受験

中学受験の心構え。お金や塾、かかる負担のことなど

お母さん
お母さん
うちの子に中学校受験をさせたいけど、 塾にかけるお金は極力減らしたい! 小学生の勉強なんだから簡単でしょ?


と考える親御さんもたびたびいらっしゃいますが、
ちょっと待った!!

まず知っていただきたいのが、
中学受験はちょこっと練習したくらいでは到底受かりません。

また、家族の負担も増えることを覚悟する必要があります。
一番は本人の負担ですが、金銭面でもかなり。
今回はそんな中学校受験の心構えを紹介します。

お勉強編

中学受験は難しい!

まずはこのことを覚悟してください。

小学校では習わない理科・社会の知識、
大人でも難しい算数(数学の知識は使ってはいけません)、
IQテストのような適性試験などなど…
中学受験経験者でなければ知らない問題がたくさん!
教育業界で働いている方でない限り、普通の親御さんでは到底教えられない内容ばかりなんです。

そして、ただテキストを進めるだけでもだめです。
合格までの道筋を立てられて、どの分野をどのように強化していけばいいのかなどが分かった上で、受験までのスケジュール管理や修正ができないといけません。

そのため専門の先生に習わなくてはいけませんよ。

受験勉強はいつから始める?

最低でも5年生から、理想を言えば4年生のはじめから本格的な勉強に取り組むべきです。
受験する科目数によって、週2〜5回塾に通うことになります。

これは本人にとっても家計にとっても大きな負担です。
遊びたい盛りの年齢ですから、本人に受験をする覚悟がないとまず無理。

算数や適性が苦手な子は要注意!
受験で使い物になるまでにはかなりの時間が必要です。
もはやセンスの問題と言ってもいいかもしれません。
うちの個別指導塾では、算数だけ週に2回、ほかの科目は週に1回で通っている生徒さんがけっこういます。

塾だけの勉強では絶対不足!

1科目につき、週に1時間程度の学習では明らかに不足です。
塾からは大量の宿題が出されることでしょう。
宿題を確実にこなしていくことは最低条件。

でも宿題以外にも、家で行うべき勉強はたくさんあるんです。
たとえば…

  • 本をたくさん読むこと。
  • 新聞、ニュースを見ること。
  • 自分の意見を言う練習
  • 家のお手伝い

これらが結構重要になってくるんです。

読む力は一朝一夕で身につくことではありません。
受験テクニックなどもありますが基本的には、幼少期からの積み重ねの力であると考えています。

また世の中に興味を持つことも大切です。
そのためにまずはお家の中のことを知る。
お手伝いが大切なのはそういった理由があります。

見られるのは学力だけではない。

塾に通わせていれば安心、と思っている方が結構いらっしゃいますがそれは間違いです。
書類選考、面接試験や適性試験では他にもたくさんの事項をチェックされます。

  • 塾以外で、どれくらい勉強しているか
  • 習い事やその継続年数
  • 学校が望む生徒か
  • 性格
  • 家柄
  • 親は一緒にニュースを見ながら、考えさせられているか
  • 日本の伝統文化をどれほど知っているか。
  • (試験におせちの詰め方の問題が出た学校もあります)
  • 家庭での指導方針
  • 子供のことをどれだけ知っているか
  • 父親や親族の職業

あくまで一例ですが、『こんなことまで聞かれるの?』という質問もありますね。

質問は多岐にわたりますが、中学校側がチェックしたいのは大きく分けてこの3つ。

  1. この学校へ通うのに適した家庭状況・環境か?
  2. 親は子供の可能性を広げるべくして教育しているか?
  3. 子供の性格、努力できる・してきた子か?

日ごろからこのようなことを意識していくと、教育方針もぶれずに済みます。

お金編

塾へ通うのは必須

有名中学校を受験するのであれば塾に通わなくてはまず無理。
塾へ通わずに親御さんが勉強を教えるとなると限界があります。
なんせ中学や高校で習う解法は使えませんから。

学力を上げることももちろんですが、ここで取り上げたいのは塾と学校との関わりです。
私立の学校でしたら塾への挨拶回りをほとんどの学校で行っています。

中学校の職員さん
中学校の職員さん
○○さんが先日うちの中学校の説明会に来てくれました
中学校の職員さん
中学校の職員さん
うちみたいな女子高をお探しの生徒さんはいらっしゃいませんか?

塾の教室長と中学校の先生や職員さんは、こういった情報交換を日々しているんです。

ということは、塾を通して自分の存在、頑張りが伝わるということ。
教室長は日々生徒のため人脈を広げてくれているんですよ。
(※もちろん学校へはたくさん足を運ぶ必要があります!)

しかしすべての中学校が塾とコミュニケーションを取ろうとしているとも限りませんし、そういったことを好まない塾もあります。

でもこのように、塾には所属しているだけで、このような良いこともたくさんあるんです。
塾へ行けば頑張って勉強している友達や中学生・高校生もいます。
きちんと先生に教わって、なおかつ孤独な戦いにならないようにしなくてはいけません。

塾の掛け持ちや家庭教師との併用も考える

これは必須ではありませんが、メインの塾のほかにもう一つの塾に通ったり、家庭教師を併用する場合も多いです。
中学受験大手の塾といえば、 「SAPIX」「日能研」「四谷大塚」「早稲田アカデミー」 など。
これらの塾ではしっかりとカリキュラムが組まれていて、なおかつ進度も早いです。
そして、実力順でクラス編成が決まることもあります。

そういった中学受験大手塾のサポートとして、個別指導塾や家庭教師を併用するご家庭もあります。
もちろんメインの塾だけで志望校に合格した人や、
家庭教師や個別指導塾だけをメインで使う人も大勢いらっしゃいます。

入学してからのお金

授業料に加えて次のこともチェックしましょう。

  • 施設維持費
  • 寄付金
  • 制服や教材代
  • 定期券代

一度調べてみて、6年間通うことができるのかどうか考えてみてください。
中高一貫校でも、中学と高校で制服が違う場合もありますよ。

入学試験の際、父親の職業や勤めている会社はチェックされると思ってください。
学校によっては年収までチェックされる所もあります。

それはなぜか?
高校卒業までの6年間、学費を払い続けられるのかを見極めるためです。
もし途中で払えなくなったら公立の中学校に転校となるわけですが、クラスメイトが途中でいなくなったら……
みんな賢い子です。
お友達はみんな状況を察します。
こんなにかわいそうなことはありません。
なので未然にこのようなことを防ぐために、前もってチェックしておくのです。

チェックされるから…云々ではなく、
本当に卒業まで通わせてあげられるのか、少し現実味をもって考えなくてはいけないことです。

出費は他にも…

親子面接のために洋服をわざわざ用意することが多いですね。
学校にもよりますが、ラルフローレン的な服装が好まれることが多いようです。
子供はラルフローレンのシャツにニット、かっちりしたボトム。
そしてそれに合わせたコート。

母親もスーツを新調して、
就学前のお子さんがいる場合は置いていくわけにもいきませんからその子の分も…

1回の面接のために結構お金がかかるんです。
また塾の夏期講習や冬期講習があることも忘れてはいけません。

本人、家族の負担

子供の負担

これは声を大にして言います。
お勉強が好きな子ではないと中学校受験は耐えられません。

ただでさえ遊びたい盛り。
周りの子はたいしてお勉強しないで遊んでいる。
自分だけ毎日のように塾なんて…
それに加え塾の宿題、もちろん学校の課題も。

中学受験は本人の意思が強くないと絶対に合格できません。
一度子供の目線で考えてみてください。

通学の不安

体の小さい子が満員電車で毎日通学は厳しいものがありますね。
初めは電車の乗り方すら分からないでしょう。
慣れないうちは、学校に着くまでに疲れてしまいます。

帰り道にも注意が必要です。
誘惑の多い都会だったら、近くに大人の遊び場があったら…

学校の立地や通学経路、所要時間もチェックしておくべきですね。
また、学校のお友達と遊ぶときは学校の近くになってしまうことも忘れてはなりません。

家族の負担は?

金銭面以外にも親御さんが覚悟しなくてはいけないことはたくさんあります。

  • 塾への送り迎え
  • 家庭での勉強指導
  • お行儀、言葉遣いなどのしつけ
  • 子供のあらゆる意欲を大切にする教育

などなど…
時には祖父母に頼ることも出てくるでしょう。
親族総出で受験体制に入ることが大切です。

そもそも子供は受験したいと思っている?

小学校の子はほとんど地元の中学校…
自分だけ時間をかけて遠くの学校まで…
初めはみんな知らない子ばかり…

必然的に地元の子と遊ぶことも減ってしまうでしょう。
そして、

地元の中学校に通えば遅くまで部活ができたかも…
レベルの高い学校で真ん中の成績より、地元の学校でトップの成績のほうがモチベーションが維持できたかも…
要所に受験があったほうが、中だるみしないで済んだかも…

こんな後悔をしないためにも、事前にお子さんの性格でシュミレーションしてみてください。

最後に…

デメリットばかり挙げてしまったようですが、もちろん中学校受験にはメリットもたくさんあります。

  • 手厚い指導
  • エスカレーターでの進学
  • 推薦先の多さ
  • 素晴らしい学習環境・施設
  • 優秀なお友達 …

何よりもみんなが遊んでいる時にたくさん努力したということ!
幼いうちに努力が実を結ぶ体験をしたことは一生の宝となります。
中学校受験は本人だけでなく家族や親族の協力なくしては成り立ちません。

これから中学校受験を考えていらっしゃる方にとって少しでもこの記事がお役に立てれば幸いです。

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