りもしないこと」は調べられません

例えば、「専門職大学」という単語を知らないとしたら、
専門職大学がどんなものなのか調べられませんよね。
必然的に選択肢が狭まってしまうんです。

情報が入ってこないせいで損をしたくありませんもんね。
塾や予備校に通っていれば、進路に詳しい大人がたくさんいます。
そういう人たちとの会話から、新しい選択肢が生まれてくる可能性もありますよ。

モチベーションの継続が自分次第

塾に行かないというのは本当に孤独な闘いです。
点数が上がって褒めてくれる先生もいなければ、
ライバルとして戦う友達とのかかわりも薄くなってしまいます。

「自分はどうすればやる気が出るのか」
は絶対によく知っておく必要があります。
やる気が出ない期間が長く続いてしまっては、ライバルたちにすぐに抜かされてしまいますよ。

親と子供の関わり方もナイーブに

塾に通っていたら、定期的な保護者面談があります。
そこで、

  • 志望校合格までどのくらいの点数が必要なのか
  • この調子で勉強していけば合格できるのか
  • 志望校、併願校のバランスは大丈夫か
  • 家での勉強の様子はどうか

などなど…
このようなことが共有されます。

でも塾に行かないということは、こういう情報が親御さんのもとに入ってこないんですよね。
だから、模試の結果や普段の生活の様子から判断するしかないんです。

親御さんも受験を経験していたといっても、プロではありません。
どういう風に勉強していけば合格できるのか分からないし、
本当にこのままで大丈夫なのか不安でいっぱいなんです。

だから、
「ちゃんと勉強してるの?」
「模試の結果はどうだったの?」
「塾に通わなくて大丈夫なの?」
としつこく確認したくなってしまうんです。

こういうことが親子の関係をギスギスさせてしまう原因になってしまいます。
プロによる客観的な意見が聞けるだけでも、
親も安心することができますし、
生徒も自信を持って目の前の勉強に取り組むことができます。

塾や予備校に行かないメリット

塾に行かずに受験をするメリットももちろんあります。
でも、デメリットと比べたらやっぱり少ないですね。

今回は金銭面のお話はなしですよ。
お金をケチって成長のチャンスを失うのは意味がありませんから。

時間・場所にとらわれずに勉強ができる

塾や予備校の授業の時間って、しっかり決まっていますよね。
そして、その場所まで移動しないといけません。
私はそれが嫌だったんです。

「勉強するのになんでわざわざ電車に乗らないといけないのか?」
とか、
「時間の決まっているものがあるからスキマ時間が生まれるんだ。
そもそもスキマ時間を作らなければいいじゃん」
とか。
そんなことばかり考えていました。

勉強なんて最終的には一人でするものですしね。

行き帰りの不安がない

塾や予備校に通うのであれば、帰宅時間が夜遅くなってしまうこともありますよね。
行き帰りの道中も不安だし、
夜遅く帰ってきたらそれからご飯やお風呂など…
就寝時間も遅くなってしまいます。

でも塾に行く必要がないのであれば、それらの不安は全て払拭できますね。

そして、
いくら天気が悪くても、
どんなに暑さ・寒さが厳しくても、
花粉がわんさか飛んでいても、
家だけで勉強が完結できるのであれば関係ありませんね。

自分の勉強計画を優先できる

自分でしっかりと勉強計画を立てられるのであれば、
塾や予備校で時間を取られてしまったり、
宿題をたくさん出されてしまって自分の計画通りに進まない…
ってことに悩まなくて済みますね。

実際私は勉強計画を綿密に立てる派だったので、
他のことで邪魔されたくないという思いがありました。

でも先ほども書いた通り、
自分が立てた勉強計画が本当に正しいものなのかって分からないんですよね。
計画段階で方向性が間違っていたら、合格まで遠回りになってしまいます。

塾や予備校なしで受験に合格できる人はどんな人?

自分をコントロールできる

やはり、「いかにして自分をコントロールするか」が大切になってきますね。
やる気を出す方法や、夜しっかり眠れるような勉強スケジュール、息抜きの方法なんかを熟知しているといいですね。

自分一人での勉強は、
勉強するのも、
管理するのも、
応援するのも、全部自分。

そして、
怠けるのも、
怠けた自分を叱るのも、
怠けた自分を見て見ぬふりをするのも、自分次第です。

自分に対して厳しく接して、
できたらしっかり褒めてあげる。
そして自分自身を一番理解している必要があります。

勉強が好き・苦ではない

「勉強が嫌い!」
と少しでも思っている人は、迷わず塾に行きましょう。

嫌いなことを一人で頑張れますか?
ほとんどの人はNOだと思います。

それよりも、塾の友達や先生に応援してもらって、みんなで嫌いな勉強に立ち向かった方がやる気が出ませんか?
ライバルが頑張っている姿を見るから、
自然と自分も「頑張ろう」と思えるんですよね。

少しでも勉強に対して負の感情を持っている人は、とても一人では受験を戦うことができません。
それくらい、”塾なし受験”は厳しいものと理解しましょう。

合格までの道筋をプランニングできる

合格までにどんなベースで、どのように勉強すればいいのか分かっている人は、
塾なしの受験でも乗り越えられるでしょう。

具体的には…

  • どの教材を、いつまでに終わらせる?
  • 自分に足りない力は何?
  • 各教科のバランスは?

などなど。

「自分は数学が得意だから、数学を得点源にするために他の科目よりも力を入れる!」
という作戦もアリだとは思いますが…
一般的には、得意分野を伸ばすよりも苦手科目を強化したほうが楽に点数は伸びます。
やはり「苦手科目はやりたくない」という心理が働いてしまいがちなので、
感情を優先してしまっていないか、他人に見てもらった方がいいですね。

広い視野を持って、客観的な判断を下す必要がありますよ。

逆に、この大まかなプランニングができて、具体的な勉強計画に落とし込むことができれば、
後はその計画を実行するだけ。
塾に行かずに自分だけで勉強することも可能になってきます。

ただ、プランニングが一番難しい。
塾の先生も使用教材やカリキュラム組みにはかなりの時間をかけます。
やはりこれは、専門の先生に相談したほうがいいです。

勉強・受験について気軽に相談できる相手がいる

例えば年上のきょうだいや、親戚。
受験を経験した人にしか分からない苦しみや悩みを相談できるといいですね。
やはり親だと、自身が受験を経験したのは遠い昔です。
受験のシステム自体も変わってしまっていますし、悩み相談をしても精神論しか返せない場合が多いです。

また、指導歴のある人が周りにいれば心強いですね。
時々アドバイスをもらうだけでも、合格までの最短距離から大きく逸れる可能性は減ります。

塾や予備校に通っている友達でもいいですよ。
やはり、リアルタイムで最新の情報が入ってくるというのは強みです。
志望校や志望する学部・学科が同じだと尚良いですね。
有益な情報が入ってきたら共有してもらうように、お願いしてみましょう。

やっぱり塾や予備校に行かないことのデメリットの方が大きい

冒頭で述べたように、私自身も受験の時はほぼ塾に通っていませんでした。
でも…塾の講師として働いている今、「塾に通っておけばよかったな」と後悔しています

テキスト選定も自分でする。
(テキスト選定を間違えたことに気づかなかったら終わります)
頑張っても褒めてくれる人はいない。
逆にどんなにサボっても叱ってくれる人はいない。
分からないことを解決するまでタイムラグがある。

これ、結構精神的に来るんです。
受験直前期はただでさえ不安で押しつぶされそうになるのに、

「自分のしている勉強、本当に合ってる?」
「やっぱり自分が塾なしで受験するなんて無謀だったのでは?」
「今からでも入れる塾を探すべき?」

なんて余計なことに悩まされることになります。

それでも塾に行かないで受験をすると決めたなら

この記事を読んでも、
「やっぱり自分は塾には行かずに自分一人で勉強する!」
という意思が揺るがないのであれば、
ぜひ頑張ってほしいです!

実際に塾に行かずに受験を成功させた人も一定数いますし、
人に頼らずに、自分の力で物事を成し遂げるというのはとても大きな成功体験。
将来活かせるスキルともなります。

しかし、今回ご紹介したようなデメリットもあるということをしっかり覚えておいてくださいね。

こちらの記事は、塾に行かずに自分一人で勉強するためのポイントをまとめました。
ぜひしっかり読み込んでくださいね。

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