塾・予備校・通信教育について

塾や予備校の選び方。塾選びで失敗しないためのチェックポイント

これから学習塾や予備校を探そうと思っていても、
「何を基準に塾を選んでいいのか分からない…」
と塾選びがなかなか進まない人も多いのではないのでしょうか。
今は塾も予備校も、沢山ありますし種類も多岐にわたります。

受験終了まで通う塾ですから、慎重に選びたいですよね。

今回は、塾や予備校を選ぶ時のチェックポイントをまとめてみました。
少し長くなりますが、理想の塾に出会えるようにしっかり確認していきましょう!

まず、塾や予備校に通う目的を明確にすること

何のために塾に通うのかを明確にしましょう。

  • 自分の実力より数段階上の学校を受験するため
  • 日々の学習を習慣づけるため
  • 自分で勉強した中で出てきた疑問だけ解決できればいい
  • どうしてもやる気が出ないから、強制的に受験モードにするため

などなど…塾に通う目的は人によって様々。

もちろん最終的な目標は、「志望校合格」です。
でもそのためのやり方が合わないのでは、途中リタイアにつながってしまいます。

もし、自分の行ける範囲での高校を目指しているのに、
必要以上にスパルタに、「もっと上を目指せ」なんて指導をされたら?

反対に、限界まで自分の実力を上げたいのにさらに上を目指すような授業をされなかったら?

塾と受験生の目的は、初めの段階ですり合わせていく必要がありますよ。

塾の形態を選ぼう

個別指導塾

私の一番のおすすめは個別指導塾。
カリキュラムが生徒ひとりひとりに合わせたものになっているので、
上で挙げたような目的に合わせた授業をしてくれます。

一言で「個別指導塾」といっても、実はいろいろな種類があります。

  • 完全マンツーマン
  • 講師1人:生徒2人
  • 講師がぴったりそばにつかずに、質問があるときや課題提示のときだけ生徒の元へ向かう形式

などなど…
それぞれの特性をよく理解した上で、ニーズに近い塾を選んでいく必要があります。

個別指導塾の特徴については、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

大学受験生には特に、個別指導塾をおすすめします。
弱点を重点的にカバーするなど、きめ細かな対策が必要ですもんね。

集団塾

集団塾の最大のメリットは、「計算しつくされたカリキュラム」でしょうか。
集団塾と言っても志望校のレベルでクラス分けされていることが多いです。
そのレベルの学校合格に必要な知識を、限られた回数の中で植え付けていきます。
そのためより綿密に授業計画が練られていることが多いです。

集団塾も、色々な形態があります。

  • 宿題をとにかくたくさん出す、スパルタ系
  • みんなで和気あいあい系
  • 1クラス30人以上の大人数
  • 1クラス10人以下の小集団

などなど。
個別指導塾だったら最悪、講師変更をしてもらえばいいですが…
集団塾はそうもいきませんもんね。
生徒によって合う塾・合わない塾がはっきり出てしまいます。

予備校

予備校は「講義」中心の授業を行います。
授業中に生徒が質問したり、演習問題を解いたりというのはあまりないです。

予備校の先生はカリスマ性や独自の指導方法・豊富な実績を持ち合わせた超優秀な人。
一日にいくつもの校舎で授業を行います。
そのため、質問や勉強の相談があるときはチューターさんに聞きます。

こちらの記事では、もっと詳しく予備校について解説しています。
予備校ってどんなとこ?と疑問に思っている人はぜひご覧ください。

塾・予備校のシステム面のチェックポイント

料金

普段の授業料は?

一番気になるのはやはりここだと思います。
個別指導塾はやはり、集団塾に比べて料金は高め。
一人の先生が細かいところまでケアしてくれますので、当然と言えば当然ですね。

個別指導塾だと、どの塾でもだいたい同じような料金になるようです。

集団塾や予備校は、その塾によって授業料に差があるようですよ。
優秀な講師を確保するためには人件費もかかりますので、安ければいいというわけではないです。

入会金、諸経費は?

普段の授業料以外にも、料金は発生します。
入塾時に払う入会金のほか、
1年ごと、もしくは半年ごとの「施設維持費」。
そして「教材費」などがかかります。

教材費については正直ケチってほしくはありません。
適切な教材を利用しないと、学習効率は上がりませんよ。

とはいえお金がかかることなので、

  • 年度の初めに払うのか
  • 必要になったらその都度払うのか
  • 1冊だいたいいくらなのか

このくらいは確認しておいたほうがいいです。

講習授業などの料金は?

特に注意なのは、講習会システム。
講習は○回セット、と決まっている塾では、
その回数を受講することができないと長期休み中の授業は最悪なし
なんてことになってしまします。

また、
「夏期講習は受けられるけど、冬期講習は金銭的に無理!」なんて制限があると、
塾側が予定しているカリキュラムと合わなかったりします。

「受験終了まで、もしくはその先まで通い続けられるか?」
は必ず念頭に置いておいてくださいね。

振替・休会・各種変更がきくか?

振り替え授業のできない塾だと、1回授業を休んだらその分無駄になってしまいます。
集団塾だと振り替えは難しいかもしれませんが…
もし週に何回も同じ授業が開講されているような大規模な教室だったら、振り替えができる可能性があります。

また、「夏休みの間中海外にいるから、1カ月お休みします」
って言っても、休会制度のない塾だと無駄にその間の授業料も払うことになってしまいますよ。
休会制度のない塾は少ないですが、必ず確認しましょう。

他にも…

  • 途中から通う曜日を変えたい
  • クラス変更をしたい
  • 受講科目を変えたい

なんて要望にも対応しているか、チェックしておくといいですね。

特殊な教科に対応しているか?

  • 私立高校受験対策
  • リスニング対策
  • 自校作成入試対策
  • 中学受験
  • 高校生の理科・社会

これらの科目の受講を考えている人は、必ず塾側に確認をしましょう。
特に中学受験や高校生の理科・社会は教えられる講師が限られてくるんです。
小規模な塾だと授業を受けられない可能性が出きますよ。

こういった特殊な科目を受けたい人は、集団塾や予備校のほうが手っ取り早いです。

合格したその先も、長く通えるか?

中学生ならば、高校受験に合格してもまだ大学受験が控えていますね。
志望校に合格したあとはどうしますか?

  • 一度塾をやめる
  • 塾を変える
  • その塾に通い続ける

などといろいろな方針があります。
高校に合格してからも継続して通うことは前提としているなら、高校生向きの授業が開講しているかどうかも必ず確認しましょう。
せっかく中学卒業後も塾を続けようと思ったのに、高校生用の授業をやっていないのではまた塾を探し直さなくてはいけません。

合格した時点で塾を辞める予定であれば、
多少厳しい指導方法をとっている塾でも本人も我慢できるでしょう。

ちなみに、塾は志望校に合格したからといってすぐにはやめない方がいいですよ!
絶対その先の目標があるはずですもんね。
せっかく身につけた勉強の習慣がゼロになってしまってはもったいないです。

教室の環境について

教室の規模

大規模教室のメリット

集団塾や予備校では、開講授業数が多くなることが大きなメリットです。
同じ学年、同じ教科でも、レベル別や時間をずらすなどして複数の授業を設けている場合があります。

個別指導塾ですと講師の選択肢が多くなります。
万が一担当の先生が合わなかったとしても、担当変更をしてくれることがほとんどです。
また講師によって専門があり、先ほども挙げたような特殊な教科ができる限られています。
在籍講師数の多い塾のほうが、最終的に自分に合う先生を見つけられる可能性が高いです。

小規模教室のメリット

小規模な教室にもメリットはたくさんあります。

まず、先生と生徒との距離が近いこと。
その分先生のケアも手厚になりますし、質問もしやすいです。

また生徒同士が仲間意識・ライバル意識持てますので、
勉強へのモチベーションは上がりやすいですね。

同じ学校の友達と会わないためにあえて小規模な教室を選ぶ方もいるんですよ。

通いやすさ・立地

週に何度も送り迎えが可能?

小学生・中学生だと、親御さんが送り向かえすることもありますね。
毎回送り迎えできるか?をよく考える必要があります。

帰宅時間が夜遅くなりすぎないか?

夜の時間帯の授業を受けると、どうしても帰りが遅くなってしまいます。
家から塾まで近ければいいのですが…
あまりにも遠いと、本人も負担です。

帰り道も心配なので、明るい道を通って帰ってこれるかも確認しましょう。

学校がある日・ない日 どちらも通えるか?

高校生になると学校から近い塾を選びがちですが、夏休み中なども通うことも考慮しましょう。
家から遠いとどうしても通うのが億劫になってしまい、塾が身近なものではなくなってしまいます。
夏休みも定期券を買わなきゃいけない、なんて問題も出てきますから慎重に判断したいですね。

悪天候時の交通手段は?

とんでもない嵐・大雪でない限り、塾では授業を行います。
振替のきかない塾だと行かないと休んだコマ数だけ損することになってしまいます。
普段徒歩や自転車で通う人は、バスなどでも行きやすいか、家の車で送り迎えできるか、なども確認してみましょう。

以上のようなことから、できるだけ家から近い塾・予備校に通うことをおすすめします
受験期は毎日のように通う塾ですので、こういった現実的なところまでシミュレーションしておきましょう。

自習スペースがあるか

自習室って、案外大事なんです!

  • すぐ質問できる。
  • 誘惑する漫画やお菓子がない。
  • 頑張っている友達の姿が見える
  • 授業の前後、塾に来たついでに学校の宿題や復習をやってしまう。

などなど良いことづくめ。
自習室にハマった子は毎日のように来て勉強しています。
自習すればするだけ先生から褒めてもらえるのが心地いいようです。

親御さんからは、図書館で勉強するよりは塾にいた方が安心、という声も聞きます。

実際の授業・勉強、学習サポートについて

指導方針は?

  • 褒めて伸ばす、コミュニケーション重視
  • 超スパルタ、体育会系
  • 淡々とみっちり、必要なことだけ

これらは塾にもよりますし、講師によっても異なります。
入塾前の面談で、塾の指導方針は感じ取れると思います。

個別指導塾の場合は「こんな先生がいい!」と希望を伝えてみましょう。
塾側も最大限、要望に沿った講師を手配してくれるはずです。

中学校受験を考えている人は、先生との相性はとっても重要!
中学受験は学力も大切ですが、それだけでは合格は難しいです。
個別指導塾を選ぶなら、コミュニケーションをよくとってくれる先生をおすすめします。

合格実績は?

小規模塾ですとそこまで参考にならないかもしれませんが…
合格実績は、その塾がどのあたりのレベルの受験対策を得意としているかが分かります。

私立中、自校作成校、理系大学を受ける人は特にチェックです。

難関校に合格者を出しているかどうかだけでは、良い塾かどうか判断はできませんよ。
本当に難関校を目指している人以外は、参考程度に考えておきましょう。
大切なのは、生徒の第一志望校に合格できているのかどうか
第一志望校が定まっている子に対して、「難関校も受験してみろ」なんて言うのは良い塾とは言えません。
その子の目標が達成できていればそれでいいのです。

宿題の量・難易度は?

いくらいい先生が素晴らしい授業をしていても、授業を受けているだけでは何も意味がありません。
1週間に1時間やそこらの授業を受けて成績が伸びるなら、誰も苦労しないんです。

大切なのは家庭学習
その生徒に合ったレベル・量の宿題が出ていることが理想です。

個別指導ならば、先生に要望を伝えることができます。
「部活があるうちは少なめに」
とか、
「沢山宿題ほしいです!」
など…

集団塾だとこちらの要望を取り入れてもらうことは難しいです。
もし塾の宿題が足りなかったり簡単すぎるのであれば、
通信教育や市販のテキストなどを併用して勉強することをおすすめします。

もちろん適切に宿題が出されていても、
宿題をやらないのでは意味がないですからね!

相性のいい先生が担当してくれるか?

せっかく塾自体がいい感じでも、
肝心の先生と合わないのではどうしようもありませんもんね。
でも実際に授業を受けてみないと分からない部分でもがあります…

講師変更・クラス変更のできる塾でしたら、
もし担当の先生と相性が合わなくても安心です。

どんな先生が在籍しているのか、事前に確認しておくのもいいですね。

質問のしやすさ

個別指導だったり、小集団の塾だったら質問のしやすさはピカイチです。
大人数の集団塾や予備校では授業中はちょっと質問がしにくいですが、授業の時間以外にも質問を受け付けていることがありますよ。
でも、なかなか質問をしにくいのでは勉強が進みません。
できるだけ質問のしやすい塾を選ぶべきです。

授業以外の、学習サポートは充実しているか?

定期的に保護者面談を行ったり、
進路相談に乗ってくれると心強いですよね。
大体の塾では専門のスタッフがいますので、気軽に相談できます。

大体の塾・予備校で授業外の学習相談には乗ってもらえますが、
大切なのはそのスタッフの知識。
やはり経験豊富なスタッフの方が、密度の濃いアドバイスができます。

こういったスタッフに相談できるのかどうかも、確認しておくといいですね。

生徒にとって居心地がいいか?

親御さんがどんなに気に入ったって、通うのは生徒本人。
生徒が納得して通うことができないと、勉強に対して真摯に向き合うことができません。
受験終了まで継続して通えるか、お家の中でもよく相談しておきましょう。

目的に合わせて、賢い塾選びをしましょう!

長々と塾の選び方について解説をしていきましたが、いかがでしたか?
今回ご紹介したようなチェックポイントを丁寧に確認して、
目的に合った塾を見つけられるといいですね!

でも、自分に合った塾を選ぶことはもちろん大切なのですが、塾は目標達成までの手段でしかありませんよ!
いくらいい塾に通ったからってそれだけでは成績は伸びません。
いかに塾を利用して、自分で努力するかがカギになってきます。

志望校に合格できるよう、塾や予備校と二人三脚で頑張っていきましょう!


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