同じ勉強をするのでも短時間で終わることもあれば、集中できずに長時間かかってしまうこともありますよね。
それに…手を動かすだけが勉強ではありません。
勉強した知識がしっかり頭に入っていないといけないと意味がないですよね!
実は1日のうちで、勉強に適している時間帯とそうでない時間帯があるのはご存知でしたか?
効率よく勉強できる時間には勢いよく勉強を進めましょう!
逆に効率の落ちる時間帯が分かっていればその時間帯を避けて勉強計画を立てることもできますし、何かしらの対策をすることもできます。
今回は効率の良い勉強のために、向いている時間帯とそうでない時間帯の解説をしていきます。
そして最後に、塾講師の私が現役時代に実際に行っていた勉強スケジュールを公開いたします。
自分だけの、勉強効率がマックスになる計画を作っていきましょう!
効率よく勉強できる時間帯ってあるの?
では早速、効率よく勉強していくのにおすすめの時間帯を紹介していきます。
効率よく勉強できる時間帯は朝!
実は朝は1日のうちで最も集中力が高まる時間帯なんです。
朝は「集中力のゴールデンタイム」とも言われていますよ。
ということは…
朝に集中して勉強を行えば、同じ勉強量でも短時間で終わりますし、記憶も定着しやすいと言えます。
朝に勉強するメリットは他にも、
- 入試本番に向けて朝型生活に調整できる
- 早めにやるべき勉強を終わらせることによって、余裕を持って過ごせる
- 1日が長く感じる
こんな風に良いことばっかりです!
これから勉強計画を立てる人は、ぜひ朝の時間帯を有効活用してくださいね。
時間帯別の集中力の差を知ろう
朝はとっても集中できるとのことですが…逆に集中力が低い時間も存在するんです。
それは、昼食後!
お昼ごはんを食べたあとは、どうしてもうとうとしてしまいますよね…。
でもその眠気を乗り越えた夕方ごろには、またやる気がむくむくと出てきます。
こんな風に、人間の集中力には波があるんです。
集中できない時間帯もどうしてもあるということを念頭に置いておけば、それなりの対策を講じることができますね。
上手く勉強場所や方法を変えることで効率はアップする!
勉強に集中できない時間帯に嫌いな勉強をしようとしても、うまく進まないのは当たり前です。
勉強に集中できない時は、こんな事を試してみましょう!
- 好きな科目の勉強をする
- 勉強する場所を変える
- 勉強方法を変える(単語帳を見たり、音読をしてみたり…)
- 立って勉強する
- いっそのこと、休憩してしまう
こんな風に、できる対策はいろいろありますよ!
集中できない時間帯には勉強は諦めてしまって、休憩してしまうのも作戦のうち。
集中できないのにダラダラ勉強しても、時間の無駄ですしね。
勉強場所や勉強方法についても、いろいろ試してみてくださいね!
【時間帯別】効果的な勉強法 早朝~午前
じゃあ、具体的にどうやって勉強を進めていけばいいのでしょうか?
ここでは時間帯別に、おすすめの勉強方法をご紹介していきます!
起きたらまず、前日に覚えた暗記事項の復習
起き抜けは集中力は高いとは言えません…
でも、前の日に勉強したことの復習をするのにはとても適した時間帯なんです!
後で詳しくお伝えしますが、暗記事項は夜寝る直前に頭に叩き込むのがおすすめです。
そして、次の日の朝起きたらすぐに定着したかどうかのチェックをしていきましょう。
午前中は集中力を沢山使う科目を勉強していこう
先ほどからも申し上げているとおり、朝は集中力のゴールデンタイム!
頭の準備体操ができたら、早速本格的な勉強に入っていきましょう。
自分にとって集中力の必要な科目は午前中に持っていくのがおすすめですよ。
集中力の必要な科目って人によって違うかと思いますが、選ぶ基準はこんな感じ。
- 英語の長文読解など、集中力が必要な科目
- 特に伸ばしていきたい科目
こんな感じでOKですよ。
正解はないので、自分でいろいろ試してみて決めるのがおすすめです。
私が特におすすめするのは英語の長文読解。
その理由と、朝の勉強におすすめのその他の科目はこちらの記事で紹介しています↓
ちなみに…集中力が最も高いと言われている時間帯は、午前10時~12時位だと言われています。
【時間帯別】効果的な勉強法 昼~夕方
昼すぎはなんと言っても、眠さとの闘い!
受験生にとってはこの時間を耐え抜くことが課題です。
眠さと戦ったり、やり過ごしたりできるような勉強計画を立てていきましょう。
眠くなる午後はアウトプットの時間にしよう
眠くなりやすい時間に暗記の作業をしてしまうと…
いつの間にか眠りに落ちてしまうのは当たり前です。
私がおすすめするのは、アウトプットの勉強を午後に行うこと。
アウトプット、つまり演習の勉強はたくさんペンを動かしますよね。
身体を少しでも動かしていることで、眠さは軽減されます。
なので数学やまとめノートづくりなど、書く量の多い勉強は午後にまわしましょう!
英語のリスニングや発話練習、音読なんかもおすすめ!
口や体を動かして、眠気を撃退しましょうね!
私たちの脳は、起床してから8時間後と22時間後に働かなくなると言われています。
朝6時に起きる人の場合だと、14時と午前4時に眠くなってしまいます。
ちなみに食後すぐに軽い運動することで、血糖値の上昇を抑えられるんですよ!
15分くらいのウォーキング、階段の昇り降りのような軽い運動でも十分効果があります。
お腹が空いてしまったらどうする?
お腹が空いている時の方が、勉強に集中できるって知っていましたか?
大昔、空腹になると神経を研ぎ澄ませて狩りをしないといけない時代の名残りなんだそうですよ。
この時間を有効活用しない手はありませんね。
多少の空腹であればむしろチャンスと思って、手を止めずに勉強を続行しましょう!
どうしても眠い時
眠気に抗ってもどうしてもどうしても眠いときは…
いっそのこと仮眠をとってしまいましょう!
うとうとして勉強が進まないのでは時間の無駄ですからね。
諦めも肝心です。笑
でも、正しい仮眠の取り方をするようにしてくださいね!
こちらのページで仮眠の正しい取り方を解説しているので、ぜひ併せてお読みください。
【時間帯別】 効果的な勉強法 夕方~夜
泡から勉強していると、夜の時間は疲労が溜まってきますよね。
そんな時間帯におすすめな勉強方法をご紹介していきます。
単純な演習を中心に勉強しよう
昼間の眠気を乗り越えたらもう安心…と思いきや、夜は疲労や朝から勉強してきた情報が蓄積されている状態です。
でも…
逆に疲れている状態を逆手にとることもできるんですよ。
午前中の頭が冴えている時間は、視野を広く持っていろんなことに注意しながら勉強できます。
逆に夕方以降の疲れている時間帯は視野が狭くなりがちなのですが…
周りの細かいことを気にせず、淡々と一つのことに集中して取り組むには向いている時間帯とも言えます。
あまり頭の使わない、暗記作業や基本問題の演習なんかも良いですね。
ベッドの中で眠くなるまでは暗記!
先ほどから書いている通り、
夜寝る前に暗記
↓
朝起きてからすぐに確認
この作業が記憶の定着におすすめです。
夜寝ている間に、覚えたことが脳内で整理されるんですよ。
それに、じーっと単語帳を見て暗記をしているのって眠くなりませんか?
夜眠れない時にはベッドの中で暗記作業をしていると、すぐに眠ることができるんですよね…。笑
眠れない時間をただ寝っ転がって何もしないのはもったいない!
寝る直前まで暗記をして眠くなったらすぐに眠るようにすれば、寝る直前まで時間を有効活用できますね!
ちなみに…
寝る前にスマホやテレビなどを見てしまうと、目が冴えてしないますよ!
眠る3時間前くらいからは、できるだけブルーライトを浴びないようにしましょう。
夜更かしは絶対にNG!
昼間勉強したことは寝ている間に脳内で整理され、定着していくというのは有名な話。
睡眠時間を削るということは、勉強の定着度が下がってしまうということ!
それに、昼間眠くなってしまったり生活リズムが崩れたりして良いことはありません。
「最低でも〇時までには寝る!」と決めておくことが大切です。
平日と休日とで差を作らないようにしよう
次の日が休みだと夜更かしして勉強することもできてしまいますが…
生活リズムが崩れてしまうことになり、どこかで辛い思いをすることになってしまいます。
また、休みの日だからと言ってお昼すぎまで寝てしまうのもNG。
起きる時間と寝る時間は、できるだけ一定にすることが大切です。
私の現役時代の勉強スケジュール公開
ここまでは時間帯別のおすすめの勉強方法を紹介していきました。
でもこれって、結局は理想論。
人によって受験で使う科目も違うし、生活スタイルも異なりますよね。
ここでは参考までに、私が高校3年生の時に行っていた時間帯別の勉強内容をご紹介していきます。
【私の現役時代の勉強スケジュール】
起床~朝ごはん:前日覚えた英単語の復習
午前中:英語
昼食後~15:30:数学
16:00~夕食:国語か化学どちらか
夕食後~:英語
ベッドの中:英単語
こんな感じでした。
私が一番伸ばすべき科目は圧倒的に英語。
他の科目と比べてあまり好きではなかったし、どの大学を受けるのにも必要だったからです。
なので午前中の頭がフル回転する時間帯に最低限のノルマは終わらせて、+αの分を夜に行っていました。
数学は一番好きだったので、勉強が苦ではなかったんです。
なので一番集中力がなくて眠くなる昼すぎの時間帯に設定していました。
そして国語と化学に関しては、滑り止め校やセンター試験だけで必要でした。
英語や数学と違ってそんなに力を入れる必要もなかったので、1日おきに勉強していましたね。
もちろん、学校がある日はできることが少なくなってしまいますが…
全体としてこんな感じの割合で進めていました。
私の現役時代の勉強についてはこちらの記事でも紹介しています。
時間帯別の特性を見極めて、効率よく勉強できるように計画を立てよう!
- 1日で最も集中できる時間帯は朝!
- 起床~午前中に頭の使う科目を勉強することで、効率はアップする。
- 夜暗記したことを、起床したらすぐに確認するのがおすすめ。
- 集中できない時間帯も、考えようによっては勉強効率を上げるための材料になり得る
- 無理をしないで、仮眠することも大切。
- 睡眠時間を削るのが一番良くない!
- 受験科目や生活スタイルを考慮して、自分に合った勉強スケジュールを作っていこう
今回は勉強におすすめの時間帯、そして時間帯別のおすすめの勉強内容についてご紹介していきました。
朝の集中力が高い時間をうまく利用することによって、勉強効率も上がり、1日を有効活用できますよ。
とは言っても、人によって合う方法・合わない方法があります。
自分でいろいろ試して、随時アップデートしていってくださいね。
そうするうちに、ぴったりの勉強スケジュールが見つかるはずです!
この記事が皆さんの勉強のお役に立ったら幸いです。