志望動機は面接では必ず聞かれますし、志望理由書にも記載します。
事前にしっかり考えて準備しておきたいところですよね。
でも…
志望動機がなかなかまとまらなくて困っている人も多いのではないですか?
この記事では高校入試の面接や志望理由書で使える志望動機の書き方について紹介していきます。
他の受験生と差をつけるポイントもお話していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
今回の内容は動画でも解説しています。
違った切り口からも解説していますのでこちらもぜひご参考に。
《高校入試の志望動機》面接官の印象に残るためのコツとは?
では早速、高校入試で使える志望動機の作り方について説明していきますね。
ここにある注意事項を守れば、「おっ」と思わせる志望理由が作れるはずです!
パンフレットを切り貼りしたような志望動機はNG!
生徒の様子を見ていて気になるのが…
みんな学校のパンフレットを抜粋して志望動機を作ろうとしているんです。
実際の面接練習でも、パンフレットを切り貼りしたような志望理由を言う子ばかり。
これでは人と差別化を図ることはできませんよね…。
だから、皆と同じような志望動機では危険。
面接官は一日に何十人もの生徒と面接をするんです。
皆と同じ志望動機では面接官の心に残るわけがないですよね。
一貫した内容である方が良い!
例えば…
こんな風に答えてしまうと…なんか矛盾しているように感じでしまいますよね。
勉強も部活も頑張りたいのは本当でも、「本当に両立できるのかな?」と心配されてしまいます。
こんなことを防ぐためには、推したい事柄を1つに絞ることが大切。
勉強なら勉強、部活なら部活…と焦点を決めてしまって、それを中心に話を進めると良いですよ。
例えば…
こんな風に、自分の過去・未来をつなげて話すと良いですね。
これで通知表の英語の成績が「5」だったら、より説得力は増します。
将来を見据えていることが大切
また、自分の将来をしっかり見据えていることも大切です。
「高校で自分のやりたいことを見つけたい」
という回答と、
「○○大学○○学部に合格したい」
だったら…
具体的な目標を持っている人の方が好印象ですよね。
だんだんと夢が変わることもありますので、現時点での夢で構いません。
現時点での夢や当面の目標について、どんなルートがあるのかを調べてみると良いですね。
他の高校ではダメな理由を言えるとGOOD!
ってことを上手く伝えられると、面接官の印象に残ることができますよ。
たとえば、恋愛に置き換えてみましょう。
「なんで私がいいの?」って聞かれたとき、的確に相手の良い所・この人じゃないとダメだと思ったポイントを言えたら心が動くと思いませんか?
逆に上手く答えられなくて、「優しいから」とか「かわいいから」とかありきたりなことを言ってしまうと、
「それって他の子でもいいんじゃ…?」なんて思われてしまいますからね。
また、思いっきり情熱をぶつけることも時には大切です。
一見あいまいで説得力がなく、プラスの評価には繋がらないような気もしますが…
情熱のこもっていない志望理由よりはよっぽどいいです。
ありきたりで内容が薄い志望動機と比べると何倍も魅力的です。
高校の求める生徒像と一致しているか確認しよう
入試の募集要項に「求める生徒像」という項目が記載されているはずです。
ここもしっかりチェックしてほしいのですが…
正直、高校が掲げている「求める生徒像」は、他の学校と比べてあまり差はないんですよね…
じゃあどこをチェックすればいいのか?と言うと…
その高校のパンフレットや高校説明会の様子ですね。
「進学実績重視!」とか、「リーダーシップ!」とか、本音の部分が感じ取れるはずです。
オリジナリティのある志望理由を作るポイント
先ほどから口酸っぱくして言っていますが、ありきたりな志望理由では面接官の心に響きません!
人とは被らない、オリジナルの志望理由を考える必要があります。
具体的なテクニックをお話すると…
- エピソードを付け加える
- 自分の言葉で話す
- 自分の感情を言葉にする
- 抽象的な言葉は使わない
この4つが重要です。
順番に解説していきますね。
ポイント① エピソードを付け加える
自分が体験したエピソードを付け加えることで、話に具体性が出て、説得力が増します。
志望動機の部分で使えるエピソードでよくあるのは…
- 学校公開に訪れた際に~
- ○○部の試合を観戦させていただきました。
- 中学校の先輩でこの高校に通っている人がいるのですが~
- 中1のころからあこがれを持っていました。
といった事でしょうか。
こうすると、他の人とは被らない志望理由ができます。
これは志望動機以外にも、面接のいろいろな質問に使えるテクニックですよ。
ポイント② 必ず自分の言葉で話す
先ほどから言っていますが、パンフレットから切り取ったような志望動機は絶対にNGです!
必ず自分の言葉で話すようにしましょうね。
パンフレットを見ながら志望理由を考えると、パンフレットの表現につられてしまうかもしれませんね。
なので志望理由を考える時は、一旦パンフレットを閉じると良いですよ。
ポイント③ 自分の感情を言葉にしてみる
立派な志望理由が思い浮かばない人でも、その高校に決めた理由は存在するはずです。
「家から近いから」
「自分でも入れそうだったから」
などなど…一旦その気持ちを書き出してみましょう。
書き出すことができたら、後はそれらしい文章に書き替えればOKです。
言い方次第で立派な志望理由になるんですよね。
細かい言い換え表現は、こちらの記事が参考にしてみてくださいね↓
ポイント④ 抽象的な言葉は使わない
よく使ってしまいがちなのが…
「しっかり」、「ちゃんと」などの抽象的な表現。
こういった言葉はあまり好まれないので、具体的な表現に書き替えましょう。
こんな感じで、ちょっと言い方を変えるだけでもちゃんとしているように見えますよね。
こういった細かい所に注意していきましょうね。
高校の志望動機は、面接官の印象に残るように《オリジナリティ》を意識しよう!
- 志望動機はとにかくオリジナリティが大切。
- 矛盾を感じさせないように一貫性も意識しよう
- 「その高校じゃないとダメな理由」も入れられるGOOD!
- その高校が求めている生徒像も意識して志望動機を作っていこう
今回は高校入試を受ける際の「志望動機」の作り方を解説していきました。
何度も書いていますが、大切ことはオリジナリティ。
他の人と被らないような自分だけの志望動機を作っていきましょう!
面接全体の注意事項はこちらのページてまとめています。
都立高校に焦点を当てて書いていますが、他の都道府県の方も参考になると思いますよ。