大学受験を終えた先輩たちに話を聞くと、「もっとこうしておけばよかった!」という後悔の話をよくしてくれるんです。
これから大学受験を迎える皆さんはあまり考えたくはないかもしれません。
でも、せっかく先輩たちが共有してくれた後悔の話です。
同じ後悔をしないためにも、先輩たちと同じ失敗はしないようにしたいですよね。
今回は先輩たちの大学受験の後悔を共有していきます。
ぜひ他人事ではなく、「自分事」として受け取ってください。
受験勉強についての後悔
ここではまず、日々の受験勉強についての後悔をまとめていきます。
もっと沢山勉強しておけばよかった
受験生はみんなこう言うんです。
こういった後悔は受験直前、そして受験が終わった後にやってきます。
今は、「自分にしては頑張っているほうだな」と感じているかもしれません。
でも受験を終えた未来の自分が今の様子を見たら何と言うでしょうか?
「お前はまだまだ頑張れる!」
「今本気を出さなかったせいで…!」
なんて言われないようにしたいですね。
大学受験直前になったら、今まででは考えられないくらいの量の勉強をこなすことになります。
でも、受験直前期にできるということは今からでもできるということ。
要は気持ちの問題なんです。
自分の限界値は自分が思っている以上に高いものですよ。
1・2年生から勉強しておけばよかった
「受験勉強は高校3年生になってからでいいや!」と考えている人は多いんです。
でもよく考えてみて下さい。
1年生で数学Ⅰ・Aや生物、日本史などを習ったら、もう受験勉強に入れますよね?
3年生になって、復習から始めるのは本当に時間の無駄。
それよりも、その科目を習い終わったら、もしくは習っている途中から受験勉強に入るべきです。
上記のような1年完結型の科目だけではなく、英語や国語などの積み上げの教科も早めに受験勉強に入ることをおすすめします。
なぜなら、これらは経験値が物を言う科目だから。
「この単語は習っていないから解けない」なんて言うことは許されませんよね?
1・2年生のうちから少しずつ知識や経験値を蓄えていけば、確実に伸びる科目なんです。
そしてこれらは大学受験生のほぼ全員が使う科目です。
3年生になってからしか取り組めない科目もあるのですから、他の科目はなるべく早く受験勉強に取り掛かりましょう。
戦略的に科目対策をしておけばよかった
こんな人は実際に多いんです。
ついついやりやすい科目から勉強を始めてしまう気持ちは分かります。
でも、勉強の目的はあくまで「苦手なことをできるようにすること」!
実際は逆で、自分の嫌いな科目から受験勉強を始めるべきです。
また受験する学部・学科によって科目の比重が違いますよね。
「日本史は200点満点、他は100点満点」なんて定められていることもあります。
配点の高い科目は一番力を入れて勉強してください!
そして配点を知るために、早めに受験する大学・学部・学科を定めたいですね。
こちらの記事では志望校を早く決めることの大切さをご紹介しています。
早めに塾・予備校へ通えばよかった
塾や予備校選びも、3年生になってからでは遅いですよ。
もし選んだ塾や予備校が自分と合わなかったら…
また時間をかけて探し直しになってしまいます。
高校3年生になってからこういったことに時間をかけるのは大幅なタイムロス。
そうならないように、1・2年生の時間のある時に塾選びをしましょう。
「この塾合わないな」と思ったらじっくり次の塾を探すことができますもんね。
ちなみに私のおすすめは個別指導。
大学受験生こそ一人一人に合わせたカリキュラムで、効率よく受験勉強を進めていく必要があります。
一言で個別指導と言っても、個別指導塾や家庭講師など、個別指導の形態はたくさんあって迷ってしまうかもしれません。
こちらの記事では個別指導にはどんな形態があるか、そして選び方なんかをご紹介しています。
大学選びについての後悔
学部・学科選びをしっかりしておけばよかった
受験直前期になって、受験する学部・学科を変えたくなってしまう人もよくいるんです。
もちろん出願するまではいくら志望校を変えてもいいのですが…
受験に使える科目が変わってしまうこともあるので要注意!
今までは現代文の勉強をすればOKだったのに、古文や漢文も必要になってしまったり…
公民が使えなくて日本史・世界史をこれから勉強しなくてはいけない…
なんて事態になってしまっては最悪です!
また、大学に入学してから「なんか違う…」って感じることもあります。
そういった事態を防ぐために、事前の学部・学科選びは慎重に・時間をかけて行いたいですね。
受験はとにかく情報戦です。
「知らなかった」では済まされないくらい、人生を左右するものです。
事前に情報をたくさん集めて、じっくり時間をかけて精査しましょうね。
志望校がまだ決まっていない人は、まずは気になる大学の資料請求をしましょう。
こちらのサイトは短大や専門学校のパンフレットも一括で請求できるのでおすすめです。
色々な学校のパンフレットを読み比べているうちに、将来について見えてきたり、興味の幅が広がるかもしれません。
選択肢は多い方が断然良いですからね。
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色々な大学・専門学校を見ておけばよかった
受験する大学をいくつか定めて、そこで情報収集を終わりにしてしまう人も多いです。
同じ学科でも、大学によってそれぞれ特色がありますよ。
実際に見てみないと分からない部分もあるので、いろいろな学校のオープンキャンパスに行きましょう!
また、専門学校という選択肢もありますよ。
なんとなく「専門学校だったら大学の方がいい」と思っている人も多いかもしれませんが、そんなことはないんです。
目指している業界によっては専門学校の方が有利なこともありますよ。
専門学校のことをきちんと分かったうえで、冷静な決断を下しましょうね。
将来を見据えて受験する大学を選ぶべきだった
今興味のある分野から大学を選ぶ人は多いです。
私も大学は興味優先で決めました。
でもそれって、就職には直接結びつかないことも結構多いんですよね…。
興味のある分野から大学を選ぶのか、就職を見据えて大学を選ぶのかは人によって様々です。
でも「就職に直結する学部」を選びたいのであれば、大学卒業後のビジョンをある程度持っておく必要があります。
滑り止め校についても真剣に考えておけばよかった
滑り止め校についても、第一志望校と同じくらい真剣に考えましょう!
あまり考えたくはないのですが…第一志望校に落ちたら4年間通う大学ですよ。
適当に選んでしまっては4年間もやもやした気持ちで通うことになってしまいます。
納得して通える大学を、じっくり選びましょうね。
チャレンジ校にも出願しておくべきだった
「自分の実力で十分受かる大学しか受けない」という作戦も悪くはないのですが…
「もし一つ上のレベルの大学に受かっていたら、間違いなくそちらに進学していた」って人も結構いるんです。
未来の自分が納得できればそれでいいんですが、「あの時もう少し頑張って上を目指していればなあ…。」ってならないようにしたいですね。
推薦入試・AO入試を受けておくべきだった
もし第一志望校がしっかり定まっていて推薦入試・AO入試に出願できるのなら、絶対に受けたほうがいいです!
早い時期に合格を決めればそのあとはバイトでもなんでもし放題。
「実際の学力で勝負しない推薦入試・AO入試はなんとなく嫌…」と思っている人もいるかもしれませんが、入学してしまえばそんなの関係ありませんからね。
こんな風に思って受けない人も多いかと思いますが、推薦入試は絶対に受けたほうがいいです!
不合格をもらった人は死に物狂いで頑張れますが、不合格をもらったことのない人は危機感を感じるのが受験直前になってしまいます。
その他、大学受験でこんな後悔をした人も
これら以外にも、先輩たちはこんな後悔をしていますよ。
文理選択を間違えてしまった
高校2年生での文理選択を間違えてしまうと大変なことになります。
受験で必要なのに学校で履修できていない科目ができてしまうんです。
その場合、全部自分で勉強することになってしまいますよ。
理系→文系の変更はまだどうにかなりますが、
文系→理系の変更はほぼ不可能と言っていいでしょう。
適当に選んでしまうと自分を苦しめることになってしまいます。
選択科目を適当に選んでしまった
選択科目を間違えてしまうと、このようなことが起こり得ます。
特に歴史ではなく公民で受験しようとしている人は要注意!
公民では受験できない大学も存在しますよ。
そして、物理化学ではなく生物を選択しようとしている人も同じように注意しましょう。
必ず各大学の募集要項を確認しましょうね。
大学で取れる資格についてもっとよく確認しておくべきだった
実は大学で取ろうとしていたその資格、独学で勉強しても取得できるなんてこともありますよ。
そのことを知っていればもっと他のことで大学を選んだりできますもんね。
細かいことですが、知らないよりも知っていた方が断然いいです。
そして、大学によって取れる資格も様々。
同じ資格でも…
- その資格取得に向けての授業があるのか
- 別料金を払って講座を受けるのか
なんて違いも出てきます。
事前によく確認したいですね。
浪人についてもっとしっかり考えておくべきだった
浪人なんて、冗談でも考えたくないとは思います。
でもしっかり考えなくてはいけないことです。
親も自分も浪人する覚悟ができているのなら、第一志望校だけに焦点を当てて勉強を進めていくのもいいでしょう。
でも浪人は絶対NGならば…
本当に本当に失敗しても絶対に合格できるような大学まで滑り止めで受ける必要があります。
そして、全滅してしまったときの心の持ちようが全然違います。
浪人できるのであれば、おとなしく次の年に向けた対策に入ることができますね。
全滅してしまったあとでこれから受験できる大学を探すとなると、受験できる大学も限られてくるし、焦って空回りしてしまう危険性も出てきます。
受験って、”本当に最悪の事態”まで想定しないといけないんです。
浪人については早いうちに、親や先生と話し合ってください。
同じ後悔をしないために、今からできることを全力でやろう
- 受験の後悔は勉強量だけではない。
- 受験校選びから利用科目まで、経験したからこそ分かるものがいっぱい
- 先輩たちの後悔から学んで、確実に勝ちにいこう!
今回は先輩たちの大学受験への後悔をまとめていきました。
生徒達には、「こんな後悔をしないようにね」と日々伝えているのですが…
自分がいざその立場になってみないと本当の意味が分からないものです。
まだ受験まで時間があると思っていても、早めにどんな後悔があるかを分かっておいたほうが絶対にいいです。
先輩たちと同じ後悔をしないためにも、この記事を読んでいる皆さんは早くから「自分事」として捉えておいて下さいね。
受験を終えたとき「悔いはない!」と胸を張って言えるといいですね。
皆さんの受験が成功することを祈っています!
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