こんな風に悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
受験勉強を始めるのに遅すぎることはあっても早すぎることはありません。
目標校があるのなら今すぐに勉強を始めるべきです。
今回は高2の夏休みに行うべき勉強についてまとめました。
どの科目を勉強したらいいのかや、基準の勉強時間についても詳しく説明しています。
本屋さんで手に入る市販の教材もご紹介していますね。
これを読んだらすぐ!受験勉強をスタートさせましょう!
高2の夏休み中の理想的な勉強時間は?
それでは高2夏からの受験勉強の理想的な勉強時間に触れていきたいのですが、ここで紹介するのはあくまで目安の時間です。
志望校にもよりますし、これ以上の勉強時間を確保している人もたくさんいますから。
現状の勉強時間と比較してみてくださいね。
一般的な勉強時間は4~5時間
高3になってからは1日8~10時間、またはそれ以上の受験勉強は当たり前です。
これに耐えられるように、高2のうちからある程度の負荷をかけて勉強をした方がいいですよ。
目安となるのは高3の1日の勉強時間の半分。
受験期の半分の時間も耐えられないようでは、受験生活を乗り切ることができませんね。
というわけで、まずは1日4~6時間を目標に勉強していきましょう!
そんな人は4~6時間の勉強は3日に1回でもいいです。
1日1時間でも2時間でも、毎日継続して一定量の勉強をこなしていくことが大切です。
ちなみに進学校・中堅校ではこの4~6時間という数字は当たり前です。
高2の時点ですでに10時間以上の勉強をしている人だって沢山います。
こんな人も多いかもしれません。
しかし、もし大学受験をするとなればあなたの周りだけでなくもっと広い世界に目を向けなくてはいけません。
井の中の蛙になってはいけませんよ。
MARCHは最低でも5時間、そして苦手潰し
そして一定以上のレベルの大学に合格したいのなら、皆と同じ時間勉強していかないといけませんよね。
まずMARCHレベルを目指すのであれば、1日最低5時間は確保したいところです。
私立大学入試は科目数こそ少ないですが、このレベルになってくると1科目で必要な知識量も膨大ですから。
またMARCH以上を目指す人はまんべんなく基礎的な知識を身につけると同時に、苦手分野を早期に潰しておく必要があります。
「ちょっと大変かも…」
と思うかもしれませんが、高2の夏から5時間くらい勉強していた人は高3の春の模試でC・D判定からスタートできることが多いです。
早くからD判定以上の結果を出せていれば、心にも余裕が生まれますね。
早慶・国公立は得意科目を中心に6~8時間
早慶や国公立を受験する人は、さらに勉強時間を捻出しましょう。
特に配点が高い科目や専門科目(選択科目)では他者と圧倒的な差をつけるべく勉強していきましょう。
難関国公立は絶対に8時間以上!
国公立大学は、絶対に8時間以上の勉強が必要です。
国公立大学は受験で使う科目が5教科7科目。
単純に考えても、私立大学の受験生の倍以上の勉強時間が必要なんです。
私大志望の人が高3から本格的な受験勉強に入るのなら、国公立を受験する人は高2で既に始めていないといけません。
特に、東大・京大をはじめとする難関国公立を受験する場合は並外れた努力が必要。
毎年東大に何名もの合格者を輩出する名門中高一貫校ならば、中学3年生で高校の全範囲を習い終わっているんです。
そんな人たちと戦うことになるのですから、とにかくすぐに始める必要があります。
難関国公立大学を目指す人は、自分の持つ時間をできる限り勉強に充てていきましょう。
高2の夏休みはどの科目を勉強したらいい?
次に、高2の夏休みに勉強するべき科目について解説していきますね。
受験に使う科目の基礎固めをしよう!
高校受験は5教科全部の試験が当たり前でしたよね。
でも大学受験は、受験に使う科目・使わない科目があります。
- 私立文系 : 英語+国語+社会1科目
- 私立理系 : 英語+数学+理科1科目
が普通です。
大学受験においては自分に必要な科目だけ勉強すればOK。
早い段階で志望校を決めていれば、必要な科目の取捨選択ができるんですよね。
高1で習い終わった科目から受験勉強に入るべき
例えば数学ⅠAなんかは高1の段階で学習を終えているでしょう。
このようにすでに高1で学習を終えた科目から受験勉強に入るのがいいですよ。
高3から受験勉強を開始しようとすると、忘れてしまっている部分の復習から入らなくてはいけませんからね。
オススメはやっぱり英語
英語は読解・知識・表現など、総合力の勝負。
一朝一夕で点数を上げることはできません。
そして英語は学年での範囲の区切りはあってないようなもの。
それに入試で英語の配点が他の科目よりも高く設定される場合が多いですからね。
長い時間を必要とする英語こそ、高2のうちからしっかり対策をしてきましょう。
科目ごとに模試での目標を決めよう
「高2で模試なんて早くない?」と感じる人もいるかと思いますが、そんなことはありません。
模試を受けるのは志望校判定を見るためだけではありません。
「自分が伸ばすべき力はどこなのか」を確認するのが模試を受ける主な目的なんです。
夏の終わりに模試が実施されますので、絶対に受験するようにしてください!
こちらの記事で模試の年間スケジュールが確認できます↓
そしてその模試に向けて目標を立てましょう。
絶対にその模試で目標が達成できるように、現実的で具体的な数値目標を立てます。
目標なしになんとなく模試を受けるのはもったいないです。
今後の勉強計画を組むうえでも目標設定は大切。
常に目標を持って受験勉強に取り組むようにしましょう!
高2の夏休みにおすすめ!英語の市販参考書をご紹介
ここでは高2の夏休みに解いておきたい、英語の市販テキストをご紹介していきます。
なぜここで英語のテキストだけご紹介をするのかというと…
英語はほとんど全員が使う科目ですし、教材との相性が合う/合わないが少ない科目だからです。
例えば数学だと、目指す大学のレベルによって使う問題集は変わってきます。
日本史だと使うテキストはみんな大体同じだと思いますが、テキスト性質(ノート式・演習型など)の使い方が違うなど好みが出ますので…
そして英語は高校3年間を通して学ぶ教科ではありますが、学年ごとの習う範囲なんてあってないようなものです。
教科書で初めて見る単語が出てきても…
なんて言われるような科目ですからね。
ということで英語については早くから受験勉強をスタートさせてしまいましょう。
英語は文法・長文・構文・英文解釈・単語・熟語など、バランスよく勉強していくことが大切ですよ。
文法は、文法書+演習テキスト
学校でこのような文法書を買っている人は多いのではないでしょうか?
このような文法書は文法事項を調べる時に辞書のように使えますので、1冊持っておいた方が便利です。
私のおすすめはこのForestという文法書。
英語が苦手な人でも読みやすいし、デザインもキレイなので…
ただ…このような文法書には演習問題があまり載っていないので、本当に覚えられたのかどうかが分からないんですよね。
やはり、”自分で手を動かして解く”系のテキストがあった方がいいです。
そこでおすすめなのがこちらのシリーズ。
こちらのシリーズはレベル1からレベル6までありますが、高2の夏休みであればレベル2まで完璧にしておくのが目安。
もし正答率の振るわなかった問題は、文法書や学校で使っている文法教材で復習していきましょう。
ちなみにこのシリーズ、長文バージョンもあります。
長文の読み方を基本から身につける!
こちらのテキストは本当に簡単な長文から始まって、だんだんと難しくなっていくものです。
全部で12題収録されています。
この長文テキストの良い所は、どのように復習したらいいのかもしっかりと説明してくれていること。
このテキストも私と同様、音読を推奨しています。
もちろん暗記ノートをつけて復習をしっかり行い、「解きっぱなし」にしないようにしましょうね。
構文は練習問題の多いものを
構文はこのテキストがおすすめ!
長文中でよく見るカタマリ表現を、簡単なものから説明してくれています。
構文の市販教材は、使える構文の羅列と解説がメインなのですが、このテキストの良い所は練習問題が多くついているところです。
左ページに解説・右ページに練習問題となっていますので、習ったことを確実に自分のものにできる工夫がなされています。
これは受験本番まで長く使えるテキストです。
高2の夏でしたら、Stage1までは終わらせておきたいところです。
英単語・英熟語は手持ちの単語帳を進めよう
もし学校で単語帳を購入したのであれば、それを進めていけばOK。
もし不安ならはじめに戻って復習をしていきましょう。
ただ…
手持ちのテキストが大学受験に対応しているのかどうかをしっかりチェックしてください!
本の帯や表紙に、どのレベルまでをカバーしているのかが載っているはずです。
もしも、大学受験よりも低いレベルまでしかカバーできないのであれば…
そのテキストをいくら完璧にしても、入試問題に出てくる単語は分からないままです。
きちんとレベルに合ったものを使うようにしましょう!
もしこれから新しく単語帳・熟語帳を買うのなら、ターゲットシリーズがおすすめです。
言わずと知れたスタンダードなテキストですね。
ターゲットシリーズにもいくつかの種類がありますが、おすすめなのはこちらです。
- 単語は『英単語ターゲット1900』
- 熟語は『英熟語ターゲット1000』
を使うようにしましょう。
もっと簡単な単語から載っているものもありますが、上を目指すのであれば基本的には1900ですね。
高2の夏はそれぞれSection1までを完璧にできるとGOOD!
英文解釈は高3でやればOK
これらとは別に、「英文解釈」の練習も受験には必要になってくるのですが…
英文解釈は、とても複雑に入り組んでいる文章を読み解かないといけないので、とにかく難しいんです!
基礎が身に付いていない状態で始めると、挫折の原因になってしまいます。
英文解釈はいったん置いておいて、上記で説明したテキストで基礎力の完成を目指しましょう!
まとめ:受験勉強は高2の夏休みからが理想!
- 勉強時間は最低でも4時間。
- MARCH以上を狙う人はもっとたくさんの勉強時間が必要。
- 英語と習い終わった科目は絶対に受験勉強に入ること。
- 基本の参考書を用意する。手持ちがないなら早めに揃えよう。
今回は高2の夏休みに勉強するべき内容や時間数についてご紹介していきました。
高2から受験勉強をスタートさせることは、早めに苦手な範囲を潰して実践的な練習を開始するために必須となります。
また高2からしっかり受験を見据えた勉強をしていれば、高3での負担がぐっと軽くなるんですよ。
全ての科目ではなくても、自分の手の付けやすい科目から受験勉強に入るというのもアリ。
とにかくすぐに行動に移すことが大切です。
毎日10の勉強をできなくても、1でも0.1でも、ゼロよりは全然マシです!
早くから受験勉強を開始して、充実した夏休みにしてくださいね。
先ほども書きましたが、「志望校が決まっていないと受験に使う科目が決まらない」という事態が起こってしまいます。
志望校をがっちり定めることができれば話は簡単ですが、この時期に決定できる人は少ないのが現状。
なので高2の夏は勉強と並行して、大学の情報収集も並行して行いましょう。
なんとなくの方向性やレベルなんかが決まれば、勉強するべき科目も見えてくるはずです。
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ただし、大学選びに気を取られすぎて勉強時間がゼロになるのは絶対に避けましょう!