こちらの記事でもご紹介した通り、
塾に行かないで受験に挑むというのはとても大変なことです。
塾に通わないで勉強できる人はほんの一握り。
まずはこの記事をしっかり読み込んで、
”塾なし受験”がどれだけ厳しいことなのかをしっかり理解しましょう。
上の記事を読んでも、
「やはり塾には行かずに受験勉強をする!」
という意思が固い人は、ぜひ今回の記事をご覧下さい。
塾に行かずに受験勉強するときのポイントを、詳しくまとめてみました。
ぜひ、日ごろの勉強に取り入れてみてくださいね。
塾なし受験のポイント 勉強編
まずは過去問を手に入れる
まずは本屋さんやネットで、志望校の過去問を入手しましょう。
センター試験や公立高校入試、私立の学校の過去問はだいたい書籍になって発売されています。
過去問を手に入れたら、出題形式・難易度のチェックです。
一言に”受験勉強”と言っても、
目指す学校によって勉強すべき内容は変わってきますよ。
この時点では最新バージョンの過去問でなくてもOK。
最新バージョンの過去問が出版されるのは、8月や9月になってしまうことも多いんです。
それから勉強計画を立てていては遅いですもんね。
それに、最新の過去問は学校公開の時に配布していたり、ネットで見ることができる可能性があります。
テキスト選定
適切にテキストを選ぶことは本当に大事です。
自分のレベルよりも難しい教材を選んでしまうと、
そのテキストに書いてあることを全て吸収することができません。
そして簡単すぎる教材を選んでしまってもだめです。
できる問題ばかり解いていては時間の無駄ですよ。
そしてレベルだけでなく、「目的」からテキストを選ぶことも大切。
志望校の過去問をよく研究して、どの問題を強化していくべきなのかをリスト化しましょう。
この作業を怠ってしまうと、合格までの最短距離を行くことができなくなってしまいます。
このように、テキスト選定ってすっっっごく時間がかかるんです。
なので市販の教材から選ぶのもいいのですが、
通信教育の教材を使うのもおすすめ。
自分で時間をかけてテキストを選ぶ必要がありませんし、
通信教育の会社は合格に必要な、たくさんのノウハウを持っています。
毎月自動的にたくさんのテキストが届きますので、それをこなしていくだけ。
勉強以外に時間を割かなくて済みます。
各教科のバランス
教科ごとにやるべきことが見えてきたら、
どの教科にどれくらいの時間をかけるのかを考えます。
まずは配点の高い科目を優先。
英語が200点満点で他が100点満点なら、
英語に時間をかけたほうが効率が良いですよね。
大学受験をする人は、各大学の個別試験で利用する科目を重点的に対策します。
特に国立大学を受験する人は、センター試験だけで使う科目に必要以上に時間をかけないように注意。
各教科の配点が同じであれば、苦手科目を中心に対策をします。
同じ20点上げるのでも、
80点→100点と、40点→60点では、
明らかに後者の方が楽ですよね!
受験直前になるといろいろ作戦を立てなくてはいけませんが、
まずは苦手科目を中心に勉強計画を立てていきます。
また、たくさんの学校を受ける人であれば、
全部の学校で使う科目、第一志望校でしか使わない科目などが出てきますね。
こういったことも考慮しながら作戦を立てていかなくてはいけません。
1週間スケジュールを立てよう
大まかな勉強の方針が立てられたら、具体的な勉強計画に落とし込んでいきます。
勉強計画を立てる上でのポイントは、
- 1週間ごとに勉強計画を立てる
- 勉強するテキスト・ページ数を具体的に決める
- 必ず確認テストを設定する
- 勉強しない日を1週間に1日作る
この4つです。
具体的な勉強計画の立て方はこちらの記事をご覧ください。
計画の修正・改善
勉強計画は、改善の繰り返しによってとても良いものができるんですよ。
1週間ごとに勉強計画を立てるのはこのため。
計画の修正・改善がしやすくなるんです。
「勉強計画を自分で立てるなんて無理!」
と思っている人もまずはやってみましょう。
はじめから完璧な予定を作らなくてもいいんです。
やっていくうちに、自分にぴったりの勉強計画を立てられるようになります。
勉強状況を見える化する
塾に行かないで勉強するということは、監督は自分自身です。
- どのくらいの時間勉強できたのか
- 勉強計画に比べて進捗はどうか
こういう情報は見える化しておきましょう。
勉強計画表を作ってみましたので、ぜひ使ってくださいね。
ルーズリーフの先頭などにセットしておくと便利です!
もちろん、手帳やノートに書きこんでいくのでもいいですよ!
勉強時間を他人と共有
「勉強は量より質!」
と言っても…
成果を出すためにはある程度の勉強量が必要になってきます。
なのでやはり、「一日〇時間」などと目標となる勉強時間の設定は必要になってくると考えます。
これをどうやって管理するかを考えましょう。
親御さんと勉強スケジュールを共有するのでもいいし、友達に報告するのでもいいです。
自分一人だとどうしてもだらけてしまいますので、
他人を巻き込んで監督してもらうといいですね。
親と勉強スケジュールを共有しておくと、良いこともありますよ。
ご飯の時間を考えてくれたり、
お風呂の順番を融通してもらったり…
なんてことをしてもらえるかも?
分からないことは溜めずに質問する
一人で勉強するのであれば、分からないところがいつか必ず出てきてしまいます。
必ず質問先は確保しておきましょう!
普通は質問するとしたら、学校の先生になると思います。
よほど忙しくない限り、喜んで対応してくれるでしょう。
でも、夏休みなどの長期休暇だとなかなか質問しに行けませんよね…
近所の人や親戚で勉強ができる人がいるのであればいいのですが、
そういう人がいないと勉強が先へ進みません。
質問できる人が近くにいないのであれば、
質問サービスのある通信教育を利用しましょう。
進研ゼミ中学講座では、公式サイトの会員ページ内・タブレット教材から、
高校講座では「高校講座アプリ」から質問することができますよ。
進研ゼミの教材をメインで使うのであれば、とても心強いサービスです。
【進研ゼミ中学講座】 【進研ゼミ高校講座】また、家庭教師のノーバスでは、「FAX家庭教師」というサービスもあります。
ノーバスのサービスを利用している人なら、無料で利用できるそうです。
詳しくはこちらから資料請求してみて下さいね。
ノーバスは普通の家庭教師だけでなく、インターネット家庭教師というサービスもありますよ。
インターネット家庭教師についてはこちらの記事で解説しています。
到達度は模試を使ってチェック
塾に行かずに自分で受験勉強を進める人にとって、
模試は自分の実力と志望校合格までの距離を測る、貴重なチャンスです。
夏以降は毎月必ず模試を受けましょう。
そして、模試は受けっぱなしではダメですよ。
しっかりと結果を反省して、勉強計画を修正・改善していきましょうね。
塾なし受験のポイント 受験情報編
志望校に関する情報は積極的にゲットする
塾に行かないと、受験や志望校の情報が手に入りにくいんですよね。
そういった情報をゲットするために、人一倍アンテナをはる必要があります。
学校の進路説明会なんかはつまらなくて寝ている人もいますが、
塾に行かないのであればそういった機会も大切にしましょう!
大切なことを聞き逃してしまっては、自分が損することになってしまいます。
学校説明会・オープンキャンパスに行く
志望校に行けるチャンスがあれば、何回でも利用しましょう!
推薦入試を受ける可能性があるのなら、
「何回学校に訪れたか」は大事な指標となります。
特に私立大学のオープンキャンパスでは、
「予備校講師による過去問解説」
なんてイベントもありますよ。
これを利用しない手はありません。
また、志望校に実際に行ってみることで、勉強へのモチベーションがアップすることも多いです。
騙されたと思って、一度行ってみて下さい!
少しでも気になる学校があれば資料請求
やはり塾に行かないと情報が入ってこないので、
気になる学校は全部資料請求しましょう!
請求だけなら無料ですしね。
その中で気になった学校の説明会に行くようにすれば、効率よく情報収集をすることができます。
資料請求におすすめのサイトはこちらです。
大学だけでなく、短大や専門学校のパンフレットも取り寄せられますよ。
気になる大学・短大・専門学校のパンフを無料請求
10校以上で図書カードプレゼント
学校の先生、塾に通っている友達を頼る
学校の先生や友達に塾に行かないで勉強していることを伝えてみましょう。
きっと何かあったとき、情報を共有してくれるはずです。
特に、同じ学校を受験する友達とは仲良くしておいたほうがいいです。
志望校の情報を共有できるだけじゃなく、良きライバルとなることができます。
塾なし受験のポイント マインド編
信頼できる人にアドバイスをもらう
”塾なし受験”は予想以上に孤独です。
自分の勉強の方針が合っているのか不安になるし、
周りの友達の状況が分かりづらいので取り残されたような気持ちになるんですよね。
でも一人でも、信頼できる人が周りにいるのなら本当に心強い。
それは誰だっていいんです。
親ならば、自分のことを自分以上に分かっているでしょう。
年上の兄弟ならば、受験を終えたばかりなので実践にも役立つアドバイスがもらえます。
自分をよく知る人のアドバイスならば、素直に聞き入れられますよね。
それだけで、勉強に対する気持ちが前向きになります。
勉強友達を作ろう
「今日は〇時間勉強した!」
「次の模試の目標はこれ!」
と、勉強の目標や成果を報告しあえる友達を作りましょう。
実際、生徒でも友達同士で成果報告しあっている子たちがいたんです。
ラインのグループで、その日1日に行った勉強内容と勉強時間を報告。
そうやってお互いにモチベーションを高めているんですって。
お互いが刺激しあえる、良い関係ができていますね。!
勉強の息抜きをうまくとる
いくら根を詰めて長時間勉強しても、
自分の知識として蓄積されていないと意味がありませんよ。
そのためには適切に息抜きの時間を取ることも必要。
休む時はしっかり休んで、勉強効率を上げていきましょう!
ストレスを溜めない工夫
受験直前期って、ものすごくストレスがたまるんです。
合格できるかどうか不安な時期でもありますし、
周りの人の何気ない一言が必要以上に気になってしまうんですよね。
ストレスを溜めながらする勉強は、効率が良いとは言えません。
そして、ストレスを溜め続けてしまってはいつか爆発してしまいます。
ストレスへの対処方法を習得することは、大人になってからも必要なことです。
今のうちから、ストレスへの向き合い方を考えてみてはどうでしょう。
モチベーションの維持
やる気を継続させるのも、やる気を失ってしまって逃げてしまうのも、自分次第。
自分のモチベーションを継続させるための方法を、しっかり理解しておきましょう。
モチベーションを維持するために一番重要なことは、
やはり具体的な目標設定。
志望校も何も決まっていない状態だと、どうしてもやる気は出ません。
まずは目標設定を明確にしましょう!
そして目標設定以外にも、モチベーション維持をする方法はたくさんあります。
自分はどうやったらやる気が継続するか?
と日々考えるようにしたいですね。
時には人の手も借りる
塾に通わないからと言って、完全に一人ぼっちで勉強する必要はありません。
むしろ、人の手はどんどん借りたほうがいいです。
先生や友達、先輩を頼ったり、
先ほどご紹介した通信教育の質問サービスなどもたくさん利用しましょう。
私は週に1回だけ、1科目だけでも先生に教わることをおすすめします。
そうすれば精神的な苦痛も軽減されますし、
自分では思いつかないような勉強方法と出会うことができますよ。
家庭教師のノーバスなら、指導時間内ならば複数教科の指導ができます。
普通の家庭教師や塾では、週に1回ならば1科目が基本。
でも1コマ内にたくさんの科目を教わることができれば、
1週間分の質問を溜めておいて、一気に解決することができます。
勉強方法の相談なんかにも乗ってくれるので、
週に1回の利用で不安なところは全てカバーできますね。
頭でっかちにならず、柔軟に考えてみては?
”塾なし受験”で合格するために、できることを全部やろう
今回は”塾なし受験”で合格するためのポイントをまとめていきましたが、いかがでしたか?
塾に行かないという選択肢は、時にはかなり自分を苦しめてしまいます。
でも、今回ご紹介したようなポイントを守っていれば、
志望校合格に向けて、ゆっくりでも着実に進んでいくことができます。
でも決して、意地っ張りにならないで下さいね。
必要な時には遠慮せずに、周りの力を借りましょう。
それは恥ずかしいことではなく、志望校合格のための”手段”です。
塾に行かなくても合格することは十分可能。
そのためにできることを、今すぐに、全部やりつくしましょう!