こんな風に悩んでいませんか?
中学生・高校生だと、将来の夢が明確に決まっている人の方が少ないと思います。
「大学でのんびり将来の夢を探したい…」って考える人も多いはず。
でも、進路希望調査や受験本番はどんどん近づいてきます。
「何がしたいのか全く分からない」って状態でいると…
大学にするか、専門学校にするか、そしてどの分野を勉強するべきかが分かりませんよね。
今回は将来の夢がわからなくて進路が決まらない方に向けて、好きなこと・やりたいことを見つけるヒントをご紹介していきます。
これを読めば、思いもしなかった自分の好きなことに気づくことができるかもしれません。
進路が決まらない!将来の夢がわからない人のための、やりたいことを見つけるヒント
「進路」と言うと堅苦しく感じてしまいますが…
難しくとらえずに、フラットな気持ちで自分と向き合ってみましょう。
自分の得意なこと・好きなことから選ぶ
普通は進路を選ぶ際、自分の得意なことや好きなことから選ぶことが多いです。
英語が好きな人は英語学科、パソコンが好きな人は電子工学や情報工学など。
興味を優先するか大学卒業後の進路を意識するのかは人にもよりますが…
無理して興味のない分野を選ぶ必要はありません。
自分の興味のあるものから、将来に繋がりそうなことをピックアップするのが一般的かと思います。
でも、このページを見て下さっている人は自分の得意なことや好きなことが分からないから悩んでいるんだと思います。
次の項から、あなたが進路を選ぶためのヒントをご紹介していきますよ。
逆に将来、絶対にやりたくないものを考えてみる
「将来これだけは絶対にやりたくない!」ということを考えてみましょう。
それを削っていけば、自然と興味のある分野が見えてくるかもしれません。
例えば…
- 身体を動かす仕事が嫌い → 座り仕事
- 数字は苦手… → 理系分野や経理の業務などが除外される
- 会社の中でおとなしく事務だけなんて無理! → 営業、販売、人前に立つ仕事
- 地元の中小企業は嫌 → 都会の大手企業
- 機械とか、デジタルとかはちょっと… → 機械工学、情報工学とかは除外
ちょっとネガティブな考え方かもしれませんが、自分の嫌いなことを把握することは進路を決める大きなヒントになることもあります。
ただし、今嫌いなことでもだんだんとできるようになったり、そういう環境にいることで自然と身に付いたりしますよ。
あまりやりたくないことを前面に出すのも良くないですね。
将来の夢を堅苦しく考えてない?
”将来の夢 = 職業” ではありません。
学生のうちから、職業を絞っていく必要はないのですから。
例えば、
- 丸の内のオフィスでキラキラと働く
- 後輩に頼られる上司になりたい
- 明るい家庭を持ちたい
- 田舎に大きな家を買ってのんびり暮らす
こんな事でも大丈夫。
「これらの夢をかなえるためにはどうしたらいいか?」と深堀りをしていくと、自分のすべきことが見えてきますよ。
大学と将来を直結させる必要はない
「将来の夢がわからなくて進路が決められない」という人の中には、「大学で学んだことを活かした仕事に就かなくてはいけない」と考えている人も多いです。
もちろん目的もなく、なんとなく大学に行くのは良くありません。
でも、必ずしも大学の学部と就職先を一致させる必要もありませんよ。
私の周りにも、大学時代に自分の専攻と似通ったことをしている企業しか受けなかった友達がいました。
とても優秀な人だったのですが、仕事内容が合わなくてすぐに会社を辞めてしまいました。
業界を絞ってしまうことで、視野が狭くなっていたんです。
今では転職をして、自分の好きな分野でのびのび楽しく働いています。
このように自分の専攻を活かそうとすると、逆に窮屈になってしまうパターンもあり得ます。
あまり大学の学部と就職は、強く結びつけない方がいいかもしれません。
自分の好きなことの見つけ方は?
こんな人のために、自分の興味あることを見つけるヒントを紹介していきます。
簡単な方法ばかりなので、一度試してみて下さい!
好きなことを箇条書きしてみる
自分の好きなことを、とにかくたくさん箇条書きしてみましょう。
一見進路と関係がなさそうなことでも大丈夫。
たとえば…
- キレイ系の洋服
- 整理整頓された部屋
- ご当地キャラ
- 温泉まんじゅう
- フランス
- 猫
- ハイヒール
- アニメ鑑賞
- 美術館
- お花
と、こんな感じでOK。
ちょっと楽しくなってきませんか?
わくわくすると、たくさんアイディアが出てきますね。
これらは一見進路と関係なさそうに見えます。
でも、これらを作り出すことに人生を賭けている大人はたくさんいるわけで…
例えば好きなことに「洋服」があったら…
- 販売員
- デザイナー
- 企画
- パタンナー
- 百貨店やショッピングモールの人
- 生地を作る人
- 広報
- 商品を管理する人
などなど、一言で「洋服」と言っても、たくさんの人がかかわっているんですよ。
「これらにまつわるお仕事は、どのようなものがあるかな?」と考えてみるといいですよ!
一つのことについて深堀をしてみると、楽しい仕事に出会えることがあります!
なりたい将来像を箇条書きしてみる
これも、将来の職業に結びつかなくても大丈夫。
- お年寄りにやさしくできる人
- 英語がペラペラ
- 自分でビジネスをしている人
- いつもおしゃれな洋服を着ている人
- 人前で堂々と話す人
- やさしいお母さん
こんな風に、思いついたことをどんどんリストアップしましょう。
そして、前の項目でリストアップした「自分の好きなこと」と組み合わせます。
【お出かけが好き】×【英語を話せるようになりたい】だったら…
ツアーコンダクターやバスガイド、通訳など、たくさんの職業が思い浮かびますね。
素敵だなと思う人を思い浮かべる
自分の周りの人だけでなく、芸能人でもいいです。
魅力的だと思う人と、その理由をセットで書き出してみましょう。
- お父さん : 毎日忙しいのに週末はスポーツをしていてアクティブ
- 学校の先生 : 親切に相談に乗ってくれる
- 部活の先輩 : 理系女子かっこいい
- 親戚のお姉さん : カリスマ販売員
- 有名女優 : かわいくて英語ペラペラで賢い
って思ってきませんか?
「この人のようになりたいから頑張ろう!」って気持ちになれば、将来のことも前向きに考えられますね。
そして、こういった人と実際に話をしてみるといいですよ。
「将来のことを悩んでいるんだ」
「どうしていまの職業に就いたの?」
なんて聞いてみると、良いアドバイスがもらえるかもしれません。
なにも、リストアップした中で職業を決めろというわけではありません。
普段考えないような方法で将来を考えてみると、今までとは違うことに気づくことがあります。
一人旅に出てみる
自分探しに外国へ一人旅…
なんてことは現実的ではないので、休みの日を一日使って一人でお出かけしてみましょう。
ディズニーランドが好きなら一人でも行ってしまう人もいるでしょうし、洋服が好きならお買い物、そして美術館、野球観戦、映画、食べ歩き…
人によっていろいろな行先が出てきますね。
一人で大いに楽しんで、そして考えてみましょう。
考えてみてやっぱり、
となるかもしれないし、
なんて考えになるかも。
勉強の息抜きにもおすすめですよ。
本屋さんや図書館に行く
本屋さんや図書館を利用するとってもお手軽!
だって、オールジャンルの本がそろっているんですから。
この中からいくつか自分の好きな本をピックアップするだけでも、自分の好きなことを知ることができます。
そして気になった本は購入して読んでみましょう!
読書は人生観を広げてくれますよ。
今までに一番お金をかけていることは?
お小遣い帳をつけている人は今すぐ取り出して!
何にお金をかけているのかを見てみましょう。
単純に、「お金を書けていること = 興味があること」と考えることができますね。
本や雑誌だったらどんな種類のものなのか、
食べ物や自転車用品なのか…
振り返るとちょっと楽しくなってきます。
「最近はやってないけど、本格的に勉強したいな」と思えることもあるかもしれません。
老後の自分を想像する
80歳の自分が後悔するとしたら、何だと思いますか?
趣味を中途半端にしたこと?
受験勉強を一生懸命しなかったこと?
本当にやりたいことを諦めたこと?
このように考えると、自分が実はやりたかったことが見えてきますよ。
老後の自分が本当に後悔してしまわないように、やりたいことは突き詰めたいですね!
それでもまだ「やりたいことが分からない」という人は…
このように考えても、「まだやりたいことが見つからない…でも進路は決定しなくてはいけない!」
という人には、このような手段もあります。
就職を意識して学校を選ぶ
就職のしやすさを第一優先にして学校を選ぶのも手です。
でも…「就職がしやすい」と言うのは、実は一言では語れないんです。
こちらの記事に詳しくまとめているので併せてご覧ください。
日常生活に役立つことを学ぶ
生きていれば絶対に使うことを勉強するのも良いですね。
例えば、食べ物・住まい・衣服。
これらなしで生きていく人はいないのですから、勉強しておいて損はありません。
英語も、日常で役に立つと言えますね。
ペラペラに話せなくても、すでに身の回りは英語であふれています。
英語が全く分からないと、海外のサイトで買い物することもできませんし、英語の歌詞の意味も分からない…結構不便なんですよね。
企業は英語を話せる人を欲しがっていますし、就職にもバイトをするのにも有利と言えますね。
そして、お金のことも知っておいた方がいいです。
日本人はあまりお金の教育がなされていないので…大学でしっかり学んでおくのもいいでしょう。
教養・リベラルアーツ学部で学ぶ
「教養学部」や「リベラルアーツ」という言葉は聞いたことがありますか?
これらの学部では特定の分野に限定しないで、いろんな分野を学ぶことができるんです。
幅広い分野を学んでいくことで、「こんな分野もあるんだ!」という気づきがあるかもしれません。
大学選びで迷っている人は、ぜひ選択肢の1つにしてみては?
一度就職してみるのも手
と言うのであれば、一度就職してみるのも良いですよ。
中卒や高卒で就職!?と思うかもしれませんが…
自分が本当にやりたいことを見つけてから、また学び直すこともできるんです。
一度広い社会に出たほうが、自分の適性や好きなことがよく見えます。
なんとなく大学に通ってももちろん良いです。
大学在学中に夢が見つかることだってあります。
でも、夢に向かって努力をする濃い4年間にするか、気楽な4年間にするか、どちらがいいか決めるのはあなたです。
将来の夢ややりたいことが分かってきましたか?
- 進路は、基本的には自分が興味のある分野から選ぶ
- 好きなことが分からない人は、進路とは関係のないことでも心躍るものを書き出してみよう
- お出かけや本屋さんなど、自分探しのヒントとなるものは沢山ある
- どうしてもやりたいことが分からない人は、教養学部かリベラルアーツ系の大学も選択肢に入れよう
- 一度就職して、自分を見つめなおすのもアリ。
今回は、将来やりたいことの見つけ方をご紹介していきました。
今の選択が将来の自分を変えてしまうと思うと、少し怖いような気がしますよね。
考えて考えて考えた結果、まだ自分にやりたいことがないのなら仕方ありません。
でも、考えることを避けてはいけませんよ。
「なんであの時もっと真剣に考えなかったんだろう?」って自分を責めないようにしたいですね。
今できることは、自分の将来の可能性を広げるための勉強や行動!
特にぬかりなく買ってほしいのは、情報収集です。
大学選びで迷っている人は、たくさんの大学のパンフレットを取り寄せてください。
いろいろな大学のパンフレットを見比べることで、興味のある学問が見つかりやすくなりますよ!
おすすめなのは、実家から通える範囲の総合大学の資料請求をすること。
総合大学には理系も文系も、多くの学部が入っています。
比べる学部は多いほうがいいですもんね。
資料請求はこちらからできます。
興味のある学部や教養学部・リベラルアーツでも検索ができますよ。
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