大学受験の結果に納得いかなかったり、今いる大学に不満を感じていたり、仮面浪人を考える人は結構多いんです。
しかし…
仮面浪人の成功率は10%と言われています。
ほとんどの人は途中で挫折してしまうか、満足な結果を残せなていないんですよね…。
もし仮面浪人に失敗してしまったらどうなるのでしょうか?
今回は仮面浪人に失敗してしまったらどうなるのか?という事と、失敗してしまう人の特徴について紹介していきます。
仮面浪人経験者の視点からビシバシ斬っていきますね。
仮面浪人に失敗したらどうなる?
では初めに、仮面浪人に失敗したらどうなってしまうのかを紹介していきます。
大学の友達に仮面浪人を打ち明けてなかったら、元の生活のまま
仮面浪人って、文字通り「大学生の仮面をかぶりつつ浪人する」という事ですよね。
大学の友達に仮面浪人をしていることを伝えていなければ、失敗した所で何も変化はありません。
普通その大学に通い続けることになります。
きちんと単位を取っていれば問題なく進級できる
そして単位数さえ足りていれば、問題なく上の学年に進級することができます。
仮面浪人をしているとどのくらい単位を取るか迷う所ですが、進級するのに必要最低限な単位は取っておいた方が良いですね。
一度失敗すると、次の年の受験も厳しい
仮面浪人に一度失敗してしまうと、来年以降の受験もかなり厳しいものになってきます。
理由は以下の通り。
- 今の大学がどんどん居心地よくなっていく
- 課題や研究が忙しくなっていく
- 受験勉強に対するモチベーションが下がる
- また1年生からスタートすることにメリットを感じられなくなってくる
こんな感じでしょうか。
勉強時間の確保の意味でもそうなのですが、精神的にも仮面浪人に向かなくなって来てしまうんですよね。
厳しいことを言うと、高校3年間+1年間かけてできなかったことが、もう1年費やせばできるようになるのでしょうか?
相当な覚悟がないと厳しいと思います。
予備校に通っている人は、どんどん学費がかさむ
大学に通いながら、塾や予備校に通っている人もいるかと思います。
もし仮面浪人に失敗してしまって「もう1年」となると…
通っている学校の学費や塾・予備校代などで金銭的にはかなり厳しくなります。
せっかく塾や予備校に高いお金をかけているのなら、勉強にフルコミットできるように普通に「浪人」した方が良いのでは?と思ってしまいますね…。
一番怖いのは、《仮面浪人失敗→留年》
仮面浪人をしている人が一番避けないといけないのは、仮面浪人に失敗してさらに今の大学で留年してしまうことです。
受験勉強も大学の勉強もどっちつかずになってしまった、最悪の結果ですね。
正直、両立できる自信のない人は仮面浪人はやめたほうが良いです。
仮面浪人に失敗する人の特徴
では、仮面浪人に失敗してしまう人にはどんな特徴があるのでしょうか?
色んな切り口がありますので、一つずつ紹介していきますね。
部活やサークルに入る
仮面浪人生にはとにかく時間がありません。
部活やサークルに入るなんてもっての外です。
仮面浪人を成功させようとするには、ちょっと覚悟が足りないんじゃないかな?と思ってしまいますね…。
普通にバイトをしている
経済的な事情はあるかと思いますが、できればアルバイトも避けたほうが良いですね…。
アルバイトって勤務時間以外でも、連絡や通勤、仲間との食事など…
結構時間を消費してしまうんです。
もしアルバイトをするなら、自分のためになるバイトをするのが良いですよ。
例えば塾講師や採点スタッフなど。
働いていることで自分の勉強にプラスになるようなバイトをしたいですね。
大学の授業と両立できない
先ほども触れましたが、大学の授業と受験勉強の両立は大変です。
課題の多い学部の人は特に、勉強時間を上手く取れないでしょうね…。
授業数を制限したり、課題のやり方を工夫するなどして勉強時間を捻出するしかありません。
誘惑に勝てない
大学1年生って、受験勉強から解放されたばかりですよね。
友達から遊びや旅行の誘いが増える時期です。
友達のほとんどはあなたが仮面浪人をしているなんて知らないでしょうから。
自分の中でも、「受験が一段落した」という安心や油断が出てしまう時期でもあります。
でも、ここで誘惑に負けてはいけません。
春に油断して勉強ペースを緩めてしまうと、元に戻すのが大変になってしまいますよ。
家族の理解がない
仮面浪人に対する家族の理解・応援がないと、精神的にもかなり苦しくなってしまいます。
中には親に秘密で仮面浪人をする人もいますが、おすすめできません。
もし仮面浪人に成功したら余計に学費がかかってしまいますしね。
何より家族がちゃんと応援してくれれば、勉強時間の捻出や勉強に必要な環境づくりを手伝ってくれるでしょう。
それに、親は様子を見ていれば気づくものですよ。
失敗しても今の大学にいればいいという甘えがある
こう考えている人は、高確率で失敗します。
仮面浪人はただでさえ甘えの心が出やすいです。
自分をキチンと律することができない人は成功なんでできません。
ちなみに筆者は…仮面浪人は(半分)成功
そして、私の仮面浪人の結果はと言うと…
半分成功です。笑
というのも編入試験で合格してしまいまして、一般入試を受ける前に終わってしまいました。
でも、これが一番理想的でした。
学費もほとんど余計にかからず、4年で大学を卒業することができましたからね。
仮面浪人と編入の体験談についてはこちらの記事でまとめていますので、ぜひ併せて読んでみてくださいね↓
仮面浪人は失敗する人がほとんど!鉄の意志を持って臨もう
- 浪人に失敗しても、普通に今のまま大学生活を送ることができる
- 単位さえ足りていれば進級できるけど…怖いのは《仮面浪人失敗→留年》
- 一度失敗してしまうとその後は合格しにくい
- 普通の大学生みたいにバイトやサークルをしてしまうと仮面浪人は成功できない
今回は仮面浪人に失敗してしまうとどうなるのか、そして失敗する人の特徴について紹介していきました。
仮面浪人はただでさえ厳しい戦いです。
周りの友達のようにサークルにバイトを楽しんでいるようでは失敗は見えています。
周りに流されないか不安な人は、仮面浪人ではなくて普通に浪人することをおすすめします。
その方が自分の時間を全て受験勉強に充てられるので、どう考えても効果が出やすいです。
そういったリスクを分かっていてもなお仮面浪人を選ぶ人は、相当な意思の強さが必要です。
そのことを十分に理解して、仮面浪人に臨んでくださいね。