浪人失敗…できれば考えたくないものです。
しかし浪人生、そしてこれから浪人をしようとしている人は「最悪な事態」まで想定して動かないといけません。
今回は浪人に失敗してしまうとどうなるのか、そして浪人失敗を避けるためのポイントを紹介していきます。
浪人生やこれから浪人を考えている人はぜひ参考にしてください。
浪人に失敗した人の末路とは?就職しかない?
浪人に失敗してしまった人にはどんな選択肢が残されているのでしょうか。
「就職しかない…」と思っている人もいるかもしれませんが、早い時期であればあるほど選択の幅が広がりますよ。
3月入試のある大学を探す
もう1年浪人をするのがNGなのであれば、入試結果が出た後からでも受験できる大学を探すのが一般的です。
3月にも入試を行っている学校もあるので、片っ端から探していくイメージですね。
しかし3月入試を行っている大学はわずか。
そして倍率も高くなっています。
1校集中は絶対にせず、たくさんの大学に出願するのが良いです。
専門学校・短大に切り替える
大学だけではなく専門学校や短大にまで視野を広げるのも良いですね。
特定の業種への就職や資格取得を目指しているのであれば、専門学校の方が効率が良い場合もありますよ。
大学と同じく、3月まで入試をしている専門学校や短大は少ないです。
迷って行動できないでいるとどんどん選択肢が狭まってしまいますから、情報収集だけは早く始めましょう。
もう1年勉強する
自分も家族も「2浪OK」なのであれば、もう1年受験勉強を頑張るという手もあります。
2浪はNGというご家庭が多い中でこの選択ができるのは幸せなことです。
ただし勝算のない2浪は絶対にやめましょう!
「もう1年浪人すれば何とかなる」
なんて思考では失敗は目に見えています。
就職・フリーター
大学は何歳からでも入れますから、一度社会に出て働いてみるのも良い選択肢です。
一度社会人を経験すれば、勉強だけしていた時期には見えなかったものが見えてくるかもしれません。
「働く」という選択をするのは3月頃だと思いますので、いきなり正社員になることは難しいかもしれません。
会社によっては即採用してくれる場合もありますが…
何か月かの就活期間が必要になる場合が多いですね。
就職先が決まるまで一時的にアルバイトをするという人もいるようです。
浪人成功・失敗の定義はさまざま
ここで一度、浪人成功・失敗の定義について確認しておきましょう。
人によって何を失敗と捉えるのかは変わりますが、例えば…
- 第一志望校に合格できなかった
- 行きたいレベルの大学に全落ちした
- 現役時代と同じ(レベルの)大学にしか受からなかった
- 現役時代に合格できた(レベルの)大学に落ちた
- 文字通り全滅…大学生になれない
このようなことを「浪人失敗」と呼ぶ場合が多いです。
上の方であれば滑り止め校で妥協するか、もう1回チャレンジするかで迷うこともできますが…
下にいくにつれて選択の幅が狭くなってしまいます。
状況的にも、精神的にもです。
滑り止め校の選定をちゃんと行ったり日々きちんと勉強したりしていれば、このような「大失敗」は避けられるはず。
これから浪人に挑む人は大失敗は絶対に避けるべく「最悪の最悪の状態」を常に考えておきましょう。
浪人失敗を避けるために今からできること
ではこれからもう一度受験に挑む人はどのように行動すればいいのでしょうか?
自分に合った塾・予備校に入る
浪人の方法として、塾や予備校に通わない「宅浪」という方法もありますが…
- 勉強の方法が分からない
- 使うべき教材が分からない
- 頻繁に質問をしないと進まない
こういう人は迷うことなく塾や予備校に入ることをオススメします。
自分の勉強法にこだわりを持つのは良いことですが、成果が出ない場合は見直しが必要です。
成績が伸び悩んでいる場合、早めに先生にアドバイスをもらいましょう。
とにかく危機感を持つ
特に浪人生活がスタートした春頃は、
こんな風に考えてしまいがちです。
これこそが浪人に成功する人と失敗する人の違い。
浪人を決意した時点で余裕なんてありません。
背後から迫ってくる現役生ほど怖いものはありませんよ。
勉強計画を綿密に立てる
計画を立てないで勉強することは地図を持たないで旅行することと同じです。
まずは長期目標を決め、1週間単位の短期目標に落とし込みます。
そして1日ごとのやることリストを作っていきましょう。
勉強計画の立て方について詳しくはこちらのページでまとめています。
日々の過ごし方を記録→改善
日々どのように過ごしているかも細かく振り返ると良いですよ。
面倒に思えるかもしれませんが、記録を付けてみるといかに無駄な時間をすごしていたのかが分かります。
それを日々改善していって、無駄な時間を省いていきましょう。
特に宅浪の人は時間管理を徹底しましょう。
せめて1日何時間勉強したのかくらいは記録を付けることをおすすめします。
できるだけアルバイトはやめる
塾や予備校代を稼ぐために、やむを得ずアルバイトをしている人も多いかと思います。
でも…できるなら今すぐにやめたほうがいいです。
アルバイトをしていてはライバルと差がついてしまうのは当たり前。
働いている時間が長いほどハンデを背負うことになることを忘れないでください。
付き合う友達を選ぶ
ちょっと厳しい言い方になるかもしれませんが…
大学生になった友達とは少し距離を置いたほうがいいかもしれません。
自分だけまだ勉強をしている状況はきついものがありますからね。
そして大学生と浪人生では時間の感覚も違います。
1分1秒も無駄にできない状況だと覚えておきましょう。
そして予備校などで知り合った浪人友達にも注意が必要です。
あまり勉強に力を入れず、のんびりした浪人生活を送っている人も一定数います。
あなたが本気で第一志望校に合格したいと思っているのなら、そういった人たちとは必要以上に群れないようにしましょう。
併願校をきちんと選ぶ
第一志望校に合格できるかどうかももちろん大切。
しかし併願校についても第一志望と同じくらい真剣に考えましょう。
先ほども挙げたように、進学できる大学があるかどうかで選択の幅が変わってしまいます。
全落ちして仕方なくもう1年浪人をするのか、行ける大学はあるけど自分の意志で浪人を選ぶのか…
この2つは全然違いますよね。
受験に必要な科目、難易度、「もしも」の事態になった時に通っても良いと思える学校かどうかなどを総合的に考えるようにしましょう。
まとめ:浪人失敗を避けるためにできることをやっていこう!
- 浪人失敗の定義は人それぞれ
- 滑り止め校に受かっているのか、2浪OKなのかなどによって選択の幅が変わる
- 今できることはあらゆる事態を想定して動くこと
- 少なくとも「大失敗」にならないようにきちんと準備しておこう
今回は浪人に失敗するとどうなってしまうのかと、失敗を避けるためにできることについて紹介していきました。
浪人失敗の定義は人それぞれ。
「これだけは避けたい」という大失敗のラインも自分の中に持っていることでしょう。
それを避けるためにはしっかりと心構えをして、情報収集をすることが大切です。
特に滑り止めとなる大学の選定や、専門学校の調査は抜かりなくしておきましょう。
すべて結果が出そろった後に情報収集を始めるのは大変ですからね。
浪人という決断を後悔しないためにも、今できることを淡々とやっていきましょう!
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