今進路を迷っている人は、こんな風に後悔したくはないですよね。
今はそれが最善の選択だと思っていても、将来の自分が納得できるものとは限りません。
では今進路選びをしている高校生はどうやって失敗を避ければいいのでしょうか?
この記事では、専門学校に進学して後悔してしまった先輩たちの声と、進路に迷う高校生がやるべきことをまとめました。
ぜひこれからの進路選びの参考にしてみてくださいね。
専門学校に入って後悔した人の声
まずは専門学校に行って後悔した人は、どんなことでミスを犯してしまったのでしょうか?
いくつかの傾向に分けて紹介していきます。
思ったような学校生活と違った
まずはこれ。
入学前に抱いていたイメージと、実際に通ってみたイメージが違う場合ですね。
これを深く掘り下げていくと、こんな意見があります。
- 授業の質が低い
- 生徒の質が低い
- 設備が意外と充実していなかった
これについてはオープンキャンパスなどで確認できそうではありますが…
気を付けて見ていないと見落としがちな項目でもあります。
大学に進学すればよかった
「やはり大学に進学すればよかった」という声もよく聞きます。
こう思うタイミングにはいくつかあるようですね。
まずは入学後すぐ。
大学生は自由に時間割を組めるので、朝早い時間に授業を入れないことも可能です。
しかし、専門学校では朝からしっかり時間割が決まっています。
欠席をすると補講を受けないといけないなど、のんびりしたキャンパスライフを送りたい人にとっては厳しく感じられてしまうかもしれませんね。
また最も大卒と比べられるのが就活の時ですね。
専門職ではない一般的な職業の場合、人事担当者からは大卒の方が魅力に映ることも多いです。
これは業界や職種によっても変わりますが、就活時に専門学校卒という肩書きがどんな風に映るのかを考えておいた方がいいですね。
そもそも進学しなくてよかった
大学 or 専門学校の選択以前に、そもそも進学しなくてもよかったという場合もありますね。
独学で取れる資格のために入学してしまったり、夢を叶えるために学校に入る必要がなかった場合などです。
これは夢が定まっている人であれば、事前にある程度調査することができますよね。
自分の目指す資格や叶えたい目標を実現するためにどんな道のりがあるのか、そしてどの選択肢が一番コスパがいいのかを調べてみましょう。
後悔しないためには事前のチェックが何より大切!
では専門学校に行ったことを後悔しないためにどうすればいいのでしょうか?
それは言うまでもなく、その進路ついての調査ですよね。
ここでは絶対に確認してほしいことをまとめています。
入学を決める前に必ずチェックをしてみてくださいね。
まずは自分を見つめ直そう
具体的な調査の前に…
まずは自分について一度見つめ直してみてください。
- 本当にその仕事に就きたい?
- その道がダメだった時はどうする?
- 他の生徒と足並みを揃えて勉強していくのは自分に合ってる?
- 学校には何を求めている?
この辺がブレていると、入学後に後悔することになってしまいます。
まずは進学という形にとらわれず、「本当はどうしたい?」ってことを考えていくといいですよ。
本当にやりたいことじゃないと、専門学校に進学したとしても挫折の原因になってしまいます。
また、専門学校に何を求めているのかというのも大切ですね。
先生と近い距離で直接技術を習得したいのか、
学校が持つコネクションを使いたいのか、
最短で資格だけ取りたいのかなど…
これによって学校選びも変わってきますからね。
学校卒業後、その先まで調べよう
自分のやりたい事が定まっているのなら、その業界や職種についての調査をしてみましょう。
- 目指せる年収はどれくらい?
- どんな適正を持った人が向いている?
- 就職は大卒と専門卒、どっちの方が有利そう?
- 資格を持っていたほうがいい?
- 社会に出た後のキャリアアップは?
一番手っ取り早いのは、気になる企業の求人票を見ることです。
どんな人材を求めているのかや、必要な資格なども書いてありますからね。
その業界の有名どころを何社か見て行くと、何となく分かってくるのではないかと思います。
こんな風に、最終的な目標から逆算をして目標を叶えるための学校を選ぶといいですよ。
そもそも専門学校に行く必要はある?
こうなる事例が結構多いような気がします。
実際に専門学校が「取得できる資格」として掲げているものにも、独学で取れるものが多いんですよね。
卒業時に与えられる資格もある一方で、「その資格を受験するなら個人的に受けてね」って場合すらあります。
「そんなことなら大学に行って独学で資格を取ればよかった…」
「働きながらでも資格取れたじゃん…」
こんな後悔をしてしまう人が多いので、目指す資格が決まっているのならどんな勉強方法があるのかも調査したいですね。
また資格という目に見えたものがなくても、習得したい技術や知識は独学可能かどうかを確認してみましょう。
独学できるものに何百万円と払うのはさすがにコスパが悪すぎますからね…。
その専門学校で大丈夫?
専門学校に行くと決めたとしても、どの学校を選ぶのかというのはとても大切ですよね。
学校によってかなり雰囲気が変わりますから。
少なくともこれらはしっかりチェックしておきましょう↓
- カリキュラム内容
- 取れる資格
- 設備
- 卒業までにかかるお金(授業料だけでなく実習費も)
- 就職率や就職先
- 中退率
例えば同じ公務員試験合格を目指すような学校でも、1年間で詰め込み学習する学校もあれば、2年間かけてじっくり進める学校もあります。
また全員の生徒に対して手取り足取り教える学校もあれば、生徒の自主性に任せているところも。
学科名だけで決めず、複数の学校を比較してみてくださいね。
専門学校について念入りに情報収集をしよう
では失敗しない学校選びのために、具体的に何をするべきなのでしょうか?
ハードルの低い順にまとめて行きますので、順番に実践していくといいですよ。
ネットで調べる
まずはなんと言ってもネットですよね。
就職したい業界のことや資格について、そして専門学校についてなど、あらゆること労力をかけずにを調べることができます。
「職業名+なり方」
や、
「資格名+独学」
のようなワードで検索してみると良いでしょう。
進路情報サイトを活用しよう
ただ検索して調べる方法だと、どんな学校があるのかという網羅的な調べ方はできないんですよね。
希望の学科がある専門学校を知りたい場合は、【スタディサプリ進路】などの進路情報サイトを使うと良いでしょう。
学科や所在地から絞り込めるので、3分もあれば選択肢をピックアップすることができます。
こういったサイトからは無料でパンフレット請求をすることもできるので、少しでも気になった学校の資料をどんどん取り寄せてみるといいですよ。
オープンキャンパスに行く
いくつかパンフレット請求をしたら、じっくり比較・検討をします。
そしてその中でも特に気になる学校のオープンキャンパスに行きましょう。
パンフレットからの情報だと見えてこないものもありますからね。
実際に自分の目て見て確かめることがポイントです。
オープンキャンパスでは個別相談会が行われることが多いので、疑問点はそこで一気に解消することもできます。
チャンスがあれば先生だけでなく、先輩の生の声を聞いてみるのもおすすめです!
後悔しない専門学校選びのために、事前にできることは沢山ある
- 専門学校に行って後悔するタイミングは、入学後、就活中、卒業後など人によってさまざま。
- しかし、ほとんどの事は事前に確認することが可能
- 事前の調査を丁寧に行うようにしよう
- 自分の目でしっかり確認することが大切!
今回は専門学校に行って後悔した人の例と、後悔しないために高校生ができることを紹介していきました。
後悔しない進路選びのためには、事前の情報収集が何より大切です。
こう書くとなんだか大変に感じられるかもしれませんが…
下手をしたら自分の一生を左右しかねない選択になりますので、面倒くさがらずに丁寧に行いましょうね。
まだ志望校が決まっていない段階だったら、なおさら幅広く情報収集を行いましょう。
後で「こんな道があったなんて知らなかった!」ってなっては大変ですからね。
業界の研究、そして学校選びをぬかりなく行って、最善の進路を探してみてくださいね。
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