大学受験全落ち…
出来れば考えたくないものです。
しかしこれはきちんと向き合わないといけないこと。
受験した大学がすべて不合格だったらどんなことが起こるのか、受験生全員が知っておく必要があります。
そんなわけで今回は、大学受験に全落ちしてしまった場合の残された道について解説していきます。
あまり考えたくない事かもしれませんが、目を背けずにきちんと向き合ってくださいね。
大学受験に全落ちしたらどうなる?残された道は?
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もしも大学に全落ちしてしまったら、いったいどんな道が残されているのでしょうか?
大きく分けて以下の3通りの選択肢があります。
- 浪人する
- 就職・アルバイトをする
- 進学できる大学・専門学校を探す
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
浪人する
浪人の中にもいくつか種類があるのですが…
- 塾や予備校に通って浪人
- 宅浪
主にこの2つに分けられますね。
それぞれの浪人の特徴を見ていきましょう。
①塾や予備校に通いながら浪人
一番メジャーな浪人方法は、何かしらの塾や予備校に通うことです。
実際は予備校に通いながら浪人する人がほとんどですね。
予備校は勉強のペースメーカーとしても有用ですし、毎日外に出て現役生や他の浪人生と同じ空間で授業を受けることでモチベーションの維持にも繋がります。
②宅浪
「宅浪」は塾や予備校に行かずに自分の力だけで受験勉強を続けていくスタイル。
金銭的な心配が少ないのがメリットですが、やはり人の手を借りないというのはかなり不安です。
よほど精神が強い人ではないと宅浪はおすすめしません…。
そして一説には、宅浪した人の浪人成功率は数%と言われています。
並大抵の努力では宅浪は成功させられないと考えましょう。
以上2つが主な浪人方法となります。
先ほども書きましたが圧倒的にオススメなのは塾や予備校に通う浪人。
宅浪は基本的にオススメしません。
また「浪人すれば1年間猶予が伸びる」と考えているようでは浪人を成功させることができません。
生半可な気持ちで浪人を選択するのはやめましょう。
就職・アルバイトをする
高校卒業後すぐに進学をすることに固執せず、一度何らかの形で働いてみるというのも手です。
実際に社会に出て働いているうちに本当にやりたいことが見えてくる場合もありますからね。
自分のやりたいことが明確になったり大学に対する想いが強くなったら、再度受験にチャレンジするのも大いにアリですよ。
社会人が大学を受験する場合、一般入試のほかに《社会人入試》を受けられることが多いです。
また既卒であっても推薦入試を受けられる場合もありますよ。
一度社会に出ることであらゆる面で選択肢を増やすことにつながります。
もちろん3月から就活を始めて4月から正社員として働くのは難しいでしょうから、就活期間やアルバイト期間が発生してしまうのは避けられません。
詳しくはこちらの記事でも解説しています↓
進学できる大学・専門学校を探す
どこにも受からないまま3月になってしまっても、まだ受験できる学校はあるかもしれません。
その際は学部や学科・学校の所在地などの条件を広げてみるのがおすすめです。
大学・専門学校などに分けて説明していきます。
①これから受験できる大学
私立大学の前期試験の結果が出揃うのは遅くても2月下旬。
2月後半~3月にも入試を行っている大学も多いので、まだ募集している大学の入試を受けまくるということもできます。
ただやはり3月入試を行う大学は少ないので、どうしても選択肢は狭くなってしまいます。
有名大学だと3月まで募集しているところはやはり少ないです。
そして3月まで募集していたとしても、定員が少ないことも…。
「定員5名」とか「若干名(合格者を出すかどうかすら不明)」なんてことも多いので、大学進学を目指すのであればとにかくたくさんの大学を受験していくことが大切です。
②専門学校・短大・夜間大学に進学する
大学だけではなく専門学校や短大などに視野を広げるのもオススメです。
特に専門学校には大学にはない良いところもありますからね。
そして実はあまり知られていないのですが…
専門学校を卒業すると同時に大学に3年次編入できる可能性もあります。
詳しくはこちらの記事で解説しています↓
また大学の中でも《夜間コース》や《通信制》という選択肢もありますよ。
同じ大学でも昼間の学部と比べて入りやすいのが特徴。
有名大学でもこれらのコースを設置しているところがありますのでぜひ調べてみてくださいね。
以上のように視野を広げることで進学先が見つかる可能性が高まります。
絶対に進学したいのであれば、大学の昼間部にこだわりすぎないほうが良いでしょう。
そして視野を広げてとりあえず進学することで新たに《仮面浪人》や《編入》という選択肢が現れます。
仮面浪人とは大学や他の学校に通いつつ、他の大学に行くための受験勉強をする人のことです。
詳しくはこちらで解説しています↓
また先ほど挙げたのは《専門学校卒業→大学》の編入でしたが、
《大学→大学》の編入という選択肢もあります。
編入試験は狭き門ですが、特定の大学ではなく「大学」に編入したい場合は有効な選択肢となるでしょう。
大学受験で全落ちしてしてしまったとき、取るべき行動とは?
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受けた大学が全滅してしまったことが分かったらショックで何も手につかないかもしれませんね。
しかし落ち込んでいる時間などありません!
すぐに以下に示す行動をとりましょう。
親や学校・塾には必ず報告すること
「全落ち」という結果はなかなか報告しづらいものではありますが…
親や学校、塾にただちに報告をしてください。
みんな結果を心配している…という理由もありますが、次の項目で挙げるように早くに的確なアドバイスを受ける必要があります。
周りの大人にアドバイスを求める
そして報告と同時に今後の具体的な方向性について相談しましょう。
なんとなく考えている選択肢があるならその事を、まだ全く見通しが立っていないのならその旨相談してください。
あなたのことをよく知る大人なら、きっとあなたのことを想って親身に相談に乗ってくれるでしょう。
また塾や学校の先生は受験のプロです。
そういう人には遠慮なく頼ってくださいね。
それに客観的な意見を聞いたり自分の考えを話すことによって自分の思考が整理されることもあります。
遅くなればなるだけ選択肢が狭まってしまいますから、できるだけ早くに報告をし、アドバイスを受けましょう。
徹底的に情報収集をする
浪人・進学・就職のどれを選ぶにせよ、とにかく情報が必要になってきます。
予備校に通うなら予備校。
進学先を探すなら沢山のパンフレット。
そして就職なら沢山の求人情報を集めることになります。
ここで焦って決めてしまっては後々後悔することになってしまいます。
広く情報取集を行い、丁寧に見極めていきましょう。
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将来を見据えた決断をする
こんな考えになってしまうのも分かります。
でもそれは未来の自分が納得する決断ですか?
1年後、5年後、10年後…
「あの時決断を急いでしまったばっかりに!」と後悔しないようにしたいですね。
「今」に焦点を当てるのではなく、あくまで「将来」に目を向けて決断しましょう!
大学受験全落ちを避けるためにできることは?
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「全落ち」という最悪の結果を避けるためには、早くからいろいろな事態に備えて考えておく必要があります。
これから受験に挑む人はまだそんなこと考えたくはないかもしれませんが…
受験は常に最悪の事態を想定して動かなくてはいけないものです。
併願校の選定をしっかり行うこと
実は併願校の選定を適当にやってしまう人は多いのですが…
第一志望校と同じくらい併願校選びも慎重に行う必要があります。
併願校の選び方や何校受けるのかは本当に人それぞれ。
しかし全員に共通して言えるのは、”たとえインフルエンザにかかった状態で受験しても必ず合格できる学校” を最低1校受験してください。
ダメだったら浪人できる状態の人ならまだしも、浪人NGの人は特に注意が必要です。
併願校の選び方についてはこちらのページにまとめています。
第一志望校と同じくらい、併願校の対策を行う
過去問対策・研究は第一志望校だけに偏りがちですよね。
しかし第一志望校と同じくらいの時間・労力をかけて、滑り止め校の対策も十分行うべきです。
受験直前に慌てることのないように早めに取り掛かりましょうね。
自分の力を過信しない
こんな人の中には自分の力を信じすぎてしまっている人もいます。
自分の実力よりも上の大学を受験すること自体はOK。
しかし合格できなかった時のことをまるで考えないのは絶対にダメですよ。
先ほども書いたように ”どんな状態で受けても必ず合格できる学校” は最低でも1校、必ず受験するべきです。
全落ちが分かってから焦るのはNG!大学受験においては早めに・最悪の事態まで考えること
- 大学に全落ちしてしまったら取る方針は大きく「進学できる学校を探す」「働く」「浪人」のどれか
- 「今」ではなく「将来」に焦点を当てて考えよう
- いずれの道に行くにせよ早めに・手広く情報収集を行おう
- 一人だけで悩まずに周囲の大人にアドバイスを求めること
今回は大学受験で全落ちしてしまったらどうなるのかということを説明していきました。
あまり考えたくないことかもしれませんが、必ず早いうちから考えておかなくてはいけません。
結果が揃ってからでは選択肢が狭まってしまいますからね。
受験までまだ時間がある人は滑り止め校の選定を丁寧に行ってください。
これがもしもの時の助けとなる可能性があります。
最悪の事態に備えて早め早めに情報収集をしていきましょう!
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