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英検CSEスコアとは?優遇される大学の入試を解析!

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最近よく聞く英検CSEスコアって何だろう?

皆さんは英検CSEスコアをご存知ですか?

最近の英検では合格・不合格の結果とともに、「英検CSEスコア」が表記されています。

でも…

この英検CSEスコアが何のことなのか、そしてどのような意味があるのかをきちんと理解している人は少ないのではないでしょうか?

今回は英検CSEスコアについて詳しく解説していきます。

そして大学入試での英検CSEスコアの扱われ方なども解説していきますよ。

ぜひ最後までじっくりご覧ください。

英検CSEスコアとは?

では早速、英検CSEスコアとは何なのかを解説していきます。

不合格でもCSEスコアで成績が分かる!

英検は不合格だと受験した意味がないんじゃないの?

と、こんな風に思っていませんか?

実はそんなことはないんです!

英検を受験したらもしその級が不合格でも、「英検CSEスコア」が発表されます。

この英検CSEスコアを持っていると、大学の推薦入試などで有利になることもあるんですよ。

英検CSEスコアはCEFRに対応している

英語力を表す国際的な指標、「CEFR」

これはもともとヨーロッパで使われていた指標です。

ヨーロッパはそれぞれでいろんな言語を使っているため、英語力を示す共通の指標が必要だったんです。

日本も近年はグローバル化が進んでいますよね。

それに伴って、世界基準の指標で英語力を表すことが求められています。

今までの英検では合格・不合格ということしか分かりませんでした。

そこで英検CSEスコアを導入することによって数値化し、国際基準であるCEFRとも照らし合わせることができるようになりました。

ちなみにCSEとは、”Common Scale for English”のこと。

意味は「英語のための共通尺度」です。

他の検定とも比較できる

先ほどCEFRとも対応していると言いましたが、実は他の英語の資格試験のスコアとも照らし合わせることができるんです。

「今TOEICを受けたらどのくらいのスコアを取れるのか?」

「TOEFL iBT や TEAP だとどれくらい?」

など…簡単に比較することができますよ。

成績表は英検CSEスコアと英検バンドで表されている

最近の英検の成績表は、このようになっています。

こちらは2級・1次試験の結果表の例です。

  1. 技能別スコア
  2. トータルスコア
  3. 英検バンド

となっています。

1,2ののトータルスコア、技能別スコアは英検CSEスコアを利用していますよ。

( )の中は満点スコアを表します。

また英検バンドの見方についてはこちらの記事でまとめています。

CSE2.0って何のこと?

時々、「CSE2.0」っていう表記も見かけますよね。

実は英検CSEスコアは一度変更されているんです。

2016年度からは「CSE2.0」、それより前に受けた英検のCSEスコアは「1.0」となっています。

2016年以降の試験では何も書いていなくてもCSE2.0を使っていますので、安心してくださいね。

英検CSEスコアの仕組みは?

それでは英検CSEスコアはどのようにして算出されるのでしょうか?

詳しく見ていきましょう!

技能ごとに均等に配点

最近の英検では、4技能の配点は全く同じなのです。

例えば2級の例で言うと…

Reading650点
Listening650点
Writing650点
Speaking650点
合計2600点

と、このようになっています。

同じ正答率でも試験回によってスコアは変わる

英検CSEスコアは、「1正答=〇点」という計算の仕方はしません。

前回の英検と同じ正答数であっても、英検CSEスコアは変わるんです。

それは回ごとに簡単だったり難しかったり、平均点やちらばりなどに変化があるため。

問題の微妙な難易度の違いによって不利益にならないために、正確に計算してくれているんですよ。

英検CSEスコアの出し方は?

そんなわけで英検CSEスコアは、いろんなデータを加味して複雑な計算をされています。

個人で正確な英検CSEスコアを計算することはできません。

何となくでいいから、英検CSEスコアを知りたい!という人もいますよね。

そんな人のために英検は、「英検 CSE2.0スコア確認システム」を公開しています。

2005年度から2015年度に受験した試験結果を、英検CSEスコア2.0に換算してくれるというもの。

成績表が手元にあれば、リンク先から成績を打ち込むだけで簡単にCSEスコアを見ることができますよ。

リンク: 英検 CSE2.0スコア確認システム

また2014年度以降に試験を受けた人は、「英検CSEスコア証明書」を利用することができます。

手元にない場合は1,100円で取り寄せることができますよ。

こちらも英検公式サイトから手続きしてくださいね。

1技能でも0点があったら不合格に

もし0点の技能があったら、不合格になってしまうのかな?

こんな風に悩んでいる人も良く見かけます。

実は…1技能でも0点があったら合格は不可能なんです。

詳しくはこちらのページで解説をしていますので、併せて読んでみてくださいね。

だから、「苦手なライティングは捨てよう!」なんて作戦が取れないんです。

各教科をバランスよく得点する必要がありますよ。

各技能で最低でも4割を超えるようにしようね 。

大学入試では英検CSEスコアはどのように使われるの?

では実際、英検CSEはどのように使われるのでしょうか?

主に利用されるのは大学入試。

就活などではCSEスコアではなく、今まで通り「何級に合格したか」で評価されることが多いです。

(といっても企業や人事担当者によりますけどね。)

そのためここでは、大学入試に絞ってご説明していきます。

英語成績提供システムで使われる

「大学入試英語成績提供システム」をご存知ですか?

2024年度から共通テスト(旧センター試験)から英語の試験がなくなり、外部の検定試験の成績のみを使うようになります。

この時に点数として使われるのが、英検CSEスコアだというのが今のところの見解です。

他の資格試験と有利・不利がないように換算する必要があるかと思いますが…。

TOEICが共通テスト撤退など、結構ごたごたしているようですので、続報を待ちましょう。

大学によって独自の扱い方もある

とはいえ大学によって、英検などの資格試験の扱い方も様々です。

英検に関しては次の4パターンが考えられます。

  • 英検CSEスコアのみを使う場合
  • 級の合否を使う場合
  • 英検CSEスコアか級の合否どちらかを使う場合
  • トータルの英検CSEスコアと各技能スコア両方を使う場合

詳しくは次の項目で、実際の大学入試の例を見ながら解説していきます。

英検CSEスコアは何点が目標?

ここでは実際問題、英検CSEスコアでどれくらいの点数を取ればいいのかを具体例を交えて解説していきます!

大学受験で使えるスコアの目安は2200!

まだ志望校が定まっていないけど、有名大学にチャレンジしたい!

と思っている人は、英検CSEスコア2200を目標にしましょう。

というのは、英検CSEスコア2200を持っていれば有名大学でも優遇してくれるところが多いからです。

実際に優遇される大学を見てみましょう。

英検CSEスコア2200以上で優遇される大学

①南山大学の例

2020年度の南山大学の入試では、

  • 2級以上
  • トータルスコア2304以上
  • 各技能460以上

これらすべてを満たせばセンター試験の「外国語」を満点とする

これは「級の合否とCSEスコアの両方で判断する」タイプですね。

技能が一つでも460を下回るとダメっていうのがつらいですが…。

でもセンターの英語を満点としてくれるって、だいぶ有利ですよね!

②専修大学の例

2019年度専修大学の一般入試のデータです。

【一般入試の英語得点に換算】

〇英検2級合格または英検CSE1980点~2303点

→80点

〇英検準1級以上または英検CSE2304点以上

→100点

専修大学の一般入試の合格最低点は6.7~7.7割です。(パスナビより、2018年度のデータ)

これを考えると、80点分でも十分有利になりますね。

英検CSEスコア1980は、しっかり対策をすれば高校生なら十分狙えるスコアです。

③東洋大学の例

東洋大学も、英検CSEスコアによって一般入試の得点と換算してくれる入試方法があります。

〇英検CSEスコア2,304以上

→100点

〇英検CSEスコア2,150以上

→90点

〇英検CSEスコア 1,980点以上

→80点

※2020年度募集要項より「全学部入試」のデータ

ただしこれ、2018年度以降に受けた英検1級・準1級・2級のスコアであることが条件です。

その級に合格していなくても英検CSEスコアさえ超えればOKなのはありがたいですね。

④早稲田大学の例

こちらは2019年度早稲田大学文化構想学部の例です。

一般入試の英語4技能テスト利用型入試では、英検のスコアで点数が「加点」されるではありません。

以下の基準を満たしていないと出願することができないのです。

  • トータルスコア2200点
  • Reading 500点
  • Listening 500
  • Writing 500点
  • Speaking 500点

英語4技能テスト利用型試験はこれらを全て満たしていないと出願することができません。

でも、これらを満たしたうえで英語4技能テスト利用型を使えば、国語と地歴のみの点数によって合否が出されます。

一般入試で英語に追われなくていいというのも嬉しいですが、出願できる入試方式が増えるというのもメリットですよね。

今回挙げた大学の入試方式については、必ず最新の募集要項で確認しよう。 英検の受験時期や他の条件なんかにもしっかり目を通そうね。

英検CSEスコアで2200以上取るためには何級を受ければいい?

というわけで、まずは英検CSEスコアで2200を目指すべきだということが分かりました。

でも実際、2200点を取るためには何級を受ければいいのでしょうか?

実はこれって結構広くって、3級以上の級だったらどれでもいいんです。

「え、3級なら簡単じゃん!」

と思うかもしれませんね。

でもこちらの表をご覧ください。

実は3級の満点は英検CSEスコア2200。

3級だと1問も落とさず満点で合格する必要があるんです!

筆記ならまだ満点は狙えるかもしれませんが、面接もあると考えると満点は本当に難しいです。

私がおすすめなのは2級を受けること。

2級は大学入試のレベルとも同じくらいなので、勉強することで受験対策にもなります。

受験までまだ時間のある高1・高2の人は、準2級あたりから順番に受験していきましょう。

「〇級合格」という指定のある大学もありますので、順番に合格していくというのも手ですよね。

英検はもはや、毎回受験が定番になりつつある予感…。受けておいて得しかないから、何度も何度もチャレンジしよう!

英検は毎回チャレンジしよう!

まとめ
  • 英検CSEスコアは、級の合否に関わらす客観的に成績を表してくれる
  • CEFRや他の資格を受けるとどれくらいのスコアが取れるか予測することができる
  • 配点は各技能で均等な配点なので、バランスよく対策していこう
  • 大学入試で英検CSEスコアが使えることが増えてきた
  • まずは目標2200!
  • そして2級合格を目指そう

今回は英検CSEスコアについての解説をしていきました。

もうお分かりかと思いますが、英検CSEスコアは大学受験をする上で今後さらに大切になってくるものです。

これから受験を控えている人は、この後は英検を毎回受験するようにしましょう。

詳しい対策法はこちらにまとめていますので、一緒にチェックしてみてくださいね。

そして肝心な試験対策ですが…特に面接は対策に困りますよね。

こちらに対策法をまとめてみました。

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